西慶司郎がトータルハイエスト。JPSA さわかみ S.LEAGUE 25-26 S.1開幕戦「さわかみ 北海道プロ」開幕。

西慶司郎がトータルハイエスト12.50ポイントをマーク

JPSA さわかみ S.LEAGUE 25-26 S.1開幕戦「さわかみ 北海道プロ」が、7月10日から13日(予備日14日)の日程で、北海道厚真町の浜厚真海岸にて開催される。

今大会は、S.1のショートボード、ロングボードに加え、マスターズクラスも実施。出場人数はシード枠(WSLランキング、スポンサー、ローカルシードなど)を含め、以下の通りとなっている。

 

ショートボード男子:29名+シード7名=36名
ショートボード女子:13名+シード5名=18名
ロングボード男子:22名+シード2名=24名
ロングボード女子:10名+シード2名=12名

 

このうち、ショートボード男子の小林桂、塚本勇太、大原洋人、須田喬士郎、森友ニ、ロングボード男子の川上聖斗、櫻岡甲太、武川慎、そしてロングボード女子の榊原頼子は今大会を欠場。オルターナティブ(代替)選手が加わり、最終的なエントリーは以下のようになった。

 

ショートボード:男子36名、女子15名=計51名
ロングボード:男子23名、女子12名=計35名
マスターズ:24名

合計で110名の選手が浜厚真に集結した。

 

 

トピックスはS.1ツアー3戦のうち、この「さわかみ 北海道プロ」には特別賞が用意されている。

ショートボード女子、ロングボード男子・女子の賞金を、ショートボード男子の賞金額と同額にする制度で、その差額分を「さわかみ ブースト賞」として各カテゴリーの選手に授与する(対象は優勝・準優勝・3位入賞者)。

 

【ショートボード男子 賞金】

1位 120万円
2位 45万円
3位 23万円

この特別賞は、今大会と、最終戦GRAND FINALSを含むあと1戦、計3戦で設定されている。またショートボード男子には、賞金とは別に「さわかみ特別賞」も用意と発表されている。

 

 

会場の浜厚間ポイントはヒザモモのサイズで、昼前からオンショアの風が吹き続けた。遠浅な地形のため干潮時は波がつながりやすく、特にロングボードには乗りづらいコンディション。一方、潮が上げてくるとショートボードには演技可能な波が入るものの、波選びが勝負の鍵となった。

 

西慶司郎
西慶司郎はトータルハイエスト12.50ポイントをマーク。
加藤翔平
安室丈がシングルハイエスト6.67ポイントをスコア
田中大貴

 

まずはショートボード男子。WSLのCSを転戦中の西慶司郎、加藤翔平、安室丈、田中大貴、そしてオリンピアンの稲葉玲王が順当に勝ち上がり。

中でも西はトータルハイエスト12.50ポイントをマーク。シングルハイエストは安室の6.67ポイントを叩き出した。

 

稲葉玲王
稲葉玲王

 

オルターナティブ(代替)では、加藤賢三、浜矢凪、強矢凛太郎、佐藤利希の4選手がS.1選手を破り明日へ駒を進めた。

 

加藤賢三
浜矢凪
強矢凛太郎
佐藤利希

 

一方、ローカルシード枠から挑んだアマチュアの渡邊創士、平田将大、松倉円は健闘むなしくここで敗退。勝ち上がれば公認プロ資格を得られる場面だっただけに、悔しい結果となった。

 

渡邊創士
平田将大
松倉円

 

ショートボード女子では川合美乃里がシングルハイエスト6.83ポイントを記録。脇田紗良はトータル12.00ポイントで調子の良さをアピール。波に合わせた演技が光り、これが勝因となった。

CS参戦中の中塩佳那は、苦戦しながらも持ち前の勝負強さでラウンドアップを果たした。

 

川合美乃里がシングルハイエスト6.83ポイント
脇田紗良
中塩佳那
野中美波

 

続いて男子ロングボード。浜瀬海が一人エクセレントの8.00ポイントを叩き出し、トータルも13.80ポイントで堂々のハイエスト。

秋本祥坪、増山翔太、森大騎、堀井哲らも自分のスタイルを存分に発揮し、勝ち上がった。地元の大宮丈治は惜しくもここで敗退。

 

浜瀬海がエクセレントの8.00ポイント
秋本祥坪
増山翔太
森大騎
大宮丈治

 

最後はマスターズ。マスターズは2025年末時点で45歳以上が対象。先月のS.2井戸野浜トライアルを勝ち抜いた西山直登、古川光彦、柿内聖文、小野誠、米川佳祐、安部亙の6名が挑戦し、このR-1を突破すれば公認マスタープロ資格が与えられる。

 

結果、米川佳祐、安部亙、柿内聖文の3選手が見事プロ資格を獲得。また、最後の砦となった地元の松下直樹は奮闘虚しく、ここで姿を消した。

 

公認マスタープロ資格獲得者

米川佳祐
安部亙
プロトライアルを30年以上続けていきた柿内聖文。悲願のプロ公認

 

明日のDAY-2は 7:00 AM集合。
7/11のDAY-2 ライブはAbemaにて放送。
スコアはこちらから。

https://sleague.jp/25-26/ham.php

S.LEAGUE:HP
https://sleague.jp/

JPSA:HP
https://www.jpsa.com/

 

 

今年度もS.LEAGUEでは「ファーストライドセレモニー」が行われ、宮坂尚市朗 厚真町長が初めてサーフィンに挑戦。立つことはできなかったものの、笑顔でスープを滑り、会場を大いに沸かせた。

今大会は地元の太鼓演奏で華やかに開幕。歓迎のバチ捌きは見事で、会場を盛り上げた。

千葉からは大型ビジョントラックも到着し、遠くからでも試合の様子が確認できるように。

地元北海道の選手が登場すると、海岸まで出てきた観客が熱い声援を送る。

マスターズの比嘉力夫選手には応援団が駆けつけ、バナーには「ちばりよー(頑張れ)」の文字が躍った。

ビーチレポートと選手インタビューは水野亜彩子プロ、そして今回は粟田生が担当。

選手待機ブースにはストレッチ用のフォームローラーも常備され、コンディショニングをサポート。(佐藤千尋プロ)

 

大会会場内では共催イベントとして「HAMAATSUMA BEACH SIDE FESTA 2025」も開催される。何と自動車が当たる「大ビンゴ大会」や北海道出身のアーティストによるLIVE、サーフィン体験会も行われる楽しいイベント盛りだくさん。

 

「HAMAATSUMA BEACH SIDE FESTA 2025」
https://atsuma-beachfes.com/

主催:JPSA(一般社団法人日本プロサーフィン連盟)
浜厚真臨海ゾーン活性化イベント実行委員会

後援:北海道厚真町
株式会社ネイビーズ・クリエイション

会場:浜厚真海浜公園特設会場:駐車場1,500台
所在地:〒059-1742 北海道勇払郡厚真町浜厚真
最寄りIC:厚真インターチェンジより車で5分
最寄りJR駅:浜厚真駅より徒歩5分 (7/13は浜厚真駅からの無料シャトルバスがあります)
※ 7/13(日) は南千歳駅⇔浜厚真駅で無料シャトルバスが出ます。