吉川広夏がオープニング・ラウンドを突破。ロングボード世界タイトルレース、レクサス US オープンでキックオフ

吉川広夏

カリフォルニア州ハンティントンビーチ(2025年7月26日土曜日)南カリフォルニアの夏のイベントが帰ってきた。「レクサス US オープン・オブ・サーフィン・プレゼンテッド・バイ・パシフィコ」の大会初日は、世界トップクラスのロングボーダーたちが登場。

 

 

レイチェル・ティリーとテイラー・ジェンセンは、2024年のイベント優勝と世界ロングボードタイトル獲得以来、その実力をまったく失っていないことを、ホームウォーターズでのパフォーマンスで証明した。

 

レイチェル・ティリーWSL/Pat Nolan
レイチェル・ティリーWSL/Pat Nolan
テイラー・ジェンセン WSL/Pat Nolan
テイラー・ジェンセン WSL/Pat Nolan

 

新しい世界ロングボードタイトル候補のチェイス・リーダーは、この日のベストパフォーマンスで、彼のスタイルとエネルギーを見事に発揮した。さらに、クロエ・カルモンが競技サーフィンに復帰し、ラウンドオブ16に進出、ワールド・ロングボード・タイトル争いに再挑戦する。

 

チェイス・リーダー WSL/Kenny-Morris
クロエ・カルモン WSL/Pat Nolan

 

一方で、複数のワールド・ロングボード・チャンピオンがエリミネーション・ラウンドに送られるという番狂せも発生。

ジャック・ヴァン・ワゴナー WSL/Pat Nolan

 

吉川広夏は、3度のワールド・ロングボード・チャンピオンであるホノルア・ブルームフィールドをエリミネーションに送り込み、ワイルドカードのジャック・ヴァン・ワゴナーは2023年のワールド・ロングボード・チャンピオン、カイ・サラスを撃破した。

 

彼らは、イベントのワイルドカードと、ロングボード・ツアーで実績のある強豪たちと対戦することになる。まだ始まったばかりだが、サーフ・シティUSAはすでに熱気を帯びてきている。

日本から田岡なつみ、吉川広夏、井上楓、井上鷹が2025年のWSLロングボードツアーに出場。吉川がベスト16進出

 

今シーズンのWLTは日本から田岡なつみ、吉川広夏、井上楓、井上鷹の4名が出場。本日は全員がオープニングラウンドに出場。

 

その中で吉川広夏は、元世界チャンピオンのホノルア・ブルームフィールドらと対戦。

前半は波選びに苦戦した吉川は、後半にスコアを上げフォアハンド・ノーズライドのコンビネーションで6.17。終盤にバックハンドで4.20をスコア。逆転トップで勝ち上がった。

 

吉川広夏 WSL/Pat Nolan

 

  • インタビュアーAJ:吉川広夏さん、ここハンティントンビーチでまた会えて本当に嬉しいです。ヒート前は少し緊張したと話していましたが、そんな様子は微塵も感じさせませんでしたね。ここハンティントンに戻ってきて、どうでしたか?
  • 吉川広夏: とても嬉しいです。とても興奮しています。去年はこのワールドツアーに来ることができなかったので、ここに戻ってこれて本当に嬉しいです。
  • インタビュアーAJ : 私たちもあなたが戻ってきてくれてとても興奮しています。素晴らしい選手たちを相手にヒートで勝利し、2025年シーズンを最高の形でスタートしましたね。今シーズンはどのように臨んでいますか?
  • 吉川広夏: 自分のサーフィンに集中して、ただ楽しんで、良い波を掴むだけです。
  • インタビュアーAJ : 日本にはたくさんの友人やファンがいると思いますが、彼らに何か伝えたいことはありますか?
  • 吉川広夏: 今日から試合が始まって、日本の明け方だと思いますが、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。なんとか勝ち上がることができたので、次のヒートももっともっと頑張っていきます。
  • インタビュアーAJ: オメデトウ!おめでとうございます!

 

井上鷹と楓の兄妹 WSL/Pat Nolan
井上楓 WSL/Kenny-Morris
ヒート前半にトップになるも最後は2位となった田岡なつみ WSL/Kenny-Morris

 

田岡なつみ、井上楓、井上鷹は、惜しくも敗者復活ラウンドへ進んだ。

今年のレクサス US オープン・オブ・サーフィンのすべてのイベントの詳細については、WorldSurfLeague.com をご覧ください。

ライブ視聴

レクサスUSオープン・オブ・サーフィン・プレゼンテッド・バイ・パシフィコは、2025年7月26日から8月3日まで開催されます。