2025/26年リップカール・エディ・アイカウ・ビッグウェイブ・インビテーショナルの招待選手と補欠選手、アイカウ一族、スポンサー、そしてノースショアのコミュニティ全体を含む数百人が集結し、オープニング・セレモニーが去る12月5日に行われた。
ワイメアは、伝説的なハワイのウォーターマン、エディ・アイカウの功績を称えるために世界中から集まったサーファーたちによる追悼の場となった。
サーフィン界において、エディほど文化的な意義を持つイベントはおそらく他にない。そして、コンテスト開催のゴーサインが下りる時の高揚感に匹敵するものはないが、オープニングセレモニーの厳粛さは別格だ。今シーズンのノースは早くからビッグスウェルが入り、素晴らしいシーズンを予感させるアーリーシーズンとなった。
2023年の勝者、ルーク・シェパードソンがこう言ったのが最も的を射ていた。「このイベントは競技というより、エディの功績を称えるお祭りだ」
今年は特別な意味があった。エディを偲ぶだけでなく、1986年大会優勝者で今年初めに逝去した兄クライド・アイカウも称えられたからだ。クライドは数十年にわたり大会の支柱だった。


式典はプレと呼ばれるハワイの儀式で幕を開けた。続いてプナナ・レオ・オ・ワイアルア・ケイキとクム・カウラメアラニ・ダイヤモンド&ハラウによる歌とフラが披露された。
出場選手たちが紹介され、選手用ジャージが手渡された。常連のベテラン選手と、適切なスウェルが来ればチャンスを掴もうと意気込む初出場の選手たちが混在していた。
その後、サーファーたちはボードを手に円陣を組んでカメハメハ1世王室からの祝福を受け、パドルアウトのために海岸へ向かった。クライドの息子で2025年招待選手であるハア・アイカウと、同じく招待選手のマクア・ロスマンが先導し、選手たちはワイメアベイの沖合で伝統的な海の祝福を受けた。

「本当に美しいサークルだった」と昨年の2位メイソン・ホーは言った。「全員が波に乗れた。開会式当日は大抵フラットだが、今日は良い波があった。ハア[アイカウ]がアンクル・クライドの代わりに話すのを聞いて感動した。
普段はクライドが話していたからね。ある種のバトンタッチを感じた。クライドは我々全員のヒーローだったから、今年は確かに少し寂しかった。でも、皆が彼を応援し、多くの素晴らしい話が共有されたのは本当に美しかった」
今年はリップカールがエディ・アイカウ財団と提携し、この象徴的なイベントを主催する2年目となる。
「ワイメア・ベイで2度目の開会式を迎えられることを光栄に思う」とリップカールのマーケティング部長ジェームズ・テイラーは語った。「昨年は大雨に見舞われたが、それは祖先の祝福だと伝えられた。そして7日後、ザ・ベイは爆発的な波を生み、エディは史上11回目の開催を果たした。今日は小雨が降っているが、今年もまた祝福してくれることを願っている。いずれにせよ、再びここに戻り、アイカウ・オハナの一員となれたことを光栄に思う」
式典が終了し、注目は水平線へとシフトした。2025年12月7日から2026年3月6日までがウェイティング期間となる。エディはワイメアに40フィートの波が立ち、ワンデーイベント開催条件が整った時のみ開催される。41年の歴史でわずか11回しかホールドされておらず、前回は2024年12月22日、ランドン・マクナマラが優勝した。
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今回のメンバーには、ジョン・ジョン・フローレンス、ケリー・スレーターといったレジェンドたちに加えて、日本人サーファー2名がオートネー(補欠)として選出されている。
昨年オートネーに初選出されながら出場には至らなかった角 勇海(すみ いさむ)が今年2回目の選出。
そして、初選出は角と同じ和歌山出身のビッグウェイバー。バックドアシュートアウトで素晴らしいチャージを見せ、日本チームを勝利に導いたキャプテン堀口真平だ。
ワイメアでのサーフィン歴25年を持つ彼は、ビッグウェイバーとして名を馳せた父、堀口元気氏からサーフィンを学び、ハワイをベースに活動する日本を代表するプロサーファー。念願のエディ・インビテーションで名実ともにハワイで認められたサーファーとなった。
さあ、カウントダウンが始まった。あとはワイメアが決める。

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