池田美来はチャレンジャー・シリーズで自己最高の5位。チャレンジャー・シリーズ第5戦サクアレマ・プロ大会5日目リポート

池田美来とハグする野中美波、都筑有夢路、 Credit: WSL / Thiago Diz 

ブラジル・リオデジャネイロ州サクアレマ(2025年10月16日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2025チャレンジャー・シリーズ第5戦「バンコ・ド・ブラジル サクアレマ・プロ プレゼンテッド・バイ・コロナ・セロ」は、2~3フィートの波と軽いオフショアの中、競技がスタート。

女子クオーターファイナルが開始され、男子クオーターファイナルが続く予定だったが、オンホールド。女子QFのみで本日は終了となった。

 

最年少のチャンピオンシップツアー(CT)クォリファイヤーであるティーア・ゼブロウスキー(FRA)は、初のチャレンジャーシリーズ優勝を目指すクオーターファイナル H1でアネット・ゴンザレス・エチャバリ(EUK)と対戦。ヒートを終始リードしたゼブロスキーだったが最後に逆転され惜しくも敗退。

 

 

またヨランダ・ホプキンズ(POR)が2026年CTクオリファイが正式に決定し、女子は準決勝進出者が決定する重要な一日となった。

ヨランダ・ホプキンズ(POR)は、サクアレマ・プロでエリー・ハリソン(AUS)を破り、準決勝に進出、2026年のCT出場権を獲得した。2度のオリンピック出場経験を持つホプキンズは、世界の舞台でポルトガルを代表することに人生を捧げており、その仕事に対する姿勢は世界トップクラスだ。

 

「このヒートが非常に重要であることは分かっていました。信じられない気持ちです。昨日のヒートの方がより緊張していたように感じますが、今日は決勝に進み、優勝したいと思ってました」とホプキンズは言った。

「コンテストで優勝しなければ、CT には参加できません。このヒートでは、本当に冷静さを保たなければなりませんでした。エリー(ハリソン)は大きなスコアを必要としていなかったため、それは非常に難しいことでした

私のコーチと私は、長年にわたり懸命に努力を続けてきましたが、私たちを支えてくださる多くの方々のサポートがありました。彼らなしでは、この成果はありえませんでした。私たちはチームとして負け、チームとして勝ちます。ですから、この成果は彼らにも捧げたいと思います。

 

池田美来を応援する野中美波、都筑有夢路、加藤翔平ママ Credit: WSL / Thiago Diz
池田美来 Credit: WSL / Thiago Diz

 

日本の新星、池田美来は、H2 で アネットの姉であるジャニール・ゴンザレス・エチェバリ(EUK)と対戦し、自己最高の結果を目指す。ヒートはオープニングライドを掴んだジャニールが5.50と5.00を続けてスコア。後手に回ってしまった池田。ジャニールはアンダープライオリティでガンガン波に乗る。

 

アウトでセットの波を待ち、サイズのある波を掴んだ池田はクリティカルなポジションでのリスキーなターンを2発決めて6.83をスコアする。池田のニードスコアは3.90。出せるスコアだが波が来ない。

 

残り10分で優先権を手にした池田だったが、不覚にも優先権のないジャニーレに波を乗られて、トップスコアを塗り替えられてしまい差が広がってしまい万事急須。

惜しくも敗退となり今大会は5位でフィニッシュ。それでも次に繋がる自己ベストの結果を残した。ライブランキングでも、7つランキングを上げて22位となった。

 

池田美来とハグする野中美波、都筑有夢路、 Credit: WSL / Thiago Diz

 

明日ヒートが再開となれば。男子クオーターファイナル H4で、サクアレマの好調なサーフィンを見せるイーライ・ハンネマン(HAW)と西慶司郎(JPN)のエキサイティングな対決となる。がんばれ!日本!

 

バンコ・ド・ブラジル サクアレマ・プロ プレゼンテッド・バイ・コロナ セロ 女子クオーターファイナル結果:

HEAT 1:アネット・ゴンザレス・エチャバリ(EUK)10.60 対 ティーア・ゼブロウスキー(FRA)10.50

HEAT 2:ジャニール・ゴンザレス・エチェバリ(EUK) 11.50 対 池田美来(JPN) 10.50

HEAT 3:サリー・フィッツギボンズ(AUS) 11.34 対 アリーナ・ロドリゲス(PER) 8.00

HEAT 4:ヨランダ・ホプキンズ(POR) 10.67 対 エリー・ハリソン(オーストラリア) 10.07

バンコ・ド・ブラジル・サクアレマ・プロ・プレゼンツ・コロナ・セロ 女子準決勝のマッチアップ:

HEAT 1:アネット・ゴンザレス・エチャバリ(EUK) vs. ジャニール・ゴンザレス・エチェバリ(EUK)

HEAT 2:サリー・フィッツギボンズ(AUS) vs. ヨランダ・ホプキンズ(POR)

バンコ・ド・ブラジル・サクアレマ・プロ・プレゼンテッド・バイ・コロナ・セロ 男子クオーターファイナル マッチアップ:

HEAT 1:サミュエル・プポ(BRA) vs. カウア・コスタ(BRA

HEAT 2:デイヴィッド・シルバ(BRA) vs. ジョーダン・ローラー(AUS

HEAT 3:ウィンター・ヴィンセント(AUS) vs. オスカー・ベリー (AUS)

HEAT 4: イーライ・ハンネマン (HAW) vs. 西慶司郎 (JPN)

 

 

ネクストコールは日本時間10月17日の夜18時15分

https://www.worldsurfleague.com/events/2025/cs/347/banco-do-brasil-saquarema-pro/main

ライブ中継を見る

大会は、10月12日から10月20日まで、ブラジルのサクアレマのプライア・デ・イタウナで開催される。この大会はWorldSurfLeague.com無料のWSLアプリでライブ中継される。

Banco do Brasil Saquarema Pro

Presented By Corona CeroSaquarema, Rio de Janeiro, Brazil