エスキヴェル兄弟がトップパフォーマンス、井上鷹R32へ。フィリピン勢の圧倒的強さを見せたラ・ウニオン・インターナショナル・プロ2日

フィリピン・ラウニオン州サンファン、ウルビズトンドビーチ(2026年1月21日水曜日)- ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ラ・ウニオン・インターナショナル・プロ ワールドロングボードツアー予選の2日目は、フィリピン勢の驚異的な活躍が目立った。

モナリザポイントのクリーンな3~4フィートのコンディションの中、地元ラウニオンの選手たちは男子ラウンドオブ64で行われた16ヒートのうち半数を勝ち取り、計11名のフィリピン選手がラウンドオブ32へ進出した。

 

 

この日の最高得点を記録したのは兄弟のロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)とジュン・エスキヴェル(PHL)で、それぞれ2ウェイブトータル15.17(満点20点)と14.50をスコアした。

兄のロジェリオは、この日唯一のエクセレントスコアとなる8.50(満点10点)を記録し圧倒的な勝利を収めた。一方、ジュンは7.67を獲得し、2度の世界王者であるフィル・ラジズマン(BRA)を抑えてに勝利を勝ち取った。兄弟は互いに非常に競争心が強いが、海の中では全く仲が良い。

 

「一番好きなのは兄貴だよ」とジュン・エスキベルは語った。「プライオリティの使い方や、どこに行けば良い波が取れるかを教えてくれたのは兄貴だ」

 

ジュン・エスキベル(PHL)はこの日、兄に次ぐ2番目の高得点を記録した。WSL / Cait Miers
ロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)WSL / Cait Miers
ロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)WSL / Cait Miers

 

ロングボードツアーに初めてクオリファイしたフィリピン人サーファーであり、現在世界ランキング8位のロジェリオは、これまでここで行われた3回の大会で全て優勝しており、自国では無敗を誇っている。

29歳の彼は、地元チームの非公式リーダー兼コーチとして、勝者と2位に与えられる2026年のロングボードツアーへの2つのワイルドカードスポットをフィリピン人が獲得することを期待している。

エスキヴェルは、初日に活躍した別の地元選手、ジョン・ブライアン・マルティネス(PHL)とヒートをシェアしたが、最終的にはドゥウェ・ロブロック(NLD)に敗れ、2位で勝ち上がった。

 

 

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「仲間のビトン(ジョン・ブライアン・マルティネス)が、最後の数分間は 2 位につけていたのに、ドゥウェ・ロブロックが波をキャッチして、プライオリティを確保できなかったのが本当に残念だ」と、ロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェルは言った。

「私は彼らに、ワールド・ロングボード・ツアーで学んだことをすべて伝え、アドバイスをしている。彼らにも世界トップクラスになってほしいから、自分の持っているものをすべて共有しているんだ」

 

ロングボードツアーのベテラン、ベン・スキナー(イギリス)は、息子のルーカス・スキナーとともに、ラウンドオブ32に進出した。WSL / Cait Miers

 

地元のベニート・ネリダ(PHL)、ロジャー・カソガイ(PHL)、 RJチコ・ロペス(PHL)、ペリー・ベンチュラ(PHL)、クリサント・ビジャヌエバ(PHL)、ジャスティン・エブエザ(PHL)は、それぞれのHEATで勝利を収めた。

 

一方、エブエザ兄弟の兄であるジョマリー・エブエザ(PHL)とエドガー・カルボ・ジュニア(PHL)は、エスキベル兄弟の甥であるアンドルー・エスキベル(PHL)とともに、2位でプログレッションを果たした。

 

ジョマリーは、ルーカス・スキナー(GBR)がヒートの終盤に首位に躍り出て、2位に転落。この日の最初の国際ヒート勝利を勝ち取り、6連勝を続けていたフィリピン勢の連勝を止めた。

 

スキナーは、先ごろ終了した WSL ワールドジュニア・チャンピオンシップに出場した後、父親の ベン・スキナー(GBR)とともに、初の WSL ロングボードチャンピオンシップに出場することを選択した。

 

ジョマリーは、このイベントで過去 2 回準決勝に進出しており、2025 年のロングボードツアーではルーキーだったため、ルーカスがフィリピンの支配を打ち破ったことは、さらに驚くべきことだった。

 

一方、父スキナーも最初の波で7.00を記録し。ファーストラウンドで勝利を果たした。2017年以来初めてロングボードツアーのトップ10圏外に終わったベテラン選手は、フィリピン大会で好成績を収め、世界トップクラスの地位を維持したいと考えている。同時に息子と共に競う機会を心から楽しんでいる。

 

「ラウニオンでは最高の時間を過ごせた。皆が温かく迎えてくれ、ロングボードやサーフィン全般への情熱が伝わってくる」とスキナーは言った。「サーファーだけでなく、ビーチにいる誰もが状況を理解している。こんな場所に来られるのは本当に新鮮だ。ここのサーフィンのレベルには驚かされる。素晴らしいよ。

ジェイアール[ロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル]はもちろん、ジョマリー[エブエザ]、ロジャー[カソガイ]、ジュン[エスキヴェル]らもトップクラスだ。名前を挙げきれないほど多くの実力者がいる。正直、この場所には圧倒されたよ。

今は、自分がサーフィンするより、子供たちのサーフィンを見ている方がずっと楽しいんだ。子供たちが僕と一緒にサーフィンしたいと言ってくれるのは本当にありがたいこと。海に入って一緒にサーフィンしたいと思ってくれるのは特別なことだから、ただそれを楽しむつもり。そして、これからもずっと続けていけたらいいなと思っている。」

 

ベン・コンシディン(AUS)はヒートを通して着実にスコアを積み上げ、故郷の象徴的なポイントブレイクで磨かれたクラシックなラインを描いた。WSL / Cait Miers
ベン・コンシディン(AUS)WSL / Cait Miers

 

新鋭選手であるギャビン・イドーネ(USA)、ジャック・タイロ(NZL)、ベン・コンシディン(AUS)は、それぞれ今日好成績を収めた。

3人とも過去にロングボードツアーのワイルドカードで出場経験はあるが、正式なクオリファイはまだしていない。

三人の中で唯一のグーフィーフッターであるコンシディンは、ヒート合計12.36で最高得点を記録した。波に乗るたびにスコアを伸ばしたオーストラリア人は、6.33のハイスコアを叩き出した。この波では、重要なノーズワークに加え、故郷ビクトリアのポイントブレイクで磨き上げた、長く続くラウンドハウス・カットバックを披露した。

 

「今日は波が本当に良かった。超、超楽しかった」とコンシディンは語った。「ウォールで巻き上がるような波をいくつか見つけることができてラッキーだった。あれはエピックなもので、ノーズライドやターンができた。シンプルに、必要なところでプッシュし、必要なところで波のフローに任せるようにした。うまくいって嬉しいよ」

 

コンシディンに続き、元ロングボードツアー選手であるカイマナ・タカヤマ(USA)がブザービーターで2位で勝ち上がり、同国のニコ・エスピノサ(USA)とインドネシアのアイバン・スデナ(INA)を敗退させた。

 

ツアーの常連である井上鷹(JPN)も、最後にスコアを上げて僅差で敗退を免れ、リクオリファイへの望みを繋いだ。しかし、他の日本選手(塚本将也、田岡遼平、秋本祥坪、菊池里騎、石井乃亜、石川拳大、佐藤広)は惜しくもラウンドアップを果たすことは出来ずに初戦敗退となった。

 

 

ラ・ウニオン・インターナショナル・プロは、2026年1月20日から24日まで、フィリピン・ラウニオン州サン・フアンのウルビストンド・ビーチにあるモナリザ・ポイントで開催される。詳細や結果については、WorldSurfLeague.com を参照するか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。