
バーレーヘッズ、ゴールドコースト、クイーンズランド州、オーストラリア(2025年5月9日金曜日) – 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第6戦「Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM」大会4日目はの男子ラウンドオブ32の残りのヒートから再開。
バーレーでは、4~5フィートのセミクリーンな波が続き、エネルギーが高まっている。女子クオーターファイナルは行われない。本日は男子ラウンドオブ16までが行われ、男子のベスト8が決定した。
男子ラウンドオブ32のH16では五十嵐カノア(JPN)がイアン・ゴウベイア(BRA)と対戦。オープニングはゴウベイアがパワフルなバックハンドを披露して6.00をスコアしてヒートを開始する。カノアはリスクの高いセクションで技をかけ、テールをドリフトさせるリエントリーで5.33をスコア。


ゴウベイアはバックアップを5.20としてヒートをリード。カノアは優先権を持って波を掴むも、思ったような波ではないと判断してすぐにプルアウトする。
後半に入りカノアはアンダープライオリティでダブルアップするビッグセットをキャッチ。ラッピングターンとクローズアウトでリエントリーを決めて6.20をスコアして逆転する。
カノアは残り時間10分を切って、6.33をスコア。トップスコアを塗り替えてリードを広げる。その後ニード6.53のゴウベイアがパワフルなバックハンドで6.67をスコアして逆転。

追い込まれたカノアだったが、再びビッグターンのコンビネーションを決めたカノアが6.53をスコアして再度逆転。ラストの激しいデッドヒートに競り勝ち、見事ラウンドオブ16へ勝ち上がった。ラウンドオブ16ではH8で絶好調のロコボーイ、リアム・オブライエン(AUS)と対戦する。

「とてもトリッキーなヒートでした。海の中では彼(ゴウベイア)に一度も会いませんでした。彼が波に乗っているのを見ただけです。
波を待つ場所がたくさんあって、その中でどうにか自分が点数出せる波を見つけて、ギリギリ今回のヒートをアップしました。
自分のプレーに集中しなければならなかったですからね。とても迷いましたが、最終的には良い結果になりました。」とカノアが語った。
ラウンドオブ16のH8では絶好調のロコボーイ、リアム・オブライエン(AUS)と対戦した五十嵐カノア。
完全アウェイの中でカノアはスタートから信じ難いディープバレルをメイクする。そのライドにジャッジは8.50を与え、エクセレントなスタートを切る。

勢いに乗るカノアは続けて得意のレイバックスラッシュが炸裂。ソリッドな3ターンコンボを決めて2本目のエクセレント8.67をスコア。開始早々にパーフェクトな試合運びを見せる。
朝のヒートでは9.10をスコアしたオブライエンは、完全に後手に回って、まさかのコンビネーションに追い込まれる。
しかし、このまま終わるはずもなくオブライエンは、ロングバレルでヒートのハイエストとなる8.87をスコア。ニードスコアを8.30まで追い上げる。そしてバックアップを6.67まで上げるオブライエンだが、カノアが逃げ切り見事クオーターファイナル進出を決めた。


クオーターではジョーディ・スミスと対戦するカノア。がんばれ!日本!
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