五十嵐カノアとコナー・オレアリーは終了間際の大逆転勝利。リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ大会3日目

ベルズ・ビーチ、ビクトリア、オーストラリア(2025年4月24日木曜日)- 2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第5戦、リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・プレゼンテッド・バイ・ボンソイは大会3日目。

 

女子のラウンドオブ16から開始され、続いて男子のラウンドオブ32ヒート1~12が行われる。今日のコンペティションはバックアップ・サイトのウインキポップで開催され、3~4フィートのスーパー・クリーンなコンディションでのパフォーマンスとなる。

 

コナー・オレアリーWSL / Ed Sloane
コナー・オレアリー WSL / Cait-Miers

 

日本のコナー・オレアリーはラウンドオブ32のヒート2でルーキーの マルコ・ミニョ(FRA)と対戦。ヒートはスローな展開で辛抱強く波を待つコナー。一方マルコは積極的に波をとらえて、エアリバースを駆使して、ロースコアながらスコアを重ねていく。

 

バックハンドのパワーカーヴィングのコンビネーションで構成するコナー。リードを続けるマルコは残り2分でテールハイのエアリバースをメイク。6.50をスコア。

 

 

完全に追い込まれたコナーだったが、クリティカルなセクションにストレートに上がる得意のリエントリーを連続でメイクし、6.10と7.33をスコア。両者ともラスト2分で乗った2本がベスト2となり、最後の2本で大逆転したコナーが1位でラウンドオブ16へ勝ち上がった。ラウンドオブ16でコナーはイーサン・ユーイングと戦う。

 

コナー・オレアリー

 

 

「潮が引き一杯でスローな展開は予想通りでした。」とコナーは語った。「前のヒートではさまざまな展開がありましたのが、もしかしたら、いくつかのオプションがあるかもしれないと思ったんです。ここに座って待っていても、ボウルを見上げても、何も見えないし、フラットな海だし。勝ち上がれて良かったです。」

次の対戦相手はイーサン・ユーイングだと聞かされて「ワオ! ゲームオンですね。 世界制覇を果たす有力候補の一人である彼は親友です。いいバトルになりそうだし、うまくいけばチャンスがあるんじゃないかな。」

 

 

 

 

五十嵐カノアはラウンドオブ32のヒート3で、 リアム・オブライエン(AUS)と対戦。スタートから果敢に攻めてスコアを重ねていくカノア。しかし決定的な得点には繋がらない。しかしジリジリとスコアを上げて、5.17をトップスコアとしてヒートをリードしていく。

 

 

しかし、ヒート後半に7.50をスコアしたリアムが逆転。カノアはニード8.06と追い込まれてしまう。

だかプレッシャーの高まる中、カノアはセットの波を見つけ、大きなスプレーをあげる2つのビッグターンからクローズセクションでのブローテールリエントリーに繋ぎ、エクセレントの8.50をスコアして逆転。

さらにカノアはラストウェイブでもバックアップを7.60に塗り替えて圧勝。ヒート終盤で見せた攻防で見事トップを奪いラウンドアップを決めた。

 

カノアはラウンドオブ16でセス・モニーツと戦う。

 

五十嵐カノア WSL / Cait-Miers

 

「この歳になると、ツアーで本当に多くの人といいヒートを経験してきたような気がするんです。そして、負けた方が覚えているような気がします。」とカノアがヒートを振り返って語った。

「いくつかミスをして、ドアを開けっ放しにしてしまったけど、彼はノーミス。自分にとってすべてが不利になるような試合でした。でも幸運なことに、最後のほうでHEATのスイッチが入り、お互いにロースコアを塗り替えることができて、結果的にはとてもよかったと思います。」

 

 

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