山田桂司がS.LEAGUEマスターズ第2戦「TRUST KAMOGAWA MASTERS」優勝。S.ONE第3戦「鴨川プロ」も開幕。

マスターズ優勝:山田桂司

千葉県鴨川市・東条海岸(マルキポイント)で開催中の JPSA さわかみ S.LEAGUE 25-26 マスターズツアー第2戦「TRUST KAMOGAWA MASTERS」は、大会2日目の今日が最終日。

同会場では《S.ONE》第3戦「鴨川プロ」も12月5日〜7日の日程でスタート。なお今回、《S.ONE》ショートボードでは賞金是正制度「さわかみブースト賞」の適用は行われない。

 

 

《S.ONE》ショートボード第3戦の出場資格は、S.LEAGUE登録選手に加え、ワールドシード、スポンサーシード、ローカルシードのみに限定。男子は32名+シード4名、女子は15名+シード3名のエントリーとなった。

 

 

男子のシードは、ワールドシードの伊東李安琉と大音凜太、スポンサーシードの和氣匠太朗、ローカルシードの鈴木慈英。女子はワールドシードに松岡亜音、脇田紗良(兼スポンサーシード)、ローカルシードに小室瑠愛。アマチュアの鈴木と小室は、R-1を突破すればJPSA公認プロ資格を獲得する重要な一戦だ。

 

今大会にはCS参戦組の西慶司郎をはじめ、伊東李安琉、加藤翔平、田中大貴もエントリー。女子では野中美波、中塩佳那、佐藤李に加え、11月30日にインドネシアで行われたWSL QS2000とプロジュニアでダブル優勝を果たした松岡亜音が凱旋し、鴨川の海で白熱の戦いが繰り広げられる。

 

一方、12月5日〜14日にペルーで開催される「2025 ISA World Junior Surfing Championship」出場のため、男子の岡野漣、女子の松野杏莉は今大会を欠場となる。

 

 

今日の鴨川は晴れ。風はサイド、波は昨日からサイズダウンしてコシ〜ハラ。午後の上げに向けてハラ〜ムネ、セットでカタが入る場面も。ただしワイド気味のつながる波が多く、波を見極めないとスコアにつながらないコンディションだ。

 

脇田貴之
浦山哲也

 

まずはマスターズツアー第2戦「TRUST KAMOGAWA MASTERS」から。ファイナルには脇田貴之、浦山哲也、山田桂司、遠田真央が進出。

 

舟橋大吾

 

昨日まで快進撃を見せていた舟橋大吾は、セミファイナルで先手を取ったものの脇田・浦山の逆転を許し、巻き返しを狙ったラストの演技もインコンプリートで、惜しくもここで敗退となった。

 

遠田真央

 

決勝は遠田が先制。続く山田がレフトでテンポ良く当て込みスコアを重ねる。脇田、浦山も追随し、前半は誰が抜け出してもおかしくない拮抗した展開。

 

山田桂司

 

その中で山田がレフトで3発をまとめて6.17をマークしトップへ。さらに終盤、バックアップを5.60に伸ばし、他の3人にニード7点以上を課す展開に追い込んだ。

 

終了間際、遠田と浦山が逆転をかけてチャージ。浦山は渾身の4発を入れインサイドまでつないでさらに当てこむも、ニード7.30に対し出たのは6.67。わずかに届かず、山田桂司がそのままトップを維持ででフィニッシュ。見応えあるファイナルを制した。

 

 

マスターズカテゴリーは今年度から参加選手が増え、層も厚くなりつつある。全2戦を終え、残すは来年3月のバリ戦と4月千葉の最終戦グランドファイナル。合計ポイントでリーグチャンピオンが決まるだけに、まだまだ熱戦は続く。

 

 

マスターズ優勝:山田桂司

 

 

「予選ラウンドから足に力が入らなかったり、自分のサーフィンが出せなかったので、ファイナルは1番か4番という気持ちで思い切りやろうと決めていて、目の前に得意なレフトの波が来たのでそれを決められて良かったです。」と山田が語った。

 

 

「今回は地元の仲間だったり、来てくれた仲間がアドバイスくれたりだとか、ポジショニングとかも一緒に考えながら、取り組めて感謝しかありません。

今回は波もあって、自分の好きな地元のポイントと似ていたので地元でサーフィンやっている感じで、サーフィンしました。そうしたら緊張もほぐれて、いい波も来てくれて良かったです。最高です。」

 

 

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続いて《S.ONE》第3戦「鴨川プロ」は、男女ともR-1を消化して本日終了。まずローカルシードのアマチュア勢から。男子はH-4に鈴木颯人(小林桂に代わり)、H-7に鈴木慈英、女子は小室瑠愛が挑んだが、惜しくも敗退。プロ資格獲得には届かなかった。

 

西慶司郎
西優司
増田来希
金沢呂偉
古川海夕

 

男子はランキング上位陣、西慶司郎(1位)、西優司(2位)、増田来希(3位)、金沢呂偉(4位)、古川海夕(6位)が順当にラウンドアップ。

 

エクセレントをスコアした伊東李安琉
田中大貴
加藤翔平
稲葉玲王
松永大輝

 

5位松原渚生、7位山中海輝はここで敗退。ワールドシードの伊東李安琉、大音凜太、CS組の田中大貴、加藤翔平、オリンピアンの稲葉玲王、《S.TWO》ランクトップの松永大輝ら実力者も危なげなく明日へ駒を進めた。

 

川合美乃里
佐藤李
中塩佳那
野中美波
脇田紗良
清水ひなた
宮坂麻衣子

 

女子はランキング1位川合美乃里、2位佐藤李、3位中塩佳那、4位野中美波、6位脇田紗良、7位清水ひなた、8位宮坂麻衣子が勝ち上がり。

さらにQS優勝で勢いに乗る川瀬心那(9位)、鈴木莉珠(10位)、ローカル松山黎音(12位)もラウンドアップ。CSの松岡亜音、オリンピアン松田詩野と、女子も豪華メンバーが揃い激戦必至。

 

川瀬心那
鈴木莉珠
松山黎音
松岡亜音
松田詩野
松田詩野

 

明日のDAY-3は6:30 AM集合。男子・女子ともR-2からスタート予定だ。

12/6のライブはAbemaにて放送。

https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/8ZHHQrMJHhSpb9

スコアはこちらから。
https://sleague.jp/25-26/kamo_mas.php

 

S.LEAGUE:HP
https://sleague.jp/

JPSA:HP
https://www.jpsa.com/

 

JPSA さわかみS.LEAGUE 25-26 マスターズツアー第2戦
「TRUST KAMOGAWA MASTERS」
日程:12/4-5
場所:千葉県鴨川市東条海岸(マルキポイント)

優勝:山田桂司(¥200,000)
2位:浦山哲也( ¥150,000)
3位:脇田貴之( ¥100,000)
4位:遠田真央(¥ 50,000)

 

プレゼンターは
株式会社トラスト 高村様
ディーツフードプランニング株式会社 安部様
株式会社横浜ビール 高橋様

S.LEAGUE恒例の「ファーストライドセレモニー」には、千葉県鴨川市の佐々木久之市長が登場。冬の冷たい海ながら、見事なライディングを披露した。

Abemaのライブ中継は、実況を辻歩アナウンサー、解説を田嶋鉄兵プロが担当。

女子は高橋みなとプロが解説に入り、ビーチからは水野亜彩子プロがレポート。

川合美乃里は、サインを求めるファン一人ひとりに笑顔で応じていた。