御前崎ロングビーチで開催中のWSL Asia / Men’s & Women’s QS2000 & Pro Jr「MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025」はDAY-2を迎えた。本日はPro Jrをファイナルまで消化し、QS2000男子のラウンド96(16ヒート)とラウンド64のヒート1〜6が行われ、スケジュールを終了した。
明日のDAY-3は 台風からの大雨予報のため大会はオフ。ネクストコールは9/6(土)6:30AMで、7:00AM試合開始予定となっている。
会場は一日を通して曇り空に小雨が混じるコンディション。時折日差しが差し込む場面もあったが、基本的には重たい雲に覆われていた。
風は朝は無風からオフ、午後にはオンへと大きく変化。波はコシ〜ハラサイズで、午後遅くにはセットでムネまで届くものも見られた。

しかし、ブレイクは速くつながり気味で、どの波がメイクできるかは実際に乗ってみないとわからない状況。ただ、波がそこかしこでブレイクするので各選手は迷いながらも、自らの狙いを定めた波を選んで挑んだ。
女子プロジュニア・ファイナル

今日のメインはPro Jrのファイナル。まずは女子から。セミファイナルを勝ち上がったのは松岡亜音、松野杏莉、佐藤李、鈴木莉珠の4人。序盤は松岡が勢いよく攻め、スピードあるライディングでフィニッシュも決め、リードを奪った。

地元の佐藤は「このコンディションは苦手」と話していたが、波に合わせた丁寧な演技で得点を重ねて追随。松野はインサイドで2発の技を見せるもスコアは伸びず、鈴木もパンチある演技を見せながらショートライド。


試合中盤、佐藤がレールコントロールを駆使し、カービングから綺麗にフィニッシュ。5.10ポイントを獲得し逆転でトップに立つ。続いて松野が右に移動してインサイドブレイクを攻め切り4.27ポイント。佐藤を松岡と松野が追う展開となった。
松岡はニード5.13、松野は5.43。鈴木は7.20。試合終了間際に3人がそれぞれライディングするも、波のポテンシャルがなく決定打にはならず。ここは地元の佐藤がリードを守り抜き、地元で嬉しい優勝を飾った。
女子プロジュニア優勝:佐藤李


「地元で優勝できて嬉しいです。ワールドジュニアにことは絶対行きたかったので、あと何戦プロジュニアに出れるかわからなかったので、絶対優勝したいなって思っていました。でも試合中は勝ち負けを気にせずに波に乗ることを心掛けてました。この後は波が上がる予報なので、QSもがんばります。


静波サーフスタジアムに続く優勝で自信がついたんですが、今日は得意なコンディションではなかったので、それで優勝できたのは自信になりました。地元の方々が色々と頑張ってくれて開催できている大会なので、優勝できて嬉しいし、ありがとうございます。
波は昨日と比べて少し上がったんですけど、波自体は昨日よりも難しい波で、ちょっと苦戦しました。全体的にワイドな感じで、昨日の方が三角だったかなと思います。
今年の前半は悔しい負け方も多かったんですけど、最近いい流れになってきたと思うので、これを止めないように頑張りたいと思います。
男子プロジュニア・ファイナル


続いて男子の決勝は、インドネシアのディラン・ウィルコクセン、佐藤利希、渡邉壱孔、岡野漣の4人。セミファイナルで渡邉がエアーをメイクして8.00ポイントを叩き出していたことから、決勝では岡野もインサイドで飛び回る。


序盤は佐藤利希が鋭い波を掴み、確実なマニューバーで4.00ポイントを獲得。渡邉とDylanも攻めるが、スコアは2点台止まりだが、2本合計で佐藤を上回る。
4位となった佐藤だが、2本目にレールワークを生かしたライディングで5.83を加え、トータル9.83としてトップとなり、リードを広げる。

追う渡邉は縦にノートリムで2発を入れ5.17、トータル9.57。岡野も5.10を加えて9.50まで迫る。ニードは渡邉が4.67、岡野が4.74。ただ、最後まで攻め続けたが逆転には至らず、佐藤利希がそのまま逃げ切り、嬉しい優勝を手にした。
男子プロジュニア優勝:佐藤利希


「最高です。WSLプロジュニアで初優勝できて嬉しいです。最初に良い波乗れて、スコア出せたんですけど、残りの時間待ち過ぎないか心配だったんですけど。
できるだけ乗ろうとしていたんですけど、全然良い波に乗れなくて、残り10分波来るなって願ってました。最初に5.83を出して、セットのいい波に乗るしかないなって思っていたんで、時間はあったので待っていた感じです。



ずっと壁だったので、自分の中では初めてファイナル行けて良かったという感じでした。それで優勝できたのはすごく嬉しかったです。
ここがゴールではなくて、まず一歩を踏み出せた感じなので、日頃応援してくれている家族や、スポンサーの方々など全員にこの優勝を伝えたいです。とりあえず、この後にQSもあるので、それを頑張りたいと思います。

さて、この大会結果でWSL ASIAのランキングは男子の1位が渡邉壱孔、2位 Dylan Wilcoxen(INA)、3位 長沢侑磨、4位 佐藤利希、5位 Westen Hirst(INA)と続く。
https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/mjun?regionId=6&year=2025
女子は1位が佐藤李、2位 Jasmine Studer(INA)、3位 松岡亜音、4位 Imari Hearn、5位 池田美来となり、次戦の9/23-24「Mera Group Corporation The Open Hyuga Pro Junior」へと戦いは続く。
https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wjun?regionId=6&year=2025
明日のDAY-3は 台風からの大雨予報のため大会はオフ。ネクストコールは9/6(土)6:30AMで、7:00AM試合開始予定となっている。
9/6のライブはこちらから。
https://www.omaezakipro.com/live/
大会 HP
https://www.omaezakipro.com/
WSL HP
QS2000
https://www.worldsurfleague.com/events/2025/qs/431/midas-capital-omaezaki-pro-qs-2000/main
Pro Jr
https://www.worldsurfleague.com/events/2025/jun/432/midas-capital-omaezaki-pro-junior/main
WSL ASIA「Midas Capital Omaezaki Pro Junior」
男子
優勝:佐藤利希
2位:渡邉壱孔
3位:岡野漣
4位:Dylan Wilcoxen(INA)
女子
優勝:佐藤李
2位:松岡亜音
3位:松野杏莉
4位:鈴木莉珠
WSL Asia / Men‘s &Women’s QS2000 & Pro Jr「MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025」
・日 程:2025 年9月3日(水)~7日(日)
・ 主 催:WSL 御前崎プロ実行委員会
・ 共 催:WSL/ASIA(APAC)
・ 特別協賛:株式会社MIDAS CAPITAL
・ 後 援:静岡県/御前崎市/御前崎市商工会/御前崎市観光協会(予定も含む)
・ 協 力:日本サーフィン連盟静岡2 区支部/御前崎ローカルサーフコミュニティ/御前崎スマイルプロジェクト
[ 駐車場およびシャトルバスのご案内 ]
大会会場周辺の一般駐車スペースには限りがあります。
お車でお越しの方は、下記いずれかの駐車場にお停めいただき、シャトルバス(平日:1台運行/土日:2台運行)をご利用ください。(各日8:30マリンパーク運行開始)
①マリンパーク御前崎
利用可能日:9/3(火)~9/7(日)
https://maps.app.goo.gl/PtpA9zxLyW9oJvZi6
②臨時駐車場(御前崎渚の交番 横)
利用可能日:9/3(火)~9/7(日)
https://maps.app.goo.gl/2APRknrs6ubVHSQq5
※こちらの駐車場は、9/6(土)は通行止めのため駐車できません(車両転回場所として使用)
[ 通行止めのお知らせ ]
9月6日(土) 8:00~16:00 において御前崎ロングビーチにて サーフィン世界大会「MIDAS CAPITAL OMAEZAKI PRO 2025」イベントに伴い、 県道佐倉御前崎港線(通称:海岸線)の一部が通行止め となり、歩行者天国となります。
道路をご利用の際は、現地の案内看板や係員の誘導に従って通行をお願いいたします。皆様にはご不便をおかけいたしますが、大会の円滑な運営と安全のため、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
規制日時
9月6日(土)8:00~16:00
天候や波のコンディションにより変更となる場合がございます。
お問い合わせ先
御前崎市商工観光課
TEL:0537-85-1135
主催:WSL御前崎プロ実行委員会
https://www.omaezakipro.com/news/1707/
[ Urban Sports Camp in OMAEZAKI ]
ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、フリースタイルバスケットボールのアスリートで結成されたチーム「F.B.D」によるショーケースや体験会の開催。
9月6日(土)
元⽇本代表のラグビー教室 / 講師:⼤野 均⽒、⼩野澤 宏時⽒
9:30 定員:30⼈程度
参加費:無料
参加対象:⼩学⽣以上
URBAN SPORTS CAMP In OMAEZAKI
ダブルダッチ × フリースタイルフットボール × フリースタイルバスケットボール
11:00:USCショーケース&体験会
13:00:USCショーケース&体験会
※ F.B.Dは、「ストリートカルチャーを世界に」をテーマに掲げ結成されたチーム。
Freestyle Football×Freestyle Basketball×Double Dutchから「ストリートカルチャーを世界に」をテーマに掲げ結成されたチーム。
それぞれのカルチャーの次世代の精鋭が集まり、初舞台のDouble Dutch Delight Japan 2024では2000人の観客を前にGUEST SHOWを務めた。
ショーケース、体験会なども含めカルチャーの発展に向けて2024より活動を開始。
無限の可能性を秘める次世代のカルチャーミックスショーケースは必見!

「Dr.ルルルン」プレゼンツでビーチクリーンが開催。参加者には先着順で「Dr.ルルルン」の試供品パックを50セットプレゼントされた。
川から海へ流れ出たゴミが海岸へと打ち上げられる。ペットボトルやプラスチックケース、発泡スチロールなどが目立つ中、地元の佐藤李、池田美来も積極的に清掃に参加。
プロサーファーや観客、スタッフが協力し、30分でこれだけのゴミを回収。集めたゴミの前で記念撮影。
佐藤李と鈴木莉珠のコーチングを担当したのが、田嶋鉄兵プロ。その手腕ぶりが光る。
入賞者には木製の盾が記念品として贈られた。
ライブを盛り上げたのは、岡島宏盛さん、水野亜彩子プロ、そしてNicoさんによるMCトリオ。
選手へのアナウンスは高橋みなとプロが担当し、すべて英語でコール。
ライブ解説は英語にも堪能な和光大プロ。選手情報だけでなく戦略面にも踏み込み、豊富な知識で放送をさらに盛り上げる。




