クラウドブレイク、フィジー(2024年8月22日木曜日)- ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)第9戦「コロナ・フィジー・プロ Presented by Bonsoy」の大会初日がコール・オンされた。
このイベントでは、レクサスWSLファイナルズ出場のファイナル5が決定するため、選手たちは今日のオープニングラウンドからプレッシャーを味わうことになる。
午後にサイドの風が強まるも、朝のクラウドブレイクは4~6フィートのクリーンなコンディションでヒート開始。男子オープニング・ラウンドからスタートし、その後、女子オープニング・ラウンド、男子エリミネーション・ラウンドまでが行われた。
五十嵐カノア(JPN)は、今大会のオープニングラウンドのH4でジョン・ジョン・フローレンス(HAW) ワイルドカードの テビタ・グキラウ(FIJ)と対戦。
フローレンスがドギードアでバレルをこじ開けてメイクし高得点をマークする中、カノアはビッグセットを掴むもバレルになる波を掴めずにスコアを上げれずに3位で敗者復活ラウンドへ。
コナー・オレアリー(JPN)は、H8でガブリエル・メディーナ(BRA)クロスビー・コラピント(USA) と対戦。
ヒートはメディーナがテクニカルなチューブをメイクし9.17 と8.50という2本のエクセレントで圧勝。コナーはビッグセットにチャージしてパワーターンを披露するも3位で敗者復活ラウンドへ回った。
五十嵐カノアとコナー・オレアリーが対戦
オーバーラッピングヒートで行われた男子ラウンド2の敗者復活ラウンドでは、H8で五十嵐カノアとコナー・オレアリーが一対一のジャパン対決。
カノアとコナーはこれまで4回CTで対戦しており、2勝2敗。
- 2021年リップカール・ロットネスト・サーチ でコナーが勝利。
- 2018年Oiリオプロはカノアが勝利。
- 2017年のビラボン・パイプマスターズではカノアが勝利。
- 2017年のクイックシルバー・プロ・ゴールドコーストではコナーが勝利。
2021年ぶりのマンオンマン対決となったカノアとコナー。ヒートはかなりサイドの風が強くなって、ラフなトリッキーコンディション。
オーバーラップのノン・プライオリティ・ヒート中はカノアがビッグセットにチャージして、ヒートをリード。コナーは辛抱強く波をまった。
後半に入りコナーはパワーレイバックをフロントサイドで決めて5.77をスコア。続けてコナーはディープナバレルをメイクして5.93をスコアして逆転に成功。
このフィジーでルーキーイヤーの時にキャリアベストとなる準優勝を成し遂げているコナーは落ち着いた試合運びを見せた。
ヒート終盤カノアのニードスコアは6.53。優先権はコナーと完全に追い込まれたカノア。コナーはバレルライドを何度も見せるがギリギリのところでメイク出来ず。
カノアは最後のチャンスにビッグセットを掴み、バックハンドでクリティカルなターンを披露するもスコアは僅かに届かず。カノアは惜しくもここで敗退。コナーがラウンドオブ16へ勝ち上がった。
コナーはH3でジャック・ロビンソンと対戦する。がんばれ!コナー!
ライブで見る
2024チャンピオンシップ・ツアーの次の開催地は、コロナ・フィジー・プロ Presented by Bonsoyとなる。コロナ・フィジー・プロは、レギュラーシーズン最後のイベントであり、2024年ワールド・チャンピオンシップの優勝をかけた1日限りの戦いであるレクサスWSLファイナルズに出場する男子ファイナル5、女子ファイナル5が決定する。大会の模様はWorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリで生中継される。