五十嵐カノアがクオーターファイナル進出。コナーは9位でフィニッシュ。リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ大会4日目

ベルズ・ビーチ、ビクトリア、オーストラリア(2025年4月25日金曜日)- 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第5戦、リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ Presented by Bonsoyの大会4日目がオンとなった。

 

男子ラウンドオブ32の残りのヒートから再開。男子のラウンドオブ16はその後に行われた。今日、コンペティションはベルズボウルに戻り、4~6フィートのレンジのスーパークリーンな波が打ち寄せる中で選手たちはハイパフォーマンスを披露した。

 

 

男子のラウンドオブ32終了後に、続けてラウンドオブ16がスタート。日本の五十嵐カノアはラウンドオブ16のヒート2で、 セス・モニーツ(HAW)と対戦。

 

スタートからモニーツは6.5をスコアしてヒートを開始。それに対してカノアも素晴らしいトップターンとレールターンを組み合わせて、クリーンなベルズボウルをメイク。6.53をスコアして応戦する。

 

ヒート中に激しいスコールに見舞われる中、カノアは後半戦に入り、トップスコアを塗り替える素晴らしいパフォーマンスを披露。7.07をスコアして逆転に成功する。

 

五十嵐カノア WSL / Ed Sloane

 

残り時間は2分を切り、モニーツのニードスコアは7.10。波を掴んだモニーツは、フルローテーション・エアをメイク。しかし、その後が続かず、高得点が期待されたがスコアは6.53と逆転ならず。見事、五十嵐カノアがアブダビ以来のクオーターファイナル進出を決めた。

 

クオーターファイナルではH1で3本のエクセレントをスコアし、コナー・オレアリーを下して勝ち上がったイーサン・ユーイングと対戦する。がんばれ!カノア!

 

五十嵐カノア WSL / Ed Sloane

 

 

「正直なところ、なんとなく見たんだけど、風が強くて雨が降っていたから。」とラストのモニーツのライディングに関して聞かれたカノアが答えた。

「あちこちにスプレーが飛んでいて、何が起こったのか理解できなかったんです。彼はエアを狙いに行ったんだと。ただ、正面から見るとどう見えるのかがわからなかったけど。でも自分にできることは何もなかったから。

 

ベルズ・ビーチはクラシックな波だけど、サーフィンの仕方やスコアの出し方はいろいろあって、今回自分はそれをうまく表現できたと思います。

 

今日はクラシックボール。とても独特の波なんです。JBayやエルサルバドルのような世界中のポイントブレイクとはやはり違います。

 

独特のペースがあって、クラシックな感じ。ボウルで3ターンして、それをフィニッシュするんです。潮がフルになっていたので、僕たちは2ターンしかできませんでした。2本、ミスしちゃったけど。

 

ートの途中ですごいスコールに見舞われたんです。これぞビクトリアって感じ。晴れ、虹、雨、オフショア、サイドショア。自分は、とにかくポジションをキープして、順番を待って、正しい波を選ぶようにしました。

 

クオーターの対戦相手に関して聞かれると。「イーサンとの対戦は大好きなんです。コーチも同じだし。僕たちはスネークと一緒に仕事をしているので、彼にとっては超楽しい試合になるでしょうね。何のプランもないでしょう。僕たちが何をするか、はっきり分かっているんだろうなと思います。

 

 

 

コナー・オレアリーはラウンドオブ16でイーサン・ユーイングと対戦。

ヒートはイーサンがエクセレントを3本揃える形で、ワンサイドゲームに近いヒートとなった。イーサンのスコアは9.33、9.43、8.50。コナーも8.67をスコアするも、そこまで。今回は9位でフィニッシュとなった。

 

 

 

リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ Presented by Bonsoy のハイライトは、WorldSurfLeague.com をご覧ください。