
さわかみS.LEAGUE 25-26 S.TWO開幕戦〈ショートボード/ロングボード〉井戸野浜オープン(同時開催:MASTERS井戸野浜トライアル)が6月19日(木) ~ 6月21日(土) の大会期間で千葉県旭市 井戸野浜海岸(旧かんぽサーフポイント)において開催された。



この試合がさわかみS.LEAGUE 25-26のS.TWOの初戦。トップ選手のステージ「S.ONE TOUR」、チャレンジカテゴリーの「S.TWO TOUR」の2部制が開始となった。
S.TWOでは、アマチュアのオープンラウンドから始まり、そしてS.TWOプロが待つラウンドへ勝ち上がり(S.ONEプロが出場することもある)、今大会は本戦R2(ロング男子はR3)をラウンドアップするとアマチュア選手はプロ公認を獲得できる。

大会は3日間を通してスモールサイズのコンディションで行われた。セット数は少なく、スコアの出せるポテンシャルのある波を掴むことが勝利の鍵を握る戦いとなった。
波のサイズは初日から日を追うごとにサイズダウン。ファイナルデイはオンショアも強まり面を乱し、選手たちは厳しいコンディションでの戦いを強いられた。

大会初日にはMASTERS井戸野浜トライアルが行われ、TR3のH1とH2のそれぞれで1~3位に入った、H1西山直登、古川光彦、柿内聖文、H2小野誠、米川佳祐、安部 亙の6名がMASTERS第1戦の北海道マスターズ出場権を獲得した。
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井戸野浜オープン・ショートボード女子のファイナルでは、小学6年生の石田 海夏、S.ONEプロの松野 杏莉、庄司 莉花、畑 ハイネの4名。

スタートから石田が、バックハンドでリエントリーを決めて6.5の高得点を獲得。畑が4点台を2本揃えてトップに躍り出るが、再び石田がバックハンドで4.40をスコアして逆転トップへ。そのまま小学6年生の石田が逃げ切り勝利を掴んだ。
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ショートボード 男子のファイナルは、今回NSSAシードで出場してプロ公認を得た小松 凛輝と米山 珠波瑠。S.ONEプロの岡野 漣 と古川 海夕の4名。



ハイタイドで厳しさを増すコンデイディションの中、岡野 漣はスタートからレフトの波でシャープなバックハンドターンを2発メイク。
6.33というファイナルの最高点を叩き出す。古川もS.ONEプロの意地を見せて5.67をスコア。さらに4.67をスコアして2位のポジションをキープ。
しかしトップの岡野はヒート終盤にダメ押しとなる6.00をスコアしてリードを広げ、プロ初優勝を掴んだ。
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ロングボード女子ファイナルでは日本のトップ選手の一人である吉川広夏が7点台を2本揃えてリード。最後は9.33のエクセレントをスコアして圧倒的な強さを見せて優勝。
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男子では、スタイルマスター高貫佑麻が、10代の長谷川 悠と漣の兄弟、平田拓海のファイナルを高貫が8.33を7.50でバックアップして流石の安定感のあるスタイルを披露して圧倒。見事プロ初優勝を飾った。
サーフィンの新しい時代の幕開けとなった「S.TWO TOUR」。小波だったこともあり、体重の軽い10代の選手の活躍が目立った大会となったが無事S.TWO開幕戦が幕を閉じた。
「S.TWO TOUR」の次戦はショートボードが静岡県下田市多々戸浜で2025年10月3日(金)~ 10月5日(日)。
第2戦 S.TWO ロングボードは2025年9月12日(土)~13日(土)神奈川県藤沢市鵠沼海岸で開催予定だ。
さわかみS.LEAGUE 25-26
S.ONE開幕戦〈ショートボード/ロングボード〉は
さわかみ 北海道プロ
7月10日(木) ~ 7月13日(日) 予備日:14日(月)の日程で開催される。
※同時開催:MASTERS開幕戦
<大会結果>
- <ショートボード男子>
優 勝/岡野 漣
第2位/古川 海夕
第3位/米山 珠波瑠
第4位/小松 凛輝 - <ショートボード女子>
優 勝/石田 海夏(AM) 12歳
第2位/畑 ハイネ
第3位/庄司 莉花
第4位/松野 杏莉 - <ロングボード男子>
優 勝/高貫 佑麻
第2位/長谷川 悠
第3位/平田 拓海
第4位/長谷川 漣 - <ロングボード女子>
優 勝/吉川 広夏
第2位/原田 來愛
第3位/田村 聡美
第4位/吉田 未来
<公認プロ資格獲得者>
- <ショートボード男子>
西田 陽登
守城 海
米山 珠波瑠
小松 凛輝 - <ショートボード女子>
菅谷 帆那
石田 海夏
窪田 怜 - <ロングボード男子>
大島 弘樹
長谷川 悠 15歳
長谷川 漣 12歳
橋本 優李
五十鈴川 駿
佐藤 正英 - <ロングボード女子>
東 実渚海
山口 晴菜