
プライア・デ・イタウナ、サクアレマ、ブラジル(2025年6月26日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2025チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第9戦、VIVOリオプロ・プレゼンテッド・バイ・コロナ・セロ大会2日目が、ブラジルのサクアレマにあるプライア・デ・イタウナで開催。
本日は、男子エリミネーション・ラウンドがオーバーラッピング・ヒートで行われる。その後、男子ラウンドオブ16が行われ、さらに女子クオーターファイナルも予定されており、1日を通して熱い戦いが繰り広げられる予定だ。
男子エリミネーション・ラウンドH5で世界ランキング 3 位の五十嵐カノア(JPN)がアレホ・ムニーツ(BRA)と。コナー・オレアリー (JPN)は、H8でジェイク・マーシャル (USA) と対戦した。

五十嵐カノアは、バックハンドでチャージを見せて、ヒート前半に5.50をスコア。アレホも終盤に7.00をスコアし猛チャージを見せたが、カノアは更にトップスコアを塗り替えて逃げ切り、ラウンドオブ16へ勝ち上がった。

コナーは、出だしワイプアウトが続きスコアを伸ばせず。ヒート後半に追い上げ、シームレスなフォアハンドの2ターン・コンビネーションでヒートのハイエストスコア5.93をスコアするが、惜しくも逆転ならず。今回は17位でフィニッシュとなった。
「ありがとう。タフなヒートでした。あそこの波は本当にサーフィンするのが難しいんです。完璧に見えるけど、波にバックウォッシュがたくさんあって…。
でも、今はすごくクリーンなコンディションなんです。ブラジルに来てから一番クリーンな状態ですね。だから、久しぶりに良い波に乗れてよかったです。」とカノアが語った。
インタビュアー:素晴らしいですね。そしてブラジルのギャラリーは本当にあなたを応援していますね。ここでのたくさんの愛にどう向き合っていますか?

「本当に感謝しています。サーフィンがもたらすもの、その影響力は本当にすごいです。サーフィンは本当に素晴らしいスポーツで…
若い頃はブラジルで誰かが僕の名前を呼んでくれて、僕のサーフィンを見るのを楽しみにしてくれるなんて、考えもしませんでした。
だから、パドルアウトするたびにみんなが応援してくれて、鳥肌が立つんです。これが現実かどうか、毎日自分をつねらないといけないくらいですよ。笑
インタビュアー:とても素敵ですね。彼らにポルトガル語で一言お願いします。
応援してくれている皆さんに感謝します。ええ、僕たちは今ブラジルにいて、波はとても良いです。さあ、次へ向かいましょう。」と流暢なポルトガル語でカノアが言った。

ラウンドオブ16へ勝ち上がった五十嵐カノアはヒート3で、サンクレメンテのルーキー、コール・ハウシュマンと対戦。
ヒートはリスタートしたいほどのスローな展開となり、カノアがレフトのビッグセットにテイクオフ。ワンビッグターンをメイクして5.00をスコア。続けてレフトでバックアップをスコアする。


それに対してコールはラディカルな3ターンのコンビネーションで8.67をスコアして逆転。
残り時間は5分を切って、カノアのニードスコアは4.85。優先権はカノア。逆転可能なシチュエーションだが波は入ってくるのか。しかし、再び凪がつづき、そのままヒート終了。なんとも後味の悪い敗退となってしまった。
VIVO リオプロでの今日のコンテストの詳細とハイライトについては、WorldSurfLeague.com をご覧ください。