
アクション&アウトドアスポーツシーンを牽引するBOARDRIDERS JAPAN合同会社(以下、BRJ)が、新たな一手として世界的人気ブランド「VOLCOM(ボルコム)」および高機能ウィンタースポーツウェアの代名詞「SPYDER(スパイダー)」の日本国内における事業展開を開始することを明らかにした。
これは、グローバルブランド開発企業Authentic Brands Group(以下、Authentic)との戦略的パートナーシップを拡大するもので、日本市場におけるBRJの展開ブランドは一挙に8つへと拡大する。
今回の発表により、BRJは既存のQUIKSILVER、BILLABONG、ROXY、RVCA、DC Shoes、ELEMENT、VONZIPPERといった錚々たるラインナップに、新たにVOLCOMとSPYDERを迎え入れることになる。
これにより、BRJはAuthenticが保有するアクションスポーツおよびアウトドアスポーツ分野の主要8ブランドについて、日本国内における小売、卸売、EC事業の全てを統括。多様化する消費者のニーズに対し、より幅広く、かつ深いブランド体験を提供できる体制を構築する。
BRJの社長であるサミー・ユー氏は、この度の事業拡大に際し、熱意を込めて次のように語った。「VOLCOMとSPYDERという、世界中で愛されるアイコニックなブランドを日本市場にご紹介できることを、心から光栄に思います。これらのブランドが持つ独自のカルチャーや世界観は、日本の消費者の皆様の感性と非常に高い親和性を持つと確信しています。今後は、各ブランドが長年培ってきたDNAを最大限に尊重しつつ、日本のユニークな文化やライフスタイルに寄り添った商品ラインナップ、そして記憶に残るような特別な体験をお届けしていく所存です。」
この戦略的提携は、Authenticがグローバル戦略において重視するアジア市場、とりわけ日本におけるプレゼンスを一層強化するための重要な布石となる。Authentic Asia Pacific Presidentのウェズリー・チュー氏は、「日本は、Authenticのブランド戦略において極めて重要な市場と位置づけています。BRJとの連携をこれまで以上に深めることで、日本の消費者と、より深く、より強固なエンゲージメントを築き上げていけると固く信じています」と、日本市場への期待を寄せた。
今後、VOLCOMおよびSPYDERは、BRJが誇る最先端のデザイン力、製品パフォーマンスへのこだわり、そして洗練されたリテール戦略とデジタルエクスペリエンスを最大限に活用し、日本市場におけるブランド価値を飛躍的に高めていく計画だ。アクションスポーツファン、アウトドア愛好家、そしてファッション感度の高い消費者にとって、今後のBRJの動向から目が離せない。
今回の最終合意により、Authentic は、今年初めに破産を申請した Liberated Brands がこれまで管理していたブランドを、世界中の主要地域において新たな所有者に譲渡することになった。
ヨーロッパでは、Liberated Brands の元幹部が OneTurn という会社を設立し、Liberated から事業を買収して Volcom と Spyder のライセンスを取得。
また、オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋地域では、オーストラリアの企業「Caprice」が、Liberatedが同地域で管理していたQuiksilver、Billabong、Roxy、RVCA、DC Shoes、Element、VonZipper、Spyder、Volcomのライセンスを取得している。