【WSL】2025年世界王者への最終関門!「レクサス・タヒチ・プロ」でファイナル出場権をかけたサバイバルレースが開幕する

五十嵐カノア  © WSL / Matt Dunbar

2025年のサーフィン世界一を決定するWSL(ワールドサーフリーグ)ファイナルズへの出場権をかけた、レギュラーシーズン最終戦「レクサス・タヒチ・プロ」が、8月7日から世界屈指の難関ブレイク、タヒチのチョープーで開幕する。

男女それぞれトップ5のみが進出できるWSLファイナルズへの最後のポジションをめぐり、トップサーファーたちが激しいサバイバルレースを繰り広げる。

 

2022年のTahiti Proでクオーターファイナル進出を決め、WSLファイナル5進出を決めた五十嵐カノア(JPN )。今回もQF進出で自力でファイナル5進出 © WSL / Ryder
2022年のコナー・オレアリー。これまでタヒチでは3度9位に入っている。© WSL / Poullenot

 

 

Lexus Tahiti Pro presented by I-SEA は、大会期間初日の 8 月 7 日にキックオフする予定で、チョープーでは巨大なチューブと忘れがたい競技の瞬間が見られるかもしれない。

最近のチョープーでのフレアサーフィンのハイライトをチェックし、オープニングラウンドのヒートドローを確認して、素晴らしい日に備えよう。

現地時間8月7日午前7時(TAHT)、日本時間2025年8月8日2時にファーストコールです。

 

 

 

 

■波乱必至!残された椅子をめぐる熾烈な争い

 

今大会終了時のランキングで、WSLファイナルズに進出する選手が決定する。現在、男子はヤゴ・ドラ、女子はモリー・ピックラム、ガブリエラ・ブライアン、ケイトリン・シマーズの出場が確定済み。残る男子4枠、女子3枠をトップランカーたちが争う。

 

しかし、舞台となるチョープーは地球上で最もヘビーなレフトブレイクとして知られ、多くの選手にとって鬼門ともいえる場所。ここで結果を残せるかどうかが、WSLファイナルズ進出の絶対条件となり、予測不能な展開が予想される。

 

 

ヤゴ・ドラ© WSL / Poullenot

 

■注目選手のファイナル5のシナリオ

 

WSLファイナル5に残りフィジーで行われるWSLファイナルズに出場できるのは誰か。

 

フィリッペ・トリード、ジャック・ロビンソン、バロン・マミヤ、レオナルド・フィオラバンティ、コナー・オレアリーは、ファイナルファイブへの望みは残っている。しかし他の残りの CT 男子選手は、この時点でファイナルファイブの争いから脱落。

 

 

イタロ・フェレイラ、グリフィン・コラピント、イーサン・ユーイングは、タヒチでのイベントでファイナルに進出すれば、ファイナルファイブのスポットを獲得できる。

 

 

五十嵐カノアは、タヒチでクオーターファイナルに進出すれば、ファイナルファイブのスポットを獲得できる。

ジョーディ・スミスは、タヒチでヒートに出場すれば、ファイナルファイブのスポットを獲得。

 

女子ではキャロライン・マークスは、タヒチで優勝すれば、ファイナル 5 への出場権を獲得。残りの CT 女子は、すべてファイナルズ出場権争いを続けている。

イザベラ・ニコルズとベティルー・サクラ・ジョンソンは、タヒチでのイベントでファイナルに進出すれば、ファイナル 5 への出場権を獲得。

ケイトリン・シマーズガブリエラ・ブライアン、モリー・ピックラムはすでにファイナル 5 への出場権を獲得している。

モリーはタヒチでのイベントで決勝に進出すれば、ナンバーワンのシード権を獲得できるヤゴ・ドラはすでにファイナル 5 への出場権を獲得しており、彼はタヒチで 2 位以上に入れば、ナンバーワンのシード権を獲得できる。

 

  • フィリッペ・トリードの試練:過去2度の世界王者は、得意としてきたカリフォルニアのハイパフォーマンスウェイブから、不得手なヘビーウェーブへとファイナルの舞台が変わったことで(2025年はフィジー開催)、3度目のタイトル獲得に暗雲が立ち込めている。

  • 新王者候補ヤゴ・ドラ:ヤゴ・ドラは、今季からの新ルールにより、WSLファイナルズで1ヒート勝利するだけで世界チャンピオンが決定するため、初のチャンピオンの座に最も近い存在と目されている。

 

■五十嵐カノアもWSLファイナルズ進出を目指す

 

五十嵐カノア  © WSL / Matt Dunbar

 

日本の五十嵐カノアも、WSLファイナルズ進出をかけてこの最終戦に挑む。ラウンド1はヒート2に登場し、ジェイク・マーシャル、カウリ・ヴァストと対戦。厳しい戦いを勝ち抜き、WSLファイナルズへの切符を掴むことができるか、注目が集まる。

 

前回のジェフリーズベイでCT初優勝を決め、勢いに乗る日本のコナー・オレアリーもWSLファイナル5の可能性は残っている。コナーはH6でグリフィン・コラピント、アラン・クレランドと対戦。

 

サーフィン界の勢力図を塗り替える可能性を秘めた、運命の一戦から目が離せない。

 

 

レクサス・タヒチ・プロ・プレゼンテッド・バイ・I-SEA の詳細については、WorldSurfLeague.com をご覧ください。