サミュエル・プポがCTへの正式復帰を決める。CS第5戦「EDPエリセイラ・プロ」大会5日目

リベイラ・デ・イーリャス、エリセイラ、ポルトガル(2024年10月3日木曜日) – 2024年チャレンジャー・シリーズ第5戦となるワールド・サーフ・リーグ(WSL)EDPエリセイラ・プロの大会5日目は、濃い霧により視界が妨げられたため、オンホールドが続き長引く一日となった。

結局、男子ラウンド32の残りの2ヒートと女子ラウンド16の2つのヒートが終了したところで、その日の競技は中止となった。

 

 

サミュエル・プポが正式にチャンピオンシップ・ツアーへの復帰を決める

 

元チャンピオンシップ・ツアー(CT)選手のサミュエル・プポ(BRA)にとって、この日は特別な一日となった。プポはラウンド16に進出したことで、2025年のCT出場権を獲得したのだ。

マーガレット・リバーでのミッドシーズン・カットに失敗した後、プポはチャレンジャー・シリーズでリクオリファイ・キャンペーンを開始した。

ボンソイ・ゴールドコースト・プロでの2位、GWMシドニー・サーフ・プロでの5位、バリート・プロでの9位という素晴らしいスタートを切ったプポは、トップ10に残り、エリセイラでクオリファイを決めた。

 

サミュエル・プポ(BRA)© WSL / Masurel
サミュエル・プポ(BRA)© WSL / Geada
サミュエル・プポ(BRA)のクオリファイを喜ぶ仲間達© WSL / Geada

 

「なんてクレイジーな1年なんだ」とプポは語った。「6か月前、マーガレット・リバーでミッドカットをクリアできなかったから、正直またここに来られるとは思ってなかった。

クオリファイはこれで3回目だけど、まだキャリアの初期段階。いい精神状態にあると感じているし、いつでもチャレンジする準備ができています。

スナッパーでいきなり良い結果を残し、すぐにそれを証明することができました。またこの瞬間を味わえることにとても興奮しています。チャレンジャー・シリーズに戻ってくるのはトリッキーですが、自分のサーフィンがツアーに戻ってくるのに十分なレベルであることは、自分にとってとても良い証明になります。」

 

ラファエル・テイシェイラ(BRA)とマキシム・フスナット(FRA)は、ヒートごとに勝利を収め、ベスト16に進出したことで、チャレンジャーシリーズでベストリザルトを記録した。

 

 

ラウラ・ラウプとサリー・フィッツギボンズがクオーターファイナル進出を決める

 

ラウラ・ラウプ(BRA)© WSL / Masurel

 

ラウラ・ラウプ(BRA)は、ディフェンディング・イベント勝者のアリッサ・スペンサー(USA)とのラウンド・オブ・16で勢いに乗っていた。

スペンサーはいくつかのミスを犯したが、ラウプは最高の波を選び、20点満点中14.27点を獲得し、スペンサーのエリセイラでの戦いを終わらせた。チャレンジャー・シリーズでこれまでの最高成績を収めたラウプは、クオーターファイナルでサリー・フィッツギボンズ(AUS)と対戦する。

 

「彼女はここでのディフェンディング・チャンピオンなので、そのヒートには本当に緊張しました」とラウプは語った。「ただ自分自身に集中し、最高の波を見つけようとしていました。ヒートを勝ち抜いてクオーターに進出できて、とても興奮しています」

 

サリー・フィッツギボンズ(AUS)© WSL / Masurel

 

リベイラ・デ・イーリャスでリズムに乗り、フィッツギボンズは今年チャレンジャー・シリーズで5回連続のクオーターファイナル進出を決めた。フィッツギボンズは、トレードマークのスナップとスパイシーなターンを披露するのに最高の2本の波を見つけ、長年のライバルであり友人でもあるブロンテ・マコーレー(AUS)を破った。

 

「とても厳しいヒートだった。ブロンテは親友であり、素晴らしいサーファーですからね」とフィッツギボンズは振り返った。「私にとって、あのヒートは決して良いものではなかった。いくつかミスもあったけれど、ヒートごとに状況をひっくり返す練習をしているようなものだから。今は自分のサーフィンを本当に信頼しているし、復活できて嬉しいけれど、ブロンテを負かすのは本当に大変でしたね」

 

ポルトガルのヨランダ・ホプキンスエリー・ハリソン(AUS)のヒートは、開始されるも濃霧のために中断。視界は回復せず2人のヒートは明日まで延期となった。

ネクストコールは10月4日(金)の午前7:30(GMT+1)。日本時間の 2024年10月4日15時30分です。

試合が再開されれば、五十嵐カノアは、ラウンドオブ16のヒート3でブラジルのルーカス・シルベイラと対戦する。

 

昨日高得点をマークした渡部太郎(USA)は惜しくもここで敗退。© WSL / Masurel

 

EDPエリセイラ・プロ presented by エストレラ・ガリシア 男子ラウンドオブ32 残りの結果:
HEAT 7:ラファエル・テイシェイラ(BRA)14.17、サミュエル・プポ(BRA)13.27、ガティエン・デラヘイ(FRA)11.70、渡部太郎(USA)10.17
HEAT 8:マキシム・フスナット(FRA)13.00 DEF. マテウス・ハーディ(BRA)9.73、ジョアン・ドゥル(FRA)7.97、マイケル・ロドリゲス(BRA)7.57

EDP エリセイラ・プロ presented by エストレラ・ガリシア 女子ラウンドオブ16の結果:
HEAT 1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)13.60  ブロンテ・マコーレー(AUS)10.83
HEAT 2:ラウラ・ラウプ(BRA)14.27  アリッサ・スペンサー(USA)6.56

詳細情報については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

オフィシャルサイト:

EDP Ericeira Pro

Presented By Estrella Galicia