フィリピン、ラウニオン州、サンファン、ウルビズトンドビーチ(2026年1月20日火曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ワールドロングボードツアー・クオリファイ・イベントのラ・ウニオン・インターナショナル・プロ 初日は、理想的なコンディションの中で、女子準々決勝進出者が決定した。
2~3フィートにサイズアップしたスウェルが、驚くほどクリーンでグラッシーなコンディションで一日をスタート。今大会の勝者と2位に与えられる2026年ロングボードツアーのワイルドカード4枠を争う舞台を整えた。女子のラウンド48とラウンド32、男子のラウンド72が完了した。
前シーズンを休養に充てていたロングボードツアーのベテラン、マリア・フェルナンダ・レイエス(ペルー)が、1年ぶりにWSLの競技に復帰した。
28歳のパンアメリカン競技大会金メダリストは、強豪揃いのラウンド48ヒートで大会初のエクセレントスコアとなる8.17(満点10点)を記録。
このヒートではルーシー・スモール(NZL)が僅差でラウンドアップ、インディ・ホフマンとミッキー・ラモス(PHL)が敗退した。フェルナンダ・レイエスは、フィリピン初出場となるこのヒートで、得意のノーズライドと力強いカービングを組み合わせ、この日のハイエストのタイとなるヒート合計14.67(満点20点)を記録した。


「ヒートを勝ち、良いスコアを獲得できて嬉しいです」とフェルナンダ・レイエスは語った。「本当に美しいビーチで、波も楽しい。初めて訪れたこの地には夫と親友たちが同行しています。人々はとても親切で、素晴らしい雰囲気ですね。この大会を主催したWSLと、運営を担ったフィリピンに感謝したいです」
スモールとフェルナンダ・レイエスもそれぞれラウンドオブ32を勝ち抜き、クオーターファイナルへ進出した。
スモールの次点でこのラウンドを突破したのは、WSLイベント初出場のアンブレ・ヴィクトワール・ダメストイ(FRA)。この2人は、ケイトリン・ミケルセン(USA)とキラ・モルナー(AUS)という、ロングボードツアーのベテラン選手2名を敗退させた。

ロングボードツアーで10年以上の経験を持つもう一人の選手、田岡なつみ(JPN)は、初戦のヒートで見事なパフォーマンスを見せた。田岡は複数のクリティカル5を含む高速波で2つのハングテンを決め、この日の最高シングルウェイブ・スコアとなる8.33を記録した。
2023年の大会勝者であり、2025年には2位となった田岡は、フィリピンでの長年の競技経験を通じてラウニオンの波をこよなく愛するようになった。今大会では、モナリザ・ポイント史上最大規模の国際的な出場者層を相手に、その経験を活かしている。
この投稿をInstagramで見る
「ラウニオンは、私の大好きなお気に入りの場所です」と田岡は語った。「日本ではリーフブレイクがあまり多くないため、初めてここに来た時は自分にとって少し苦労しましたが、今では何度もラウニオンを訪れ、ここでサーフィンするのがとても心地良くなりました。
今朝練習した時は、午前5時45分にサーフィンしました。暗かったですが、波はグラッシーでクリーンで、ハンクファイブが非常にやりやすかったです。今朝と比べると、いまの波は少しバンピーで風も強いですが、自分のリズムを見つけ、8.33を取れて本当に嬉しかったです。」
田岡は、現地の新星マラ・ロペス(PHL)を抑えて勝ち上がった。14歳の彼女は、姉のアシュリー・ロペス(PHL)に先立ってクオーターファイナル進出を決めた。アシュリーは接戦の末に勝利を勝ち取り、シーラ・メイ・コンヴィクト(PHL)も勝ち上がった。


井上楓(JPN)は2024年ラ・ウニオン・インターナショナル・プロで初のLQS優勝を勝ち取り、本日もソリッドなスコアでクオーターファイナル進出を決めた。
井上に次ぐ2位となったのはサマー・ロメロ(USA)。43歳の2004年世界ロングボードチャンピオン、ロメロは、25歳のマヤ・グラゼナップ(FRA)と21歳のデリラ・ハッチンズ(コスタリカ)の両選手を抑えて、勝ち上がった。
2025年ロングボードツアーの新人である井上は、QFではエミリー・カリー(イギリス)と対戦する。カリーは2024年ツアーの選手で、本日は2ヒートを勝利した。同じく2025年新人のマリア・イラガン(アメリカ)とジンジャー・カイミ(イタリア)もクオーターファイナルに進出。ツアーのベテランであるオフェリー・ア・クエン(FRA)もクオーターファイナルに進出を決めた。

男子 ラウンドオブ72では、ジョン・ブライアン・マルティネス(PHL)が地元選手たちのペースメーカーとなった。
このラウンドに出場した 8 人のフィリピン人サーファーのうち、4 人が勝ち上がった。マルティネスは、この日の男子最高得点のひとつである 6.67 を含む、合計 11.34 の ヒートスコアをマークした。WSL イベントに初めて出場した 21 歳のラウニオン出身の彼は、プログレッションしたことに非常に興奮していた。
「WSLに出場するのは初めてだから、すごく嬉しいです」とマルティネスは語った。「友達と一緒にこのヒートでサーフィンできて、本当に興奮しました。僕たちは毎日一緒にサーフィンしているんです。
このヒートで勝てて、今はただただ嬉しい。楽しみながら、フリーサーフィンをする時と同じようにサーフィンしようって言ったんです。戦略や計画は特になくて、ただ楽しみたいって思っただけです」
マルティネスはダニーロ・フォンタニラ(PHL)と勝ち進み、ジェイル・ゼン・アリブアボ(PHL)とマービン・アバット(PHL)もそれぞれの勝ち進み、14人のフィリピン人サーファーがラウンドオブ64入りを果たした。

この日の男子シングルウェイブ・スコアのハイエスト 6.90 を記録したのは、この大会で意外な存在である ルーカス・スキナー(イギリス)だった。
接戦の末、4 位から 1 位に躍進して勝ち上がった世界トップクラスのジュニアサーファーであるスキナーは、先日終了した WSL ワールドジュニア・チャンピオンシップに出場した後も、フィリピンでの大会を続けることを決めた。
18歳の彼は、ロングボードツアーのベテランである父ベン・スキナー(イギリス)と共に、自身初のWSLロングボード大会に加わった。

「ワールドジュニア選手権の後、ロングボード大会のためにここに留まり、父と競い合おうと思ったんです」とスキナーは語った。「だからしばらくここにいるんです。ここでの時間は本当に大好きなんです。
この波はすごく楽しい。ホームの寒さから解放され、またボードショーツで過ごせるのが本当に気持ちいいですよ。あのヒートを勝ち抜けて、誰もいない状態で次のヒートに進めるのがすごく嬉しい。初めての本格的なロングボード大会でヒート勝利を収められて最高です」
海南島のティアンヤン・ワン(CHN)も、自身初のWSLイベントでヒート勝利を勝ち取り非常に興奮していた。一方、ゴールドコーストのアーチー・ベムローズ(AUS)がこの日の男子勝者を締めくくった。

明日から波は更にサイズアップの予報で、日本人選手はラウンドオブ64からH2秋本祥坪、H5菊池里騎、H7石井乃亜、H8佐藤広、H9井上鷹、H10塚本将也、H13石川拳大、H16田岡遼平が登場する。




