サーフィンの聖地でハワイ/タヒチ・ヌイQSファイナル開催へ。フローレンス兄弟がQS2000フローレンス・パイプ・プロ開催

バンサイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ、USA(2025年12月8日(月)) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ハワイ/タヒチヌイ・クオリファイング・シリーズ(QS)シーズンの驚異的なフィナーレが、フローレンス・パイプ・プロ プレゼンテッド・バイ・HTAで開催される。

 

男女QS2000レベルの大会は12月10日から20日まで開催。2021年以来初めてQSスケジュールに復帰するサーフィンの聖地パイプラインは、4日間の開催期間で追加36名の選手を収容し、2026年チャレンジャーシリーズにクオリファイする重要な舞台となる。

ノースショアのシーズンが本格化しスウェルが続く中、パイプラインは、さらなる大波となる可能性があり、地域のトップ選手たちを試し、Salt + Airによる完全生中継がWorldSurfLeague.comで行われる。

 

 

サーフィンの聖地でハワイ/タヒチ・ヌイQSファイナル開催

 

本大会はハワイ/タヒチ・ヌイQSシーズンのフィナーレを飾るもので、女子トップ3、男子トップ5が2026年チャレンジャーシリーズへのスポットを獲得する。男女ともに接戦が続く中、2000ポイントが懸かる重要な決戦であり、結果次第でランキングが大きく変動する可能性がある。

 

フローレンスは、本大会のタイトルスポンサーとしてパイプラインをQSに復帰させる上で大きな役割を果たしている。同社の共同創業者であり、3度の世界チャンピオン、パイププロCT勝者、そして2021年大会のディフェンディング・イベント・チャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が再び参戦する。

 

ジョン・ジョン・フローレンス© WSL / Bielmann
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)© WSL / Bielmann

 

「フローレンスがパイプ・プロのスポンサーを務める機会を得られたことは、非常に大きな意味を持つ。パイプでのコンテストは、自分の人生と競技者としての道のりにおいて重要な部分を占めてきた。我々のブランドがこの偉大なイベントに関われることに興奮している」とフローレンスは言った。

 

「自分にとってパイプラインは世界最高の波です。その表情は実に多様で、最も恐ろしく、最も挑戦的な波の一つだと考えています。ワールドタイトル獲得を目指すことも、生涯最高の波を掴むことも、この波からはこれからも長く学び続けることになるでしょう。

 

パイプでの優勝は、自分にとって特別な感覚です。何よりも、私たちは世界最高のサーファーたちを憧れの存在として育ち、彼らがパイプで勝利する姿を見てきました。アンディやケリーなど、皆が伝説的な瞬間を刻んできました。その一端を担える機会を得られること自体が未だに信じがたく、パイプで競う全ての機会に感謝しています」

 

 

フローレンス・ブラザーズがパイプライン制覇へ

 

フローレンス・パイプ・プロ Presented by HTA は、3人の兄弟全員が参戦する家族総出の大会となる。ネイザンアイバン・フローレンス(HAW)が再び出場し、それぞれ自身のパイプ・プロ優勝を目指す。アイバンは2021年のクオーターファイナルで10ポイントライドを決め、3位入賞への原動力とした。

 

アイバン・フローレンス(HAW) Credit: © WSL / Keoki

 

「フローレンスがパイププロのスポンサーとなることは、母と兄弟たちとの家族の歴史を築くことです」とアイバン・フローレンスは語った。「パイプは、波が2フィートでも20フィートでも、ここが我が家だと実感できる場所です。パイプでの優勝は夢の実現であり、兄の足跡を辿ることになるでしょう」

 

 

ネイザン・フローレンス(HAW)Credit: © WSL / Keoki

「私たちのブランドと名前がパイプラインのイベントと結びつくのは本当に素晴らしいことです。私たちは幼い頃から、ここで開催される大会やここでサーフィンする人々を憧れの眼差しで見つめて育ちました」とネイザンは語った。

 

「向かいの小学校から、サーファーが10点満点を獲得した時の観衆の歓声が聞こえたり、事故が起きた時には医療用ヘリコプターがヒーローたちをフィールドから救出する様子を見たりしました。パイプラインは私たちの子供時代に深く刻まれている場所です。だからこそ、そこで開催される大会のホストスポンサーになれることは、非常に特別なことです」

 

 

パイプラインの女王、モアナ・ジョーンズ・ウォンが再びパイププロタイトルを狙う

「クイーン・オブ・パイプライン」と呼ばれるモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)WSL / Brent Bielmann

 

パイプラインを攻めた史上最高のサーファーの一人と言えるモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)は、2021年のQS優勝、2022年のCT優勝に続き、自身3度目のパイプラインタイトルを狙っている。

ジョーンズ・ウォンはサーフィンの聖地で女子サーフィンの基準を打ち立て続け、世界で最も愛する波でのさらなる成功により、ハワイ/タヒチ・ヌイQSリージョナルタイトル3度目の獲得を目指す。

 

「非常にワクワクしています。数ヶ月前にシーズンをパイプラインで締めくくることを聞き、これはパーフェクトだと思いました」とジョーンズ・ウォンは語った。

「前回パイプでQSが開催された時、私はそこで初めて優勝しました。数年間パイプで大会があったのに、一度も勝てなかったんです。

あの朝は波が絶え間なく続き、まさに夢のようなランでした。あの勝利で世界ランキングナンバー1になり、今年は全く状況が異なります。

数多くの大会が開催され、この地域にとって本当に素晴らしいことです。大会が増えるほど良いのです。サンセットでは2位となり、自身のサーフィンが非常に良かったと感じています。ハレイワとパイプではファイナルに進出し、シーズンをリーダーボードの頂点で締めくくりたいと願っています」

 

CTエリートがチャレンジャーシリーズ選手&パイプラインスペシャリストと激突

バロン・マミヤ(HAW)© WSL / Brent-Bielmann

 

だがジョーンズ・ウォンとフローレンス兄弟は、この大会に集結する驚異的な選手たちにがそう簡単には勝たせてくれはしないだろう。

5度の世界王者で金メダリストのカリッサ・ムーア(HAW)から、パイプライン・プロを連覇したバロン・マミヤ(HAW)まで、パイプラインのスペシャリストたちと地域の精鋭たちが勇気を証明する準備を整えている。

 

フィン・マクギル(HAW)Credit: WSL/ Heff
ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)

 

 

さらに、現地域ランキングナンバー1のフィン・マクギル(HAW)、元大会優勝者のジョシュア・モニーツ(HAW)、2025年世界タイトル候補のベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、現役CTサーファーのルアナ・シルバ(BRA)、2023年ルーキー・オブ・ザ・イヤーのイアン・ジェンティル(HAW)、 2025年ルーキー・オブ・ザ・イヤー候補のエリン・ブルックス(CAN)らが、サーフィン史に名を刻むべく競い合う。

 

大会主催者はハワイ時間12月10日(水)午前7時にに集合し、午前8時開始の可能性を検討する。

 

ライブ中継を見る

フローレンス・パイプ・プロ(HTA提供)は、12月10日(水)から12月20日(土)まで競技ホールドを行う。WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ中継を見られる。

本イベントはフローレンス、ハワイ観光局、Salt + Air、H2O Audioが協賛している。

 

 

Florence Pipe Pro

Presented By HTAOahu, Hawaii

https://www.worldsurfleague.com/events/2025/qs/465/florence-pipe-pro/main