中塩佳那がトップ通過。加藤翔平と安室丈、池田美来と野中美波もラウンドアップ。チャレンジャーシリーズ第4戦「EDPエリセイラプロ」

ポルトガル・エリセイラ、リベイラ・デ・イーリャス(2025年9月29日(月)) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャーシリーズ第4戦「EDPエリセイラプロ」の大会初日が開始となった。

 

男子のラウンドオブ80 がまず行われ、その後、女子ラウンドオブ48 、続いて男子ラウンドオブ64 のHEAT 1-4 が行われた。週末に大きなストームが通過した後、プライア・リベイラ・デ・イーリャスは少しバンピーだが、6 フィートから 8 フィートのコンディションとなった。

 

 

加藤翔平  Credit: WSL/ Manel Geada

 

H3で日本のトップバッター加藤翔平が、ディラン・モファット (AUS) 、トーマス・リンドホルスト (RSA) 、オーウェン・モス (USA)と対戦。加藤はスタートから5.00をスコア。さらにトップスコアを5,17に塗り替えてトップに躍り出る。後半にディラン・モファット (AUS)に逆転されるも2位でラウンドアップ。波乗りジャパンの先陣を切って勝ち進んだ。

 

安室丈 Credit: WSL/ Manel Geada

H4で安室丈 は、ピーターソン・クリサント (BRA) 、ウェズリー・レイテ (BRA) 、ジョアキム・シャベス (POR)と対戦。安室はヒート前半に4.33と3.00を揃えて2位のポジションへ。ヒート終盤にクリサントがリードを広げ、2位の安室は3位のウェズリー・レイテ (BRA) に追い上げられるも僅差で逃げ切りラウンドアップを決めた。

 

H5で岩見天獅 は、カウリ・ヴァスト(FRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA) 、ギルヘルメ・リベイロ(POR)と対戦。ヒートはバックハンドのカウリとジャドソンが高得点をマークしてヒートをリード。岩見は後半に4.20をスコアするも3位でニード6.60と追い込まれる。ラスト3分で岩見は4.03をスコアするも3位で敗退。

 

田中大貴 Credit: WSL/ Manel Geada

H6で田中大貴 は、アドゥア・アマトリアン(EUK) vs. ヤゴ・ドミンゲス(EUK) vs. ラファエル・テイシェイラ(BRA)と対戦。ヒートはアマトリアンが7.33というハイスコアでヒートをリード。

田中大貴はクリティカルなリエントリーをインサイドで決め、6.90と5.43を続けてスコアして3位からトップに躍り出る。しかしアマトリアンはヒート終盤に7.60をスコアして再びトップに。2位となった田中だったが、ラストウェイブでブラジルのラファエル・テイシェイラに逆転されて惜しくも3位で敗退となった。

 

池田美来  Credit: WSL/ Manel Geada
池田美来  Credit: WSL/ Manel Geada
池田美来  Credit: WSL/ Damien-Poullenot

 

女子ラウンドオブ48では、池田美来はH1で、ティーア・ゼブロウスキー(FRA)ヴァイヒティマハナ・インソ(HAW)カミラ・カルドーゾ(POR)と対戦。スタートから好調なサーフィンでスコアをまとめてヒートをリードしたのは池田だった。

しかしヒート終盤にゼブロウスキーが7.33 をスコアして逆転。ハワイのインソにも逆転されて3位になった池田だったが、最後に5.63 をスコアして逆転。再び2位となりラウンドアップを決めた。

 

松岡亜音 Credit: WSL/ Manel Geada
中塩佳那 Credit: WSL/ Manel Geada
中塩佳那 Credit: WSL/ Damien-Poullenot

 

松岡亜音と中塩佳那はH2で、アネット・ゴンザレス・エチャバリ(EUK)マリア・リマ(HAW)と対戦。ヒートをスタートからコントロールしたのは松岡亜音で、クリティカルなターンをバックハンドで見せて6.17と5.70とハイスコアをまとめた。

 

 

中塩佳那は逆にインサイドで決められずにスコアを伸ばせないでいた、しかし終盤にしっかりと修正し、クローズセクションをコンプリート。6.77と6.10をスコアして1位で勝ち上がった。松岡は惜しくも3位で敗退。

 

脇田紗良  Credit: WSL/ Damien-Poullenot

 

脇田紗良はH3で、レイラニ・マクゴナグル(CRC)アナト・レリオール(WRL)  オセアナ・ロジャース(AUS)と対戦。ヒートは脇田以外全員がのレフトハンダーでバックハンドでスコアをまとめ、脇田は後手に回った。5.37 と4.33と脇田はもう一つスコアを伸ばせずに惜しくも3位で敗退となった。

 

野中美波 Credit: WSL/ Damien-Poullenot

 

都築虹帆、 野中美波はH7で、リード・ヴァン・ワゴナー(USA)イーデン・ウォーラ(USA)と対戦。ヒートは僅差のデッドヒートの展開。各選手が5点台のミッドレンジのスコアを前半に揃え、イーデン・ウォーラが僅差でトップ、2位に都築、3位に野中で決定的なスコアがないまま後半へ。

 

都築虹帆 Credit: WSL/ Damien-Poullenot

 

終盤にイーデンが6.27がスコアしてリードを広げる。残り5分で3位の野中は優先権を使って波を掴み、難しいインサイドのクローズセクションもメイクし5.70をスコアして都築を逆転。そのまま野中が逃げ切り2位でアップ。都築は惜しくもここで敗退となった。

 

佐藤 李  Credit: WSL/ Damien-Poullenot

 

佐藤 李はH8で、ソル・アギーレ(PER)ジャリー・ストークス(AUS) サノア・デンプフル・オリン(CAN) と対戦。アギーレは6.67と5.33をスコアしてトップを独走。佐藤は5.07と4.17で2位のポジションをキープ。しかしヒート終盤に6.17のバックアップを探していた4位だったサノアが5.90をスコアしてトップに。佐藤は3位で惜しくも敗退となった。

 

明日以降に開催予定の男子ラウンドオブ64では、H6伊東李安琉、加藤翔平、H8五十嵐カノア、安室丈、H15大原洋人、H16西慶司郎 女子ラウンドオブ32のH2中塩佳那、池田未来、H3に都筑有夢路、H8野中美波が登場する。がんばれ!日本!

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2025/cs/346/edp-ericeira-pro/

 

ライブ中継

EDPエリセイラ・プロは2025年9月29日(月)から10月5日(土)まで、エリセイラのリベイラ・デ・イーリャスで開催WorldSurfLeague.comおよび無料WSLアプリでライブ中継される。