川合美乃里が公認プロ資格を獲得しセミファイナル進出。S.LEAGUE 25-26 《S.ONE》ロングボード第2戦 さわかみ鉾田プロ

川合美乃里

7月26日(金)〜27日(土)の日程で、JPSA さわかみ S.LEAGUE 25-26 S.1 ロングボード第2戦「さわかみ鉾田プロ」が、茨城県鉾田市のトップサンテで開催。北海道で行われた第1戦に続き、ロングボードは早くも今季2戦目を迎える。

 

 

この大会も、賞金是正制度「さわかみブースト賞」の対象大会であり、男子の優勝賞金は60万円が2倍の120万円。女子の優勝賞金は30万円から4倍の120万円に引き上げられている。

 

 

ロングボードS.1は全5戦を予定。第3戦は9月に「ALL JAPAN」としてS.1とS.2の合同で開催され、第4戦は11月に宮崎・木崎浜(調整中)、最終戦「GRAND FINAL」は2026年4月に千葉での開催が決定している。

 

今回の出場人数は、シード枠(WSLランキング、スポンサー、ローカルシードなど)を含めて以下の通り。
ロングボード男子:22名+シード2名=24名
ロングボード女子:10名+シード2名=12名

 

男子は秋本祥坪が今大会をスキップ。オルタネート(代替)選手4名とシード2名を加えて、24名が出場する。女子は田岡なつみ、吉川広夏がアメリカで行われるUS OPENに出場のため欠場。こちらもオルタネート2名とシード2名を加えて12名となっている。

 

このシードは男女ともアマチュア選手がエントリー。男子はローカルの丹所浩志と大森海夏人、女子は米川なずながエントリー。

 

 

さらに、スポンサーシードとして、北海道大会のショートボードで優勝した川合美乃里が女子ロングボードにも初出場。これらのシード選手には、ラウンド1を勝ち上がることで、JPSA公認プロ資格が与えられる。

 

 

本日の会場は晴れ。風はサイドオフショア。朝のうちは潮が上げていて波はヒザモモ。波数も少なく、張る波もほとんどない難しいコンディションで、選手たちは序盤から厳しい戦いを強いられた。

潮が引きに向かうにつれてサイズはコシハラまで上がったが、ワイドでつながり気味のブレイクが多く、波選びが勝敗を大きく左右する展開となった。

 

 

 

今日のスケジュールは、男子・女子ともにラウンド1からクォーターファイナルまで。ベスト4が出揃い、明日のセミファイナルへと駒を進める選手たちが決定した。

 

川合美乃里
川合美乃里

 

まずは女子。ラウンド1から出場のアマチュアの米川なずなと川合美乃里。どちらも逆転劇を演じて勝ち上がり、公認プロ資格を獲得。勢いそのままにクォーターファイナルも勝ち抜き、明日のセミファイナル進出を決めた。

 

米川なずな
米川なずな

 

トータルハイスコアは川合美乃里の13.10ポイント。シングルハイスコアは7.00ポイントで、川合美乃里と菅谷裕美が並んだ。

川合は、ショートボードで培ったスキルを生かしたノーズからのマニューバーで高評価を獲得。ノーズライドにはまだ不安定な部分も見られたが、果敢に攻める姿勢がジャッジに好印象を与えた。

 

菅谷裕美
宮崎友祈子

 

明日のセミファイナルは、ヒート1が菅谷裕美 vs 米川なずな、ヒート2が川合美乃里 vs 宮崎友祈子の対戦となっている。

 

 

男子では、地元のアマシードである丹所浩志と大森海夏人がラウンド1で敗退し、今回はプロ資格獲得とはならなかった。

 

浜瀬海

 

一方で注目を集めたのは浜瀬海。左右への鋭い切り返しで波を無駄なく乗りこなすそのサーフィンは、全ラウンドでトータル16点超えを記録。特にクォーターファイナルでは、シングル9.00ポイント、トータル16.83ポイントと、今日の最高スコアでの完勝だった。

 

浜瀬海
増山翔太

 

明日のセミファイナルでは、ヒートを重ねるごとに調子を上げた増山翔太が浜瀬と対戦。そしてもう一つのカードは、いつも笑顔を絶やさない石井乃亜と堀井哲の顔合わせとなる。

 

堀井哲
石井乃亜

 

明日DAY-2はいよいよ大会最終日。選手集合は朝8時。男女ともセミファイナルからスタートし、ファイナルを経て、それぞれの頂点が決定する。

ライブはAbemaにて放送。DAY02

https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/CfHM7QkgDPCrUf

スコアはこちらから。
https://www.jpsa.com/official_call/11825/

S.LEAGUE:HP
https://sleague.jp/

JPSA:HP
https://www.jpsa.com/

Abemaのライブ放送は、齋藤寿幸氏の実況と、河村正美氏(マミさん)の解説でお届け。朝のモーニングショーには岸田一夫・鉾田市長もゲスト出演。

会場内の大型ビジョンでもAbemaのライブ映像を放映。現地でも臨場感あふれる映像が楽しめる。

さわかみブースでは、ハワイ関連グッズを販売中。南国気分を味わえるアイテムが揃う。

フードコーナーではタコライスや茨城ドッグなど、ローカル&ボリューム満点のメニューが人気。

地産ブースでは、鉾田の名産・メロンや「ほこたアイス」など地元の味覚が楽しめる。

Cureでは救急スタッフ4名が常駐し、選手のケガや熱中症に迅速に対応している。

 

ラウンド1を勝ち上がりプロ公認獲得となった川合美乃里。「試合内容が本当に良くなかったなと思ってます。どのタイミングもプライオリティが3番4番で、もっと落ち着いて試合運びするべきだったかなって思いました。

 

 

最初みんな乗っていたんですけど、2点とかのスコアだったんで、一つ前のヒートとかに来ていたポテンシャルのある波を沖から乗りたかったんですけど、あまりにも波が来なかったので、そこから少しずつズレていっちゃった感じですかね。

 

あの5点の出た波は、ちょっと沖から乗ってハング5かけて最後ターン入れた感じでしたけど、あまり掘れた場所でターン入れてないんですけど。セットだった感じです。次はもうちょっと、ちゃんとしたヒート運びをしたいですね笑笑

 

川合美乃里
川合美乃里

 

クオーターファイナルでは、7.00と6.10をスコアして、トータル13.10をスコアして圧勝した川合美乃里。「だいぶ潮も上げてきていたんで、朝のヒートよりはサイズのある波が出てくるかなと思って、一つ前のラウンドで左の方で良いライトが割れていたんで、それに最初2本乗れて、まとめることが出来て良かったです。

 

マンオンマンに勝ち上がれて嬉しいです。凄く良い波なんで、良い波で自分のサーフィンして、評価してもらえたら嬉しいです。」

 

セミファイナルH2で川合美乃里は、第58回全日本サーフィン選手権大会 2024 ロングボード ウィメン シニアクラスで優勝したS.TWOからAlternationエントリーで出場の宮崎 友祈子と対戦する。

米川なずな

ローカルシードの米川なずながラウンド1を勝ち上がりプロ公認を獲得。「信じられなかったです。いつも一緒のサーフィンをしてくれている先輩方や、応援してくださっている地元企業の皆様、一番近くで応援してくれている家族に感謝を伝えたいと思います。」