
ラグンドリ・ベイ、ニアス / インドネシア(2025年6月24日(火) – 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ニアス・プロ・クオリファイ・シリーズ(QS)6,000は大会4日目。ヒートによってはスローなヒートもあったが、本日も素晴らしいコンディションで開催。
男子のラウンドオブ64と女子のラウンドオブ32の5ヒートが終了した。女子ラウンドオブ32のヒート 6 から8 まで、男子ラウンドオブ 32、女子ラウンドオブ16、男子 ラウンドオブ16までが行われ、男女ベスト8が決定した。
本日は女子ラウンドオブ32H7に松田詩野、清水ひなた。男子ラウンドオブ32では、H1矢作紋乃丞、H2須田喬士郎、H3松永健新、小濃来波、H4鈴木仁、稲葉玲王、H5本郷拓弥、H6三輪紘也、新井洋人が登場。
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松田詩野はバックハンドでビッグターンをメイクして2位でラウンドアップ。20 矢作紋乃丞は、ビッグセットでロングバレルをメイクし9.60というエクセレントをスコアするもバックアップを掴めず。ラストウェイブでもチューブの中でメイク寸前でワイプアウトして逆転できず悔しい敗退となった。

須田喬士郎はラストウェイブでバックハンドのターンで大きなスプレーをあげて7.53 をスコアし2位でラウンドアップ。
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松永健新は2本のバレルをメイクし8.40と8.17の2本のエクセレントでトータル16.57を叩き出してトップで勝ち進んだ。


今大会ではトップ通過を続ける松永健新。「前のヒートの最後に波が結構来ていたんで、自分のヒートはスローなヒートになるんだろうなと思っていたんです。セットを待って乗れたら良いかなって感じでした。プランも無いんで。」目標は?という質問に対し「いい波乗って楽しめたらいいかなって感じです。」と言葉少なに謙虚な松永が語った。
H4では、鈴木仁、稲葉玲王が同じヒートでマーロン・ハリソン、ウエスティン・ハーストという強豪と対戦。鈴木仁はスタートから素晴らしいバレルライドで9.73という今大会のハイスコアを叩き出した。
稲葉も鈴木に続けとばかりにバックハンドでロングバレルをメイク。エクセレントの8.17をスコア。鈴木も稲葉も7点台のバックアップをスコアし日本勢がワンツーで勝ち上がった。
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「とにかく最高の一言です。あのぐらいのサイズのうねりを待っていました。正直うねりが大きくて種類が違うというか、すごく右側で溜まっているものと、すごく大きくて伸びてくる2種類があると自分は考えていて。自分はフロントフッターなのでパンプ出来るんで行くしか無いと思っていきました。
乗ってからバレルの中に包まれて、テールにスープが乗っているというか今にも食べられちゃいそうな感じがずっと続いて、抜けれない!抜けれない!って出口が遠い!遠い!って感じだったんですけど、気持ちで抜けた感じです。」
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H5の本郷拓弥は惜しくも敗退、H6では三輪紘也、新井洋人が登場。三輪がバックハンドバレルをメイクしエクセレントの8.33 と4.67をスコアして1位で勝ち上がった。




女子ラウンドオブ16では、H2でイエロージャージの鈴木莉珠が敗退する中で、H3に松田詩野が登場。松田は落ち着いた試合運びでスタートから4.67をスコア。 セカンドウェブでも3.77をスコアして2位につける。さらに松田はバックアップを4.40まで上げてトップに躍り出る。
ジャスミン・スチューダーがインターフェアを犯すもバックハンドでバレルをメイクし、7.50をスコアするも敗退。アメリー・バークが5.30をスコアして逆転トップとなり、松田詩野は2位で逃げ切り、クオーターファイナルへ勝ち上がった。
松田詩野はクオーターファイナルH4でチャーリー・ヘイトリーと対戦する。
本日は最後に男子ラウンドオブ16が行われ、稲葉玲王、松永健新、鈴木仁、須田喬士郎、三輪紘也がクオーターファイナル進出をかけて戦った。
H1で稲葉玲王は、ハーレー・ウォルターズ、ディラン・ウィルコクセン、エリオット・パエラタ・リードと対戦。スローなヒートの中でエリオットがロングバレルをメイクして9.67というエクセレントをスコアして先行。
稲葉はビッグターンでスプレーをあげるもワイプアウトが続きスコアが伸ばせず4位で惜しくも敗退。今回は13位でフィニッシュ。
H2では松永健新、鈴木仁、須田喬士郎がエイデン・ハソンと対戦。ヒートはスタートから鈴木仁が高速バレルを抜け、5.67をスコアして開始。
その後に須田がクリティカルなバックハンド・ターンで4.00をスコア。セカンドではチューブを抜けて5.77をスコアしてトップに躍り出る。バックアップを5.10まで上げた須田がヒートをリード。
ヒート終盤にビッグセットを待った鈴木はセカンドウェイブでもバレルをメイクし6.67をスコアして逆転トップに。鈴木と須田がQFへラウンドアップ。ここまで好調に勝ち上がった松永だったが13位でフィニッシュとなった。
「かなりスローな展開になるとは思っていんですが、本当にスローだったなって感じです。」と鈴木が語った。「喬士郎(須田)がいいスコアを2本揃えていたんですが、自分はバックアップのための思うような波が来なかったので、焦らずに、焦らずにって感じでした。
去年はラウンドオブ16で負けてしまったんですが、凄く良いバレルの試合が出来て。今年も凄く良いバレルの試合が出来てQFまで勝ち上がれて、楽しみでしか無いですし、楽しむことしか考えてないです。楽しくサーフィンして、自分のサーフィン出し切って最後は優勝狙います。」
H3では三輪紘也が、ヴァルン・タンジュン、ジェイ・オクルーポ、レニックス・スミスと対戦。このヒートもスローな展開。
ジェイ・オクルーポが先行する中、三輪がバックハンドで2つのビッグターンのコンボを決めて4.60をスコアしてトップに。そのままヒート終了間際にオクルーポが2本目で逆転トップに。ラストウェイブでバレルをメイクしたスミスが逆転。三輪は惜しくも3位で敗退。今回9位でフィニッシュとなった。
男子クオーターファイナルのH 1で須田喬士郎はエリオット・パエラタ・リードと対戦。H2で鈴木仁はディラン・ウィルコクセンと対戦。
女子クオーターファイナルH4で松田詩野はチャーリー・ヘイトリーと対戦する。
今回も世界を目指して頑張れ!日本!
男子クオーターファイナル
女子クオーターファイナル