過去最多の61カ国の選手が出場。2025年サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・サーフゲームズが日本時間の今夜からスタート

波乗りジャパンCredit: ISA /Sean Evans

 

サーフシティ・エルサルバドル – 2025年9月5日

本日、61カ国を代表する世界トップクラスのサーファー約300名がサーフシティ・エルサルバドルに集結し、2025年サーフシティ・エルサルバドルISAワールド・サーフゲームズ(WSG)の開会式が行われた。

 

サーフィンが3度目のオリンピック競技サイクルの始まりに近づく中、過去最多の出場選手と大規模な各国代表団の間には興奮のざわめきが漂っていた。

 

開会式  Credit: ISA /Pablo Jimenez
開会式 Credit: ISA /Pablo Franco
サリーをはじめ最強メンバーで優勝を目指すオーストラリアチームCredit: ISA /Sean Evans

 

22人のオリンピック選手が出場し、そのうちWSG史上最多優勝サーファーの2人、4度の金メダリストでISA世界ジュニアチャンピオンのサリー・フィッツギボンズ(AUS)と2度の金メダリストレアンドロ・ウズナ(アルゼンチン)が含まれていた。

 

さらに4人のISA世界ジュニアチャンピオンも各国代表に合流した。 デーン・ヘンリー(AUS)、 レイチェル・プレスティ(ドイツ)、 ノア・クラップ(ドイツ)、 イグナシオ・グンデセン(アルゼンチン)である。現ISA U-18男子世界チャンピオンのヘンリーは、WSG初出場となる。

 

都築虹帆と西慶司郎 Credit: ISA /Pablo Jimenez

 

イベントを象徴するISA「世界の砂」セレモニーでは、各国代表が自国のビーチから持参した砂を一つの容器に注ぎ込んだ。これはサーフィンを通じて世界の国々が平和的に集う象徴だ。

 

アンゴラとバヌアツの2カ国が、WSGで初めて砂を注ぎ、国旗を掲げた。西アフリカの国アンゴラは、同大陸の20加盟国連盟の一つとして、ISA大会に初出場となる。太平洋の島国バヌアツは、今年初めにフィジーで開催されたISAユース開発プログラムへの参加を経て、ISA競技に復帰した。

 

ISA会長フェルナンド・アギーレは次のように語った:

「2025年サーフシティ・エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームズに、全チーム、選手、そしてISAファミリーの皆様をお迎えできることを大変嬉しく思います。これはエルサルバドルにおける12回目のISA世界選手権であり、3回目のワールドサーフィンゲームズとなります。ナイブ・ブケレ大統領、そしてモレナ・バルデス観光大臣に感謝申し上げます。」

 

本大会におけるチーム最終順位は、次期ワールド・サーフゲームズのシード順となります。同大会は、2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた3つのワールド・サーフゲームズ予選の第一弾となる予定です。

 

「オリンピックサーフィンはサーフィンの世界を永遠に変えました。東京2020大会、そしてパリ2024大会のタヒチにおける素晴らしい波を通じて、このスポーツは何百万人もの人々に届き、世界中の新たな世代のサーファーを鼓舞しました。

 

「私たち、世界中のすべてのサーファー、119の連盟すべてがISAです。世界選手権を超えて、私たちはこのスポーツを発展させる使命を担っています。ISA認定のサーフィン指導者は18,000名、ジャッジは5,000名以上、パラサーフィンコーチは500名が在籍しております。

 

「皆様の競技でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。メダルを獲得される方もいらっしゃいますが、多くの方はそうではないでしょう。しかし、サーフィンが大好きなんです、この競技が大好きなんです、という情熱をもって自国を代表してここに立つ皆様は、皆チャンピオンです。」 この思いを、生涯持ち続けてください。このワールド・サーフゲームズに出場できることは最高の栄誉です。なぜなら、私たちは共にサーフィンの国連(国際連合)なのですから。」

 

頑張れ!波乗りジャパン

大野修聖コーチ Credit: ISA /Sean Evans
西慶司郎 Credit: ISA /Sean Evans
中塩佳那 Credit: ISA /Pablo Jimenez

 

競技は現地時間の明日9月6日(土)午前7時30分(CST)日本時間の9月6日22時30分に開始。男子メインラウンド1はラ・ボカーナ、女子メインラウンド1はエル・スンザルで行われる。

明日は男女ともメインラウンド1が24ヒートまで行われる予定。波乗りジャパン男子は西慶司郎がH10、H42大原洋人、H38稲葉玲王は明日のヒートはない。

女子の都筑有夢路はH15、都築虹帆と中塩佳那はH19にクレジット。

 

SURF CITY EL SALVADOR ISA WORLD SURFING GAMES 2025

(世界サーフィン選手権)

【男子代表】

  • 大原洋人(おおはら ひろと)

  • 西慶司郎(にし けいじろう)

  • 稲葉玲王(いなば れお)

【女子代表】

  • 都筑有夢路(つづき あむろ)

  • 都築虹帆(つづき ななほ)

  • 中塩佳那(なかしお かな)

スタッフ

ディレクター:大石 純也

ハイパフォーマンスアシスタントディレクター(HPAD):岡野宣正

コーチ:田中 樹、大野修聖

カメラマン:緒形清、難波聖

トレーナー:前原優湖

栄養士:近藤知佳

 

https://naminori-japan.org/

 

ISA World Surfing Games(世界サーフィン選手権)

開催地 :エルサルバドル

開催日程:202595日~914

https://isasurf.org/event/2025-isa-world-surfing-games/