パタゴニアとYulexがネオプレーンに代わる初のウエットスーツ素材を発表

パタゴニアとYulexがネオプレーンに代わる初のウエット素材を発表 


パタゴニアの藤倉克己氏(左)大原徹也氏(中央)

 

パタゴニア・インターナショナル・インク社(本社:米国カリフォルニア州ベンチュラ/日本支社:神奈川県鎌倉市)は、植物由来のネオプレーンスポンジを主成分としたウエットスーツの開発に成功。柔軟性、強度、耐久性を兼ね備えた次世代環境対応型のウエットスーツの販売を、世界に先駆けてパタゴニアサーフストア2店舗(サーフ東京-東京都渋谷区、サーフ千葉-千葉県一宮町)にて来春より開始する。パタゴニア日本支社では、この新素材ウエットスーツに関する記者発表会を、11月16日に開催。記者発表会では、アメリカよりパタゴニア本社の担当者および、素材を開発したYulex社のCEOが来日し、この革新的なウエットスーツについて説明した。

 

製造工程の素材サンプルなどが展示された。
USより本社担当者および、素材を開発したYULEX社CEOが来日

パタゴニアがYulex社とのパートナーシップのもと開発したウエットスーツは、ストレッチ性が30%向上し,速乾性があり,温熱効果の高い,これまでのネオプレーンに代わる初の再生可能なバイオラバーを使った「グアユール」ベースのウエットスーツ。Yulexのバイオラバー・マテリアルは、少量の水で栽培でき、アメリカで自生する、農薬を必要としない、再生可能な非食用作物「グアユール」から出来ており、従来のトラディショナル・ネオプレーンと比較して、とてもクリーンな製造プロセスで作ることが出来る環境に優しい素材である。現時点でのグアユール配合率は60%であるが,将来的には100%にする事が目標となっている。

 

当面この新しいウエットスーツは、パタゴニア日本支社直営店のみで発売。2013年春には、カリフォルニアのヴェンチュラ(CA)にあるパタゴニアのウエットスーツ施設でのカスタムオーダーが出来るようになり,その後、全世界で発売が予定されている。

 

【問合せ】パタゴニア・カスタマーサービス:0088-252-252(フリーコール)