ASP-LQS『Real Bvoice Pro Longboard Taito』はトリッキー・コンディションで開幕。

ASP-LQS『Real Bvoice Pro Longboard Taito』はトリッキー・コンディションで開幕。 


エクセレントをマークしたジョーンズ


2014年6月7日土曜日:2014年ASPジャパンツアー第2戦LQS 2スター『Real BvoicePro Longboard Taito Press by KAIDO』が、千葉県いすみ市太東海岸でスタート。激しい風雨に見舞われた太東海岸。波のサイズは胸肩ぐらいはあるものの、東北東からのオンショアは、選手達にトリッキーなコンディションでのパフォーマンスに強いた。

 

そんなコンディションで、コンテストはメンズのラウンド1のラウンドオブ32からスタート。その後、ウイメンズのラウンド1、ラウンド2が行われ、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。

 

テイラー・ジェンセン(USA)

 

今大会の注目は、2XASPワールド・ロングボード・チャンピオンである テイラー・ジェンセン(USA)と、2013年のASPワールド・ロングボード・チャンピオンとなったペルーのピッコロ・クレメンテ

 

ペルーのピッコロ・クレメンテ

 

ジェンセンはラウンド1のヒート4で、バラエティに富んだマニューバーを披露し、7.50をマーク。更にエクセレントの8.25という本日のハイエスト・シングル・ウェイブを叩き出し、ヒートトータル15.75で、ワールドチャンピオンの強さを見せつけた。一方、クレメンテは、トリッキーなコンデイションにスコアリング・ウェイブを見つけられず、ヒート終了間際まで3位を強いられたが、ラストウェイブで逆転し、2位でラウンドアップを果たした。

 

ニック・ジョーンズ

 

また、オーストラリア・ヌーサの若手サーファー、ニック・ジョーンズも、フォアハンドの鋭いリエントリーを決めて、エクセレントの8.00をマーク。昨年の大会でも素晴しいパフォーマンスを見せて、第2位となったフランスのエミリアン・フルーリ(FRA)は、前半にトップを奪うも、スコアリング・ウェイブを見つけられずに、3位で敗退という番狂わせが発生した。

 

昨年のディフェンディング・チャンピオンである畑雄二

 

日本勢では、昨年のディフェンディング・チャンピオンである畑雄二が第1ヒートから、7.50と6.75といったハイスコアを連取。ASP ジャパンツアーのリーダーであるユージン・ティール、昨年のイベントで3位となったロコボーイズの櫻岡甲太も6.50をスコアしてラウンドアップした。

 

 

ユージン・ティール

 

そして、ウイメンズでは、この太東をホームとする鈴木由貴が。トップ10ウェイブ・スコアの上位を独占。昨年の優勝者である小熊明美、千倉のJPSAで優勝した吉川広夏なども順調にクオーターファイナルに駒を進めた。一方で、昨年のイベントで2位となった太東をホームブレイクとする岡澤紫穂や、ショートボードで活躍する北澤麗奈らが惜しくもラウンド2で敗退となった。

 

櫻岡甲太

 

撮影:山本貞彦

 

明日のファーストコールは7:30AM。ファイナルでは、コンディションが上向く予報なので、熱いバトルに期待したい。

このイベントは下記のオフィシャルサイトでライブ中継されます。

イベント公式サイトはこちらから:

http://www.aspjapantourlive.com/2014/taito/index-jp.php

 

女子の昨年の優勝者、小熊明美

 

『Real Bvoice Pro Longboard Taito Press by KAIDO』の会場となる千葉県いすみ市太東海岸では、2014年5月31日~6月8日の期間において「2014年サーフタウンフェスタ」が開催され、地元の特産物の屋台なども数多く出店し、様々な催し物も行われ楽しめるイベントとなっているので、会場へ足を運んでみよう。

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