
バーレーヘッズ、ゴールドコースト、オーストラリア(2025年5月3日土曜日)- 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第6戦「Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM」の初日は、バーレーヘッズでの素晴らしい一日となった。

大会初日は男子・女子のオープニング・ラウンドが終了し、世界最高峰の選手たちが、3~4フィートのクリーンなスーパー・ファン・サーフでハイパフォーマンスを繰り広げる中、何万人ものファンが岬に溢れた。
世界No.1のフェレイラがゴールドコーストの初日を飾る

男子オープニング・ラウンドのヒートでは、イタロ・フェレイラ(BRA)、地元期待のリアム・オブライエン(AUS)、そしてゴールドコースト・トライアル勝者のジュリアン・ウィルソン(AUS)がソリッドなスコアを競い合い、午前中で最もエキサイティングなマッチアップとなった。



フェレイラとウィルソンは、パワフルなレール・サーフにトレードマークのエアリアルを織り交ぜ、オブライエンはリップをスナップし、ロング・チューブまで見つけ、ワールド・ランキング1位のフェレイラが2本のエクセレントでトータル16.03(20点満点)をスコアしてヒート勝利を収めた。オブライエンはトータル15.77で2位、ウィルソンは14.07で3位となった。

「確かに良いヒートだった」とフェレイラは語った。「たくさんの波があったから、全員が多くの演技をするチャンスがあったし、あの2人もビッグスコアを出したからエキサイティングだった。スタートで8.00をマークしたとき、これはいけると思ったし、いい気分だった。
その後はサーフィンに慣れることができた。リアム・オブライエンは地元なので、良い波がある場所を知っている彼の近くにいた。みんなでプッシュし合うヒートができてよかった。この波はとてもリッパブルで、いろいろなサーフィンができて好きだ」。
ピックラムとシマーズはバーレーでバウンスバックを見せる。

モリー・ピックラム (AUS)は、先週のベルズでの早いラウンドでの敗退から立ち直り、女子のオープニング・ラウンドで最も高い2ウェイブ・トータルの15.60-コンビネーションを記録した。
現在、世界ランキング3位につけるピックラムは、シーズン後半戦に向けてトップ5入りを確固たるものにするため、地元で大きな結果を残したいと意気込んでいる。

ピックラムは「ベルズで早く負けてしまってショックだった。」と語った。「海外から帰国して、このようなパフォーマンスをしてしまうのは、決して望ましいことではありません。
ですから、ここに来て波に乗り、自分の望んだパフォーマンスをして、その成果をジャージに刻むことができて、ただただ幸せです。これまでの経験のおかげで、物事をよりよく整理し、よりバランスを保つことができるようになったと感じています。」


女子オープニング・ラウンドのH2では、現世界チャンピオンのケイティ・シマーズ (USA)が8度の世界チャンピオンに輝いたステファニー・ギルモア(AUS)と対戦し、さらに先週ベルズ・ビーチでキャリア・ベストの成績を収めたフォーム・サーファーで現役世界ジュニア・チャンピオンのルアナ・シルバ(BRA)が登場した。


シマーズとギルモアは、シマーズがわずか0.53ポイント差でヒートを制するまで、ヒートごとに波が入れ替わり、シマーズがリードを守った。
「チャンピオンヒートで、とても楽しかったです」とシマーズは語った。「海はとても青く、虹もかかっていて、大好きなサーファーと一緒にサーフィンできたので、とても特別な体験でした。
彼女(ステファニー・ギルモア)とは何度かヒートを戦ったことがあり、彼女がかなり緊張していることはわかっていました。しかし、彼女が良い波に乗った瞬間、私は彼女がリラックスして、いくつかのビッグコアを出すだろうと思ったので、私も一生懸命頑張らなければならなかったのです。
自分のルーティンに集中し、結局、6点台の高いスコアを獲得することができました。彼女と対戦することになり、緊張と興奮で、いつもオープニングラウンドのヒートよりも少し緊張していました。決勝で彼女と対戦できたら素晴らしいですね。ここでサーフィンをするのは 3 回目なので、バーレーの波を理解するにはまだ勉強が必要です。」
ワイルドカードとリプレイスメントが初日にステップアップ

Bonsoyチームライダーであり、イベント・ワイルドカードのカラム・ロブソン(AUS)は、ソリッドなヒート・トータル13.26を記録し、イベント・ホープのジャック・ロビンソン(AUS)と2025年CTルーキーのアラン・クレランド・ジュニア(MEX)を下し、ラウンドオブ32進出を決めた。
2022年にチャレンジャー・シリーズのゴールドコースト・プロで優勝しているロブソンのパワフルなフロントサイド・トリックが、バーレーの伸びやかなウォールにパーフェクトにマッチしたのは驚きではなかった。
クレランドは2位でラウンドアップし、先日のリップカール・プロ・ベルズ・ビーチで優勝したばかりのイベント期待のジャック・ロビンソンはエリミネーション・ラウンドへ回り、オージー・デュオのライアン・カリナン(AUS)とジュリアン・ウィルソン(AUS)と対戦する。
「最高レベルのCTで、ゼッケンを着用して戦えることに興奮している」とロブソンは語った。
「7ヶ月間、試合から遠ざかっていたので、ベルズで優勝したばかりのジャック・ロビンソンと対戦するのは、間違いなく気が引き締まる思いでした。
コンペの緊張が再び体中を駆け巡るのはいいものですね。生きていることを実感できる。ゴールディで勝負の年をスタートさせることができてうれしいし、オージーがプッシュしているのを見て刺激を受けています」。

イアン・ジェンティル (HAW)は、バーレーヘッズで良いリズムを刻んでいるようで、複数の多彩なエアを繰り出し、オープニング・ラウンドでレオナルド・フィオラバンティ (ITA)とコナー・オレアリー (JPN)を下してヒート勝利を決めた。
ジェンティルはファーストスコアでフルローテーションのエアリバース、セカンドスコアでツイークアウトのストレートエアを決め、今シーズン最高のパフォーマンスでラウンドオブ32のスポットを獲得した。

日本の五十嵐カノアはオープニングラウンドをトップ通過。CT第6戦Bonsoy ゴールドコースト・プロが開幕。
女子オープニング・ラウンドのヒート4と5では、サリー・フィッツギボンズ(AUS)とヴァヒネ・フィエロ(FRA)がヒート勝利し、バーレーヘッズでのラウンドオブ16進出を決めた。
両者とも現在、ミッドシーズン・カットラインの下に位置しており、ランキングを上げるだけでなく、ここオーストラリアでの次の数週間に向けて自信をつけるためにも、ここゴールドコーストでソリッドな結果を残す必要がある。

これは、この日のファイナル・ヒートでも同じことが言えた。ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は、ヒートの最後の90秒で3位から1位に浮上し、2024年のルーキー・オブ・ザ・イヤーのソイヤー・リンドブラッド(USA)と2023年のワールド・チャンピオンのキャロライン・マークス (USA)を下した。
サクラ・ジョンソンは、ランキングを上げ、ミッドシーズン・カットラインを超えるために、今日の勝利がどうしても必要だった。
ネクストコールは現地時間で明日5月4日(日)午前7時15分、7時35分スタートの可能性がある。
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWMのハイライトはWorldSurfLeague.comを参照のこと。
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 男子オープニング・ラウンド結果:
HEAT 1:五十嵐カノア(JPN)13.83 DEF. マルコ・ミニョ(FRA)13.34、ライアン・カリナン(AUS)
HEAT 2:ジョーディ・スミス(RSA)11.40 DEF. ジョージ・ピター(AUS)11.03、イマイカラニ・デヴォルト(HAW)10.20
HEAT 3:ヤゴ・ドラ(BRA)12.60 DEF. ジャクソン・バンチ(HAW)10.44、エドガード・グロッジア(BRA)10.30
HEAT 4:カラム・ロブソン(AUS)13.26 DEF. アラン・クレランド(MEX)10.27、ジャック・ロビンソン(AUS)9.13
HEAT 5:イーサン・ユーイング(AUS)11.66 DEF. ジョアオ・チアンカ(BRA)10.87、ジョーダン・ローラー(AUS)10.17
HEAT 6:イタロ・フェレイラ(BRA)16.03 DEF. リアム・オブライエン(AUS)15.77、ジュリアン・ウィルソン(AUS)14.07
HEAT 7:デイヴィッド・シルバ(BRA)10.00 DEF. セス・モニーツ(HAW)10.00、バロン・マミヤ(HAW)9.10
HEAT 8:イアン・ジェンティル(HAW)14.14 DEF. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)11.23、コナー・オレアリー(JPN)8.40
HEAT 9:アレホ・ムニーツ(BRA)11.87 DEF. ミゲール・プポ(BRA)11.60、マシュー・マクギリヴレイ(RSA)10.34
HEAT 10:サミュエル・プポ(BRA)14.67 DEF. コール・ハウシュマン(USA)12.46、和井田リオ(INA)11.83
HEAT 11:フィリッペ・トリード(BRA)12.70 DEF. イアン・ゴウベイア(BRA)10.30、グリフィン・コラピント(USA)10.23
HEAT 12:ジェイク・マーシャル(USA)13.50 DEF. クロスビー・コラピント(USA)11.30、ジョエル・ヴォーン(AUS)9.83
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 女子オープニング・ラウンド結果:
HEAT 1:モリー・ピックラム(AUS)15.60 DEF. エリン・ブルックス(CAN)7.93、ナディア・エロスターベ(ESP)5.76
HEAT 2:ケイトリン・シマーズ(USA)13.23 DEF. ステファニー・ギルモア(AUS)12.70、ルアナ・シルバ(BRA)10.36
HEAT 3:ソフィー・マカロック(AUS)12.00 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)11.50、ベラ・ケンワージー(USA)11.04
HEAT 4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)13.40 DEF. イザベラ・ニコルズ(AUS)12.77、レイキー・ピーターソン(USA)12.43
HEAT 5:ヴァヒネ・フィエロ(FRA)13.94 DEF. タイラー・ライト(AUS)9.57、ブリサ・ヘネシー(CRC)7.43
HEAT 6:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)14.10 DEF. キャロライン・マークス(USA)14.10、ソイヤー・リンドブラッド(USA)13.47
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 男子エリミネーション・ラウンドのマッチアップ:
HEAT 1:ジャック・ロビンソン(AUS) vs ライアン・カリナン(AUS) vs ジュリアン・ウィルソン(AUS)
HEAT 2:バロン・マミヤ(HAW) vs. コナー・オレアリー(JPN) vs. ジョーダン・ローラー(AUS)
HEAT 3: 和井田リオ(INA) vs. マシュー・マクギリヴレイ(RSA) vs. エドガード・グロッジア(BRA)
HEAT 4:ジョエル・ヴォーン(AUS) vs. グリフィン・コラピント(USA) vs. イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 女子エリミネーション・ラウンドのマッチアップ:
HEAT 1:ソイヤー・リンドブラッド(USA) vs. ルアナ・シルバ(BRA) vs. ナディア・エロスターベ(ESP)
HEAT 2:ブリサ・ヘネシー(CRC) vs レイキー・ピーターソン(USA) vs ベラ・ケンワージー(USA
ライブ中継を見る
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWMは2025年5月13日まで大会を開催する。このイベントは、WorldSurfLeague.com 、および無料のWSLアプリでLIVE放送される。
詳細はWorldSurfLeague.com を参照。