敗者復活戦に回った五十嵐カノアとコナー・オレアリー。カノアはR16進出を決め、コナーの試合は明日へ持ち越しに。

カリフォルニア州サンクレメンテ(2025年6月10日火曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2025チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第8戦「レクサス・トレッスルズ・プロ・プレゼンテッド・バイ・アウターノウン」が、現地時間午前8時についにスタート。

 

男子のオープニングラウンドは、4~6フィートのクリーンなコンディションでハイパフォーマンスのショーケースとなり、その後、女子オープニングラウンド、男子エリミネーション・ラウンドへと続く予定。

 

 

 

レクサス・トレッスルズ・プロ男子オープニング・ラウンドのマッチアップで五十嵐カノア(JPN)はH1で インドネシアの和井田リオ(INA)、サンクレメンテ出身の  コール・ハウシュマン(USA)と対戦。

 

五十嵐カノア(JPN

 

現在世界ランキング4位で、ファイナル5圏内のカノアは、スタートから高速カービングとスラッシュバックののコンビネーションを披露。7.50をスコアしてキャンペーンを開始。

 

セカンドウェイブではミドルから波を掴み、大きなスプレーを上げるリエントリーで4.17をスコア。ヒートをリードする。

 

この波を知り尽くしたコールはレフトに的を絞り、クリティカルなポケットでの鋭いレイバック・スラッシュバックで7.00をスコア。2位にポジションをキープ。

更に後半には6.80をスコアして逆転してトップに躍り出る。地元応援団の声援を力に変えて1位でラウンドアップ。カノアは2位でエリミネーションラウンドへ回った。

 

 

ハウシュマンとのオープニングラウンドの試合後、五十嵐カノアはエリミネーション・ラウンドで、ワイルドカードの脅威であるディミトリ・プーロス(USA)と対戦し、見事勝ち上がり、現在のランキング 4 位を維持した。

スタートから7.00 と 6.73をスコア。圧倒的な強さを見せたハンティントンビーチのハイウェイで才能を磨いたカノアは、その執拗なフォアハンドでプーロスを圧倒し、ラウンドオブ16へのスポットを獲得した。

 

「今日みたいなロウワーズは大好きです」とカノアが語った。「大きすぎず、小さすぎず。ちょうどいいですね。ミディアムで乗りこなしやすいリッパブルなサイズなんです。そうですね、今朝は波が炸裂していて、今も波はいい感じです。ロウワーズの2つの違う顔ですね。今は少し風があって、実はその方が少しサーフィンしやすいかもしれません。

 

結局のところ、どの大会も10,000ポイントですから。パイプでの初戦だろうと、タヒチでのファイナル前の最終戦だろうと、その10,000ポイントを獲得しようとしています。

だから、どの大会も同じように臨もうとはしているんですが、シーズンの後半になると、ポイントの重みが増すように感じますね。

でも、僕にとっては、地元で戦うこと、そして友達の前でいいショーを見せたいという気持ちがあります。なので、そのプレッシャーの方が、僕にとっては実際のランキングのプレッシャーよりも大きく感じますね。」

 

 

コナー・オレアリー(JPN)

 

コナー・オレアリー(JPN)はH2でヤゴ・ドラ(BRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)と言ったブラジリアン・ペアと対戦。コナーはスタートから得意のバーティカルなバックハンドで6.50をスコア。幸先の良いスタートを切る。

一方で、ヤゴ・ドラは6.67を4.50でバックアップしてトップへ。バックアップを3.50とするコナーは2位で後半へ。ヤゴはテールハイリバースをメイクするなどバックアップを上げてリードを広げていく。

 

ヒート終盤にレフトの波を掴んだコナーは2つのビッグターンをメイクして大きなスプレーを上げるも逆転ならず。コナーも2位でエリミネーション・ラウンドへ回った。コナーのヒートは明日以降へ持ち越しとなった。

 

がんばれ!日本!

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。