2025/26 エデ ィ・アイカウ・ビッグ・ウェイブ・インビテーショナルの招待選手発表 ジョン・ジョン、ケリー、そして堀口がオートネー初選出

世界で最も権威あるビッグウェイブ・コンテストが、過去の優勝者やスポーツ界のレジェンドたちによる豪華な出場者リストを発表した。

 

「リップカール・エディ・ビッグウェイブ・インビテーショナル」の招待選手リストが発表された。ランドン・マクナマラ、ルーク・シェパードソン、ジョン・ジョン・フローレンスといった過去の勝者から、ケリー・スレーター、マーク・ヒーリー、ジャスティン・デュポンといったレジェンドまで、世界でも最も実績のあるビッグウェイブサーファー32名が名を連ねている。

 

 

悲しいことに、1986年にこの大会で優勝したエディ・アイカウの弟、クライドが今年初めに亡くなり、彼がキャプテンを務めない最初の冬となった。彼が遺した空白を埋めることは不可能だが、エディ・アイカウ財団のメンバーが立ち上がり、公式の招待者リストを作成した。

 

「エディ・アイカウ財団は2023年と2024年に開催された過去2回のエディーズ大会の結果を分析した。そのデータから追加の選考基準を組み込んだ。選考対象となるビッグウェイブサーファーたちの経歴と経験について、多くの調査を行った」と報道陣向けの声明には記されている。

 

エディ・アイカウ財団のリンダ・イプセン会長は「ハワイ、本土、そして国際的なサーファーをバランスよく選出しました。彼らがエディ・アイカウの精神と遺産を体現すると確信しています」と語った。

 

サーフ業界から多大な支援を受けるリップカールが、本大会のタイトルスポンサーとして名を連ねた。オルカイ、コスタサングラス、ハワイアン航空、パタゴニア、コナ・ブルーイングをはじめ、数多くのトップクラスのスポンサーが協賛している。

 

「エディ・アイカウ財団と2年連続で提携し、この象徴的なイベントを実現できることに感謝している」と、リップカールのマーケティング部長ジェームズ・テイラーは言った。「歴史と文化的意義に富んだイベントを支援することは、リップカールのDNAの中核だ。THE EDDIEほどこれにふさわしいものはない」

 

開幕式は2025年12月5日、ワイメア・ベイ・ビーチパークで行われる。

ハワイの伝説的ビッグウェーバーでありライフガードであったエディ・アイカウの功績を讃える、世界で最も権威あるビッグウェーブコンテスト「The Eddie Big Wave Invitational」。その主催者であるエディ・アイカウ財団が記者会見を開き、今シーズンの招待選手とオルタネイト(補欠)選手を発表した。

 

堀口真平がエディ初選出

 

 

今回のメンバーには、ジョン・ジョン・フローレンス、ケリー・スレーターといったレジェンドたちに加えて、日本人サーファー2名がオートネー(補欠)として選出されている。

 

昨年オートネーに初選出されながら出場には至らなかった角 勇海(すみ いさむ)が今年2回目の選出。

そして、初選出は角と同じ和歌山出身のビッグウェイバー。バックドアシュートアウトで素晴らしいチャージを見せ、日本チームを勝利に導いたキャプテン堀口真平だ

ワイメアでのサーフィン歴25年を持つ彼は、ビッグウェイバーとして名を馳せた父、堀口元気氏からサーフィンを学び、ハワイをベースに活動する日本を代表するプロサーファー。念願のエディ・インビテーションで名実ともにハワイで認められたサーファーとなった。

 

おおきに 堀口真平

ついに夢が叶った!

 

「So happy to be part of @theeddieaikau invitational !
I’m surfing at the bay for 25years and still I love it .
Finally dream come true !!
Thank you uncle Clyde, Uncle Sol , Uncle Eddie and Aikau ohana .
Thank you all my friends, family , everybody , everything !!!

皆様のおかげでここまで来れたことに感謝致します。全ての積み重ねたことがあったから。今までのみんなに感謝して、またサーフィンやらせていただきます。まずは、みんなありがとう!」とSNSで喜びのコメント。

 

 

エディの「アロハスピリット」を次世代へ

 

会見の冒頭、財団の代表でありエディの妻であったリンダ・イプセン氏は、財団の活動について語った。

「エディ・アイカウ財団は2000年に設立された非営利団体です。私たちは、ビッグウェーブコンテストの開催だけでなく、エディの人生や功績をテーマにしたエッセイコンテストなどを通じて、彼が体現した『アロハスピリット(他者を助ける心)』とハワイの文化を若い世代に伝えることを使命としています」

また、大会運営が多くのスポンサーや個人の寄付、そして「エディの功績を後世に伝えたい」という想いを持つボランティアたちの力によって支えられていることへの深い感謝を述べた。

 

2025-2026招待選手

アーロン・ゴールド(ハワイ州オアフ島)

アニー・ライカート(ハワイ州マウイ島)

ビアンカ・ヴァレンティ(カリフォルニア州)

ビリー・ケンパー(ハワイ州マウイ島)

チャド・ケアウラナ(ハワイ州オアフ島

イーラ・スチュワート(ハワイ州オアフ島

イーライ・オルソン(ハワイ州オアフ島

エミリー・エリクソン(ハワイ州オアフ島

イズキール・ラウ(ハワイ州オアフ島

グラント・“ツイギー”・ベイカー(南アフリカ

ハア・アイカウ(ハワイ州オアフ島

ジェイク・マキ(ハワイ州オアフ島

ジェイミー・ミッチェル(AUS/ハワイ

ジェイミー・オブライエン(ハワイ・オアフ

ジョーイ・カディス(ハワイ・オアフ

ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ・オアフ) – 2016年優勝

ジャスティン・デュポン(フランス

カイ・レニー(ハワイ・マウイ

ケリー・スレーター(フロリダ) – 2004年優勝

コア・ロスマン(ハワイ州オアフ島

ランドン・マクナマラ(ハワイ州オアフ島) – 2024年優勝

ルーカス・“チャンボ”・チアンカ(ブラジル

ルーク・シェパードソン(ハワイ州オアフ島) – 2023年優勝

マクア・ロスマン(ハワイ州オアフ島

マーク・ヒーリー(ハワイ州オアフ島

メイソン・ホー(ハワイ州オアフ島

マタヒ・ドローレ(タヒチ

ネイザン・フローレンス(ハワイ州オアフ島

ニック・ヴォン・ラップ(ポルトガル

ロス・クラーク・ジョーンズ(オーストラリア) – 2001年優勝

ラッセル・ビアキー(オーストラリア

トリー・マイスター(ハワイ州マウイ島

 

2025-2026 補欠

男子

1. クリフ・カポノ(ハワイ州ハワイ島

2. マイキー・オショーネシー(ハワイ州オアフ島

3. 角 勇海(日本

4. トム・ロウ(イングランド

5. カイウィ・ベリー(ハワイ州オアフ島

6. タイ・シンプソン=ケイン(ハワイ州マウイ島)

7. マイケル・“ミッチ”・サンボーン(ハワイ州オアフ島)

8. カラ・グレイス(ハワイ州オアフ島)

9. アルビー・レイヤー(ハワイ州マウイ島)

10. タイガー・ドナー(ハワイ州オアフ島)

11. イアン・ウォルシュ(ハワイ州マウイ島)

12. オスマーン・シュファニ(モロッコ)

13. タイラー・ラロンデ(ハワイ・マウイ)

14. タイオ・シップマン(ハワイ・オアフ)

15. ジョジョ・ローパー(カリフォルニア)

16. コア・スミス(ハワイ・オアフ)

17. フランシスコ・ポルセラ(イタリア/ハワイ・マウイ)

18. マット・ブロムリー(南アフリカ)

19. 堀口真平(ハワイ/日本)

20. コナ・オリベイラ(ハワイ・オアフ島)

21. ウィレム・バンクス(カリフォルニア)

22. バロン・マミヤ(ハワイ・オアフ島)

(女子)

1. アン・ドス・サントス(ブラジル)

2. ペイジ・アームズ(ハワイ・マウイ)

3. ローラ・イーネバー(オーストラリア)

4. マカニ・アドリック(ハワイ・オアフ)

5. ティアレ・ローレンス(ハワイ・マウイ)

6. ゾーイ・チェイト(カリフォルニア)

 

「The Eddie」は、ハワイ・オアフ島のワイメアベイにコンテスト開催に足る巨大な波が立った時にのみ開催される特別なイベント。

41年の歴史の中で、エディはたった11回しか開催されていない。この数字からすると、まともなうねりはおよそ4年に1度起きる計算となる。

今年も「The bay calls the day(ベイがその日を決める)」の合言葉のもと、世界中のサーフィンファンがその日を待ち望んでいる。