宮崎県の木崎浜と日向を舞台に2週連続で行われるWSL公認「The Open Surfing Miyazaki Series」が開幕。 第1弾となる「QS3000 IBK宮崎プロ・WSLプロジュニア Presented by RASH」がスタートした。
大会初日は胸前後のセットが入るも流れが強くトリッキーなコンディションの中で、男子QS ラウンドオブ80、男子ラウンドオブ64。そして男子ジュニアのラウンドオブ40が行われた。
現在、宮崎を代表してチャレンジャー・シリーズ(CS)に参戦しているアジアQSランキング・リーダーの伊東李安琉(JPN)は、5年以上カレンダーから外れていたプロ・サーフィン・イベントが地元に戻ってきたことに興奮している。
直近のCSイベント、カリフォルニアのハンティントン・ビーチで開催されたレクサスUSオープン・オブ・サーフィンで9位に入賞し、キャリア最高の成績を収めたばかりの22歳は、今日地元で開催されたイベントで、その日最も高いヒートトータルの1つである11.90でスタートした。
「この宮崎でのWSLイベントは、自分にとって特別なイベントです」と伊東は語った。
「地元で開催されるので、とても興奮しています。このイベントによって、より多くの日本人がチャレンジャー・シリーズに出場できるようになると思う。CSで9位になったことは大きな自信になったし、それを勝利につなげたいですね」。
ノア・アークフェルド(フィリピン)は、両ディビジョンで勝ち進んだ3人のサーファーのうちの1人だった。シャルガオ島出身の20歳は、強力なゲームプランを持って臨み、特にテールハイのフォアハンド・エアリバースでプロジュニアで最も高いシングルウェイブ・スコアとなる6.33をスコアした。
「楽しかったですね」とアークフェルドは語った。「でも波が本当に速くて、波を選ぶのが難しかったです。ただ運が良かった。僕のプランでは、大きなターンかエアーを狙うだけだった。2本目の波では、ターンをしようと思っていたんだけど、スピードがあったからエアーをしようと思って、それがうまくいったんです」。
この日最も高いヒートトータル12.50をマークしたのは鈴木仁(JPN)で、彼は6ポイント台のライディングを2本揃えた唯一のサーファーとなった。
一方、小濃来波(JPN)はクローズアウト・セクションからクリティカルなエアリバースを決め、6.75というこの日のベストスコアをマーク
新井洋人(JPN)と矢作紋之丞 (JPN)は、シングルターンの波が多いこの日、2桁のヒートトータルを記録した唯一のサーファーとなった。
男子のトップシードが登場するラウンドオブ64では、伊東李安琉、稲葉玲王、鈴木仁、新井洋人、平原颯馬、須田喬士郎、小濃来波、矢作紋乃丞、安室丈、三輪紘也、岩見天獅、米山珠波瑠、加藤翔平、フィリピンのノア・アークフェルド、田中大貴、佐藤友がトップ通過。
ハイエスト・ヒートトータルは2本ともエアリバースをメイクした鈴木仁の12.50(6.50 + 6.00)。ハイエスト・シングルスコアはフォアハンドのテールハイ・エアリバースをメイクした小濃来波の6.75となった。
伊東李安琉は6.40 + 5.50でトータル11.90をスコア。
小濃来波は6.75 + 4.90でトータル11.65をスコア。
新井洋人は6.25 + 5.00でトータル11.25をスコア。
好調のサーフィンを見せていた刑部樹真は、インタフェアで悔しい敗退となった。鹿児島県出身の高校一年生、米山珠波瑠が1位で勝ち上がった。
プロジュニアではH1で宮崎の奥村滉大が昨年の日向プロジュニアで優勝した酒井仙太郎を抑えて1位通過。H2ではハワイのレジェンド・チャンドラーとフィリピンのノア・アークフェルドがラウンドアップし日本の加藤翔平が敗退。H3では山本来夢と森大斗、H4では、カラノエオ・デソトと田邉大成が勝ち上がった。
大会2日目の2024年9月12日木曜日は、7:00ファーストコールの7:30 試合開始予定。男子プロジュニアのラウンドオブ32からスタート予定。(H1-H8)その後は男女QS、男女プロジュニがスタンバイ。
ライブ中継:https://www.worldsurfleague.com/events/2024/qs/308/ibk-miyazaki-pro/main
https://www.worldsurfleague.com/events/2024/jun/314/ibk-miyazaki-pro-junior/main
大会特設サイト: https://theopensurfing-japan.com/