タヒチ、チョープー、フランス領ポリネシア（2025年8月7日木曜日） – ワールド・サーフ・リーグ（WSL）2025チャンピオンシップ・ツアー（CT）の12戦中11戦目となるレクサス・タヒチ・プロ・プレゼンテッド・バイ・I-SEAの大会初日がオンとなった。
コンペティションは、現地時間午前7時30分に男子オープニングラウンドから始まり、その後、男子エリミネーション・ラウンドが行われた。
チョープーは、8～10フィートのソリッドな波が絶え間なく押し寄せる、最適なコンディションで、タヒチでまた素晴らしい1日になりそうだ。女子コンペティションはオフ。
オープニングラウンドでは、この波で行われたパリ五輪で金メダリストを獲得したローカルのカウリ・ヴァスト、ジェイク・マーシャルと対戦した五十嵐カノア。
バックハンドでディープなバレルをメイクし7.77 と6.73をスコアしたカノアだったが、カウリに次いで２位となり敗者復活ラウンドへ。
エリミネーション敗者復活ラウンドを強いられた五十嵐カノアは、ローカルワイルドカードのミヒマナ・ブレイと対戦。
カノアはオープニングライドでディープなポジションからバレルを狙うもホームボールに躓きメイク出来ず、ボードチェンジしてパドルアウト。バレルになる波を探すカノアはトライを繰り返すが出口は閉じてメイクできない。残り5分で両者ともまともな波に乗れていない不運なヒート。
ファイナル5がかかったカノアはここで負けるわけにいかない。しかし、じっくりと波を待ったミヒマナがバレルをメイクし逆転。残り時間は3分を切った。
ミヒマナは優先権のない中でバックアップもメイク。惜しくもカノアここで敗退、１７位でフィニッシュとなった。
コナー・オレアリーは、オープニングラウンドで、グリフィン・コラピントとアラン・クレランドと対戦。スタートから6.00をスコアしてヒートをリードしたコナー。
ベスト2を揃えられなかったコナーは一時はコンビネーションに追い込まれたが7.03 をスコアして２位に浮上。ラストは巨大なセットの掘れ上がるセクションからテイクオフを試みるもワイプアウト。エリミネーション敗者復活ラウンドへ回った。
敗者復活ラウンドではジョアオ・チアンカと対戦。コナーはスタートからチャージを見せて5.50をスコア。さらにディープなポジションからメイクして6.17をスコア。
チアンカもバックハンドでクリティカルなポジションを攻めるサーフィンで7.50と6.83をスコアして、コナーをニード8.16と追い込む。その後は波が入らず、両者ともスコアは変わらず。優先権を掴んだコナーだったが、そのままヒート終了。１７位でフィニッシュとなった。
日本の二人が敗れた、ここまでの時点で、現在のライブ・ランキングに少し変動があった。ここで敗れた五十嵐カノアの4位のポジションをグリフィン・コラピント、イーサン・ユーイング、ジャック・ロビンソン、フィリッペ・トリード、そしてレオナルド・フィオラバンティといった選手が猛追している。
今日の最初のヒートでイタロ・フェレイラがヒートに勝利し、ライブランキングでカノアを上回っていた。そして、その後エリミネーションラウンドで残念ながらカノアは敗退し自力でのクオリファイは消え、他の選手の成績に委ねられることになった。
５位のグリフィンはすでに明日に勝ち上がり、イーサンやフィリッペもこの後に登場。まだ（ランキングが）グレーアウト（敗退）していない残りの選手たちは、全員すでにラウンドオブ16に進出しており今後、WSLファイナル５争いは接戦が予想される。
ライブで観戦
レクサス・タヒチ・プロ・プレゼンテッド・バイ・I-SEA は、2025年8月7日から16日まで開催されます。このイベントは、WorldSurfLeague.com および無料の WSL アプリでライブ放送されます。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
