ブラジル・リオデジャネイロ州サクアレマ(2025年10月15日水曜日) – 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャーシリーズ第5戦「バンコ・ド・ブラジル サクアレマ・プロ プレゼンテッド・バイ・コロナ セロ」大会4日目。
本日は3-4フィートのコンディションの中、男子ラウンドオブ32の西慶司郎のヒート8からスタート。現在ランキングトップのルーク・トンプソン、ランキング4位のマテウス・ハーディ、カイアス・キングといった強豪と対戦。
ヒートは西が5.83と5.00をレフトブレイクでスコアして素晴らしいスタートを切る。西はヒート後半に入り優先権を上手く使いセットをキャッチ。
2つのカービングターンでインサイドに繋ぎ、難しいクローズセクションをメイク。6.23をスコアしカイアス・キングを逆転してトップに躍り出る。そして、強豪相手に見事トップ通過を果たした。


「朝の練習でいいレフトを何本も見つけられていたんで、それに乗れれば自分のサーフィンが見せれるかなと思っていました。それに乗れて良かったと思います。」とブラジルの波とシンクロしている西が語った。




そして、西慶司郎は本日の最終ヒートとなるラウンドオブ16のヒート8で、リアム・オブライアンと対戦。オンショアも弱まりコンディションが上向く中、西はスタートからインサイドでダブルアップする波をキャッチ。
大きなスプレーをあげるビッグターンを繰り返し、7.17、4.83、6.17と相手に付け入る隙を与えずに続けてスコア。開始早々に3本揃えて、ヒートを完全にコントロール。最後までシチュエーションは変わらず、西慶司郎が見事クオーターファイナルへ勝ち上がった。
女子のマンオンマンによるラウンドオブ16がスタート。
H3で池田美来がサノア・デンプフル・オリン(CAN)と対戦。池田はラウンドオブ32でエクセレント・レンジの高得点をマークしており、絶好調なサーフィンをこのヒートもそのサーフィンを続けた。
ヒートで池田はレフトの波でクリティカルなバックハンドターンを繰り出し、5.67と5.50をスコア。サノアを追い込んで圧勝した。




「昨日とはコンディションは違っていましたが、どの波が良いかはわかっていたので、ただ楽しむだけでした」と池田が語った。
H4で都筑有夢路がジャニーレ・ゴンザレス・エチェバリ(EUK)と対戦。都筑はスタートからビッグターンで5.00をスコアする。フォアハンドのジャニーレは大きなスプレーをあげるシャープなターンで6.67で反撃。さらに続けて2本目の6点をスコアしてリードを広げる。

ニード8.10まで追い込まれた都筑もバックハンドでチャージするが、インサイドの難しいセクションをメイクできずにスコアが伸ばせず、今回は9位でフィニッシュ。
都筑有夢路は、ライブランキングでは、暫定7位までアップし、ついにCTクオリファイ圏内に入った。


H5では都築虹帆がアリーナ・ロドリゲス(PER)と対戦。都築はスタートからバックハンドでインサイドのクローズセクションをメイクして5.80をスコア。さらに4.80をスコアしてヒートをリードしていく。
そのまま僅差で都築の勝利かと思ったが、終了間際にロドリゲスが逆転。ブザービーターのナナホが今回はしてやられた。
H8で野中美波がエリー・ハリソン(AUS)と対戦。ヒートはハリソンが6.50をスコアしてスタート。野中は優先権を使って肩の張ってくる波を狙うがスコアが伸ばせない。
野中は後半にクリティカルなワンターンで4.00をスコアしトップに躍り出る。終盤にハリソンのミスで優先権を手にした野中だったが、再び逆転され、最後はニード5.54と追い込まれる。ハイタイドで波数も減り、惜しくも敗退となった。
明日試合が再開されれば、西慶司郎はクオーターファイナルで、イーライ・ハンネマンと対戦。
池田美来は女子クオーターファイナルで、ジャニール・ゴンザレス・エチェバリ(EUK)と対戦。
がんばれ!日本!
ネクストコールは日本時間10月16日の夜19時15分
https://www.worldsurfleague.com/events/2025/cs/347/banco-do-brasil-saquarema-pro/main
ライブ中継を見る
大会は、10月12日から10月20日まで、ブラジルのサクアレマのプライア・デ・イタウナで開催される。この大会はWorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ中継される。
Banco do Brasil Saquarema Pro




