渡邉壱孔がQF進出。松岡亜音は池田美来との激闘を制し準々決勝進出!「自分のサーフィンを思い切り発揮したい」WJC大会3日目

ウルビストンドビーチ、サンファン、ラウニオン、フィリピン(2026年1月13日火曜日) – 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ワールドジュニア・チャンピオンシップ・フィリピン3日目は、女子エリミネーション・ラウンドの残りの2ヒートから再開。競技は現地時間午前8時5分に開始された。

女子エリミネーション・ラウンド終了後、男子ラウンドオブ16が行われ、女子ラウンドオブ16も行われた。

 

 

男子のラウンドオブ16-H6で渡邉壱孔(JPN)ウィル・ディーン(USA)と対戦。ウィル・ディーンはノースカロライナ州アウターバンクスに住む17歳のコンペティティブサーファー。今季バルバドスのプロジュニアで優勝しノースアメリカのジュニアランキング1位でWJC出場。一方、渡邉壱孔(JPN)もアジアのジュニアランク1位でWJCにクオリファイした。

 

ディーンがオープニングウェイブを掴み、小振りながらコンビネーションを見せて5.00というスコアでヒートを開始。サイズダウンして、波数も減る中でディーンは続けてインサイドの波で5.17をスコア。ヒートをコントロールする。

 

じっくりとセットの波を掴んだ渡邉は、クリエイティブでパワフルなコミットしたラインを組み合わせて、各セクションのスコアリング・ポテンシャルを最大限に引き出し、エクセレントに迫る7.50というハイスコアを叩き出す。

 

渡邉壱孔

 

ディーンも6.67で応戦。それに対し渡邉もシャープなサーフィンでリバースも決め、バックアップの5.83をスコアして逆転に成功する。ディーンをニード6.67と追い込む。渡邉はここまで完璧な素晴らしい試合運び。

 

残り5分でディーンが優先権を持ってセットの波を掴む。シャープなサーフィンディリバースを含むコンビネーションで5.97とバックアップを伸ばすも逆転ならず。見事、渡邉がクオーターファイナル進出を決めた。

 

「この30分のヒートの中で1本は一番良い波に乗りたいって、ずっと思っていたので、待って待って、待ち続けてきたので本当に良かったです。」渡邉が語った。「ラウンド1は緊張したんですけど、ラウンドオブ16の重圧もかなり気持ち良い感じで楽しめて、良いヒートだったと思います。

この板はこの試合に向けて超急ぎで3日で作ってもらって、ファイナルフィフティってモデルなんですけど超調子良いです。ここの波は自分のペースに合っている波質だと思っているので、次のヒートもこの調子で頑張りたいと思います。」

 

女子のラウンドオブ16H4では、日本の池田美来と松岡亜音が対戦。松岡は3戦のジュニアシリーズで全てファイナル進出し、1戦で優勝してトップでクオリファイ。CSサーファーの池田はクルイで優勝し2戦のみの出場でワイルドカードを得て出場。

 

今回新しい板が調子がいいと言っていた松岡は、オープニングラウンドで見せた好調さを維持。パワフルなバックハンドで激しくボードを蹴り出して5.67と4.73をスコアしてヒートをリードしていく。

 

松岡亜音

 

池田もフォアハンドで際どいポジションにチャージを見せ、4.50をスコア。バックアップを3.70として応戦する。

後半に入りセットの数が極端に減り、優先権を持ったままニード5.90を超えるセットを待つ池田。残り5分を切って波を掴んだがファーストセクションでワイプアウト。そのままタイムアップとなり、松岡がクオーターファイナルへ勝ち進んだ。

 

親友との激闘を制して

松岡にとって、このラウンドオブ16は特別な一戦となった。対戦相手は、幼い頃から切磋琢磨してきた友人であり、ライバルでもある池田美来だったからだ。

インタビュアーから、池田とのヒートについて問われると、松岡選手は少し照れくさそうに、しかし誇らしげにこう答えた。

 

「次のラウンドに進めて嬉しいです。美来はとても素晴らしいサーファーで、小さい頃から知っている大好きなサーファーの一人です。美来と一緒に戦えたのは楽しかったです」

 

互いに手の内を知り尽くした二人の対決は、まさに熱戦となったが、松岡は冷静に自身のサーフィンを貫いた。 

 

── 変化するコンディションへの対応

 

今大会は期間中、コンディションは目まぐるしく変化した。ヒート中も徐々に波が弱まるタフな状況となったが、松岡は的確に良い波を見つけ出していた。

「毎日コンディションが違いますが、良い波を見つけて乗ることに集中していました。ヒート前にはコーチと話し合い、インサイドのボウルが良い形になっていたので、そこを狙おうと決めていました。狙い通りの波に乗れて良かったです」

ヒート終盤は波数が減りスローな展開となったが、事前の戦略通りインサイドのセクションを攻略したことが勝因となったようだ。

 

── 日本のファンへ向けて

最後に、日本で応援するファンや家族へのメッセージを求められると、松岡は力強く感謝と抱負を語った。

「ライブで応援してくれてる皆さん、ありがとうございます。ラウンドオブ16を勝てて、次クォーターに進出ができたので、すごく調子が良いので、このボードで波に乗って自分のサーフィンを思い切り発揮して、次もラウンドアップできるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

絶好調のボードと自身のライン取りに手応えを感じている松岡亜音。次なるクォーターファイナルでの更なる活躍に期待が高まる。

 

クオーターファイナルで渡邉壱孔は、優勝候補のウインター・ヴィンセントと、松岡亜音は優勝候補のアイラ・ハパッツと対戦する。がんばれ!日本!

 

ライブ中継を見る

2025 WSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・フィリピンは、2026年1月11日から18日まで、フィリピン・サンフアンのウルビストンドビーチにあるザ・ポイントで開催される。競技はWorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ中継される。