カリフォルニア州ハンティントンビーチ(2025年7月31日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のチャレンジャー・シリーズ第3戦「レクサス US オープン・オブ・サーフィン・プレゼンテッド・バイ・パシフィコ」が、スモールコンディションでようやくスタート。
男女ともオープニングラウンドの男子ラウンドオブ80、女子ラウンドオブ48が行われ、粘り強さと少しの運が勝敗を分けた。
元CTのアイコンたちが南カリフォルニアでのキャンペーンをキックオフし、おなじみの顔ぶれがハンティントンビーチのアリーナに戻ってきた。
厳しいコンディションの中で、プログレッションを見せスケールを押し上げ、女子チャレンジャー・シリーズ現在の1位が敗れるなど、真の粘り強さがトップシードへの道を決める試練となった。
早い段階から番狂せが発生し、ジャスティン・ベクレと並んでヤゴ・ドミンゲスがジョシュ・カーを破り、元CTのアイコンを排除した。

女子ラウンドオブ48、ヒート1でも、現在のチャレンジャーシリーズNo.1のフランシスカ・ベセルコが、ペルーのダニエラ・ロサとコスタリカの常連選手レイラニ・マクゴナグルに敗れ、大番狂わせが起こった。

本日のトップ 5 のハイライトには、元 CT ベテランのコロヘ・アンディーノの電光石火のパフォーマンスが含まれてる。アンディーノはホームウォーターにに戻り、その存在感をアピール。厳しい朝のコンディションの中、6.50 をマークしてラウンドオブ80を勝ち上がった。アンディーノは、デイヴィッド・シルバ、ディミトリ・プーロス、カイアス・キングらのトップシードのラウンドオブ64に進出を決めた。


オリンピック金メダリストのカウリ・ヴァストは、ラウンドオブ 80 のスーパーヒートをコントロールし、元イベント優勝者のジュリアン・ウィルソンを退けてトップシードへと進んだ。

アネット・ゴンザレス・ジャクスタバリと、同じくバスク地方出身のアドゥア・アマトリアンが、ブザービーターでクラッチパフォーマンスを披露。

チャレンジャー・シリーズの初日を締めくくったのは、シエラ・カーのエアリバースで、1位を獲得した。2023年WSLワールドジュニアチャンピオン、シエラ・カーは、リップでの素晴らしいパフォーマンスで7.17のスコアを獲得し、女子ラウンドオブ48で注目を集め、ラウンドオブ32でのトップシード入りを目指している。
今、トップシードたちは、さらにスウェルが予想される次のラウンドで、この初日活躍した選手たちと対戦する運命を待っている。
加藤翔平、岩見天獅、都筑有夢路、松岡亜音、池田美来がラウンドアップ。
本日の波乗りジャパン。男子ラウンドオブ80からH4安室丈、H6加藤翔平、田中大貴、H8岩見天獅が登場。女子ラウンドオブ48からはH4都筑有夢路、松岡亜音、中塩佳那、H6都築虹帆、H7池田美来が出場。





加藤翔平はクリエイティブでパワフルなコミットしたラインを組み合わせて、各セクションのスコアリング・ポテンシャルを最大限に引き出し6.50をスコア。エアリバースのワンマニューバーもメイク。バックアップの5.53をスコアしてトップでラウンドアップを決めた。


H8では岩見天獅が登場。岩見はスタートから3つのコントロールされた大きなターンのバリエーションを見せて6.33をスコアしてヒートをリード。ハイスピードのリバースも見せ続けてバックアップの4.23をスコア。そのままリードを続けてトップで勝ち上がった。






女子ラウンドオブ48はH4に都筑有夢路、松岡亜音、中塩佳那の3名が同じヒートに登場。
都筑はヒート前半に得意のフォアハンドのレイバックスラッシュをメイクして6.50をスコア。5.67でバックアップしてヒートを圧倒。松岡も4.97と4.67をスコアして逆転して2位でアップ。中塩は5.17をスコアするもバックアップを上げられず惜しくも3位で敗退となった。

H7池田美来は厳しいコンディションの中で、応援団の声援をパワーに変えて、厳しいクロスヒートを勝ち抜き、4.73 と 4.27をスコアしてトップでラウンドアップ。H6の都築虹帆はリズムを掴めず惜しくも敗退となった。
明日、男子ラウンドオブ64が始まれば、H8に五十嵐カノア、西慶司郎、H10大原洋人、H11加藤翔平、H12伊東李安琉、H15岩見天獅。女子女子ラウンドオブ32ではH3松岡亜音、H4都筑有夢路、H7池田美来。
今回も日本サーフィン連盟強化部からコーチや撮影・分析のためのカメラマンを派遣し、現場で指導を行う。
がんばれ!日本!




