日本プロサーフィン最高峰ツアーのS.LEAGUEが開幕。ショートボード、ロングボード、マスターズの3カテゴリーが開催

JPSAが始める日本プロサーフィン最高峰のツアー「S.LEAGUE」。今年度からシーズンインが4月から8月に変更。ツアー終了は来年の2025年4月までとなる。開幕戦の会場は、茨城県大洗町 磯場ポイント。ショートボード、ロングボード、マスターズの3カテゴリーが、本日21日から25日まで行われる。

 

 

この新たな「S.LEAGUE」は、国内のサーフィン団体(NSA:日本サーフィン連盟、NSSA:日本学生サーフィン連盟)と協力体制を整え、公認プロだけでなくアマチュアも参加できるシード枠(世界のWSLシード枠も残存)を導入。

国内の才能あるプロ、アマ選手の競技レベルを世界へ引き上げるために考えられた、新しいプロツアーだ。

 

エントリーはショートボード男子が86名、女子は27名にマスターズが16名。ロングボードは男子が57名、女子は28名。総勢214名(男子159名、女子55名)の選手が、ここ大洗に集まった

 

田中大貴

 

今大会のシード枠はNSAからロングボードで男子/ 北村健一、女子/ 宮崎友祈子。NSSAから男子/ 藤本世音。ローカルAMシードに男子/ 田谷幸輝、女子/ 久保杏奈。そして、オリンピアンシード(JPSA)として、稲葉玲王がクレジットされた。

 

今大会に出場しているアマチュア選手は、ロングボードが男子、女子ともR-3を。ショートボード男子はR-3、女子はR-2を勝ち上がるとJPSA公認プロ資格を獲得できる。

 

さて、会場の磯場ポイントのコンディション。天候は曇ったり、晴れたりの繰り返し。風はサイドオンで波のサイズはコシハラからたまにムネサイズ。中潮で早朝が満潮で干潮は11時。上げていると波はファットなので、引いた方が演技しやすい。ただ、引くと岩がゴロゴロ顔を出すので注意が必要。

今日はロングボード/ 男子R-1→ショートボード/ 男子R-1→ショートボード/ 女子R-1→ショートボード/ 男子R-2→ロングボード/ 男子R-2→ロングボード/ 女子R-1の25ヒートを行って終了。

 

秋本祥坪

 

まずはロングボードから。男子がR-2、女子がR-1まで行った中で、目立ったのがレイトエントリーでR-1から出場となった秋本祥坪。ノーズのバラエティーある演技を見せて7.25ポイントは今日のシングルハイエスト。トータル13.40ポイントとぶっちぎり。安定の演技でR-2も勝ち上がり、R-3へ駒を進めた。

 

田岡遼平

田沼亮

 

その秋本のポイントを超える演技をしたのが、田岡遼平。軽快な足捌きで、ノーズとマニューバーで7.00、6.80でトータル13.80ポイントは今日のトータルハイエスト。そして、フィンが取れるアクシデントがありながら、演技は好調の田沼亮などが目立った。

 

森下波瑠

 

新人プロの結果は男子が森下波瑠、市原由大、女子が田原ありいが勝ち上がり。植草祥悟、坂巻春輔は残念ながら敗退。NSAからロングボードで男子の北村健一はR-2で敗退。 女子の原田來愛は肩が外れるアクシデントがあって試合には参加せず。

 

市原由大
田原ありい
宮崎友祈子

 

森下はショートにもエントリーしていて、今回は二刀流。積極的に攻める演技が高評価。市原はスタイリッシュに流れるような演技が印象的で、2人とも今大会の台風の目になる可能性大だ。あと女子のNSAシードの宮崎友祈子も難しいコンデイションながら、プロを抑えて、1位で駒を進めた。

 

 

田中大貴
脇田泰地

 

続いて、ショートボード。こちらも男子がR-2、女子がR-1まで終了。ここは世界で戦ってきた田中大貴が試合巧者の力を見せて、難なくラウンドアップ。脇田泰地は開始直前の滑り込みセーフでの試合だったものの、こちらも地力の強さでR-3へ。あとは長沢侑磨、鈴木耀竣、藤田澪駿。女子は佐藤李と先にプロになった清水ひなの(妹)が、波に合わせた演技で明日へ繋いだ。

 

長沢侑磨
鈴木耀竣
藤田澪駿
佐藤李
清水ひなの

 

ショートボードの今年プロになった選手で勝ち上がったのは、男子が石澤樹。女子が清水ひなたの2人だけ。特に清水ひなた はこのコンディションが合っているのか、キレたサーフィンを見せて、6.00、7.00でトータル13.00ポイントと、男女のショートボードの中でハイスコアを叩き出した。

 

 

石澤樹
清水ひなた
双子姉妹の清水ひなた、ひなの

 

敗退はリビィ助主亜、秋山大晴、松野太郎、木村美海、石山汰一。女子の木津優芽、澤田七奈緒。NSSAからの男子の藤本世音は、初日で姿を消す結果となった。

 

明日はショートボードとマスターズの選手が6時に会場集合。ロングボードはオフとなる。ライブ中継はこちらから
https://abema.app/MEx3

 

特別協賛:さわかみグループ

協賛:株式会社 R.surfer

協力:I.S.U 茨城サーフィンユニオン

「S.LEAGUE」
https://sleague.jp/

「S.LEAGUE / Tour」
https://sleague.jp/tour.php

JPSA:HP
https://www.jpsa.com/

NSA:HP
https://www.nsa-surf.org/

JPSAツアーへのNSAシード枠制度及び2024年選出選手決定について
https://www.nsa-surf.org/news/detail/438

NSSA:HP
https://www.nssa-surf.org/

日本プロサーフィン連盟(JPSA)チャレンジ枠について
https://www.nssa-surf.org/news/info20240412/

イベント
①「S.LEAGUE」アンバサダーの佐藤三兄弟が公開実況解説にチャレンジ!
日時:25日ショートボード ファイナルヒート
場所:会場特設ステージ

②「SURFES OARAII SAUNA」(有料)
日本最大級のサウナイベントプロデューサー陣が監修するサウナカー、熱波テントサウナがS.LEAGUEに登場。高温多湿の贅沢薪サウナのサウナカーに入れるチャンス!
日時:24日10:00-16:00
25日10:00-15:00
https://preview.studio.site/live/6kq9GDlQWp/sleaguesauna

③チャリティー大洗ライブ(入場無料)
日時:24日12:00-
場所:会場特設ステージ

若手お笑いタレント(えびす、ガンリキ佐橋大輔、アマレス兄弟、こいでまほ)が大洗に集結。特設ステージチャリティーによるお笑いライブも開催。

 

さわかみ S.LEAGUE 24-25 #1 特別観戦チケットのご案内

 

●会場サービス
・特別観覧席入場
 8/21〜8/25
・プロ選手によるサーフィンスクール
 8/25 表彰式終了後、大貫サンビーチにて実施
※当日のコンディションやスケジュールにより、サーフィンスクールが開催できない場合がございます。予めご了承ください。
●共催イベント優遇サービス
・フードコート割引チケット
 8/21〜8/25
 ※ 8/21〜8/23は共催イベントのキッチンカーはありません。大会会場内のキッチンカー1台のみご利用いただけます。
・ビーチサウナ無料サービス
 8/24、8/25
 選手専用ビーチサウナを無料でご利用いただけます。
●付属グッズ
・S.LEAGUE 24-25 オフィシャルツアーキャップ
・S.LEAGUEオフィシャルTシャツ
・S.LEAGUEステッカー
・#1大会記念Tシャツ

https://www.jpsa.com/pr/10459/

 

開会セレモニーでは太鼓の演舞のパフォーマンスでスタート。

マスターズ
ロングボード
ショートボードのグランドチャンピオン、選手会長

選手はマスターズ、ロングボード、ショートボードのグランドチャンピオン、選手会長から代表に立ち、それから選手全員が入場し、紹介された。

 

今回、JPSAシードとしてオリンピアンである稲葉玲王も、この「S.LEAGUE」の立ち上げに参加し、花を添えた。

セレモニーの最後には、国旗掲揚と共に「君が代」も流され、日本最高峰ツアーを印象づけた。

「S.LEAGUE」チェアマンの大野修聖による開幕宣言。

今日こうして「S.LEAGUE」開幕戦を迎えることができたのは、一生懸命やっていただいたスタッフの方々、そしてスポンサーの方々あっての今日だと思っています。2025-26はSリーグがS1とS2と別れていきます。ですから、今年は選手にとってはサバイバルツアーになります。

命を懸けて、プロサーファーの全精力を賭けて、戦ってください。そして、S1は賞金も含め、もっとレベルを上げていこうと思っています。そのS1の先にはアジア、世界に出ることを想定しています。選手の皆さん頑張ってください。今日、この大洗海岸にて2024年8月21日、「S.LEAGUE」開幕を宣言いたします。

「S.LEAGUE」のスタートに合わせ、会場、ライブ中継のMC陣も最強メンバーが揃った。水野亜彩子、高橋みなと、宮坂莉乙子、田中譲。

初日のチェックインは選手が200名を超えるために、ショートとロングを分けて対応。

 

 

オフィシャルサイト:https://sleague.jp/

JPSAホームページ: https://www.jpsa.com/