カノアはH4、コナーはH8に登場。2024年CTの最後のレギュラー・シーズン・イベント「コロナ・フィジー・プロ」

コナー・オリアリーPHOTO: © WSL / Cestari

クラウドブレイク、フィジー(2024年8月16日金曜日)- あと1週間もしないうちに、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)・チャンピオンシップ・ツアー(CT)は、2024年CTの第9戦、コロナ・フィジー・プロ・プレゼンテッド・バイ・ボンソイのために、クラウドブレイクの美しい波に戻ってくる。

 

6年以上ぶりにフィジーで開催されるこの大会では、世界屈指のレフトハンド・リーフ・ブレイクで世界のエリートが競い合う。

 

 

ワイルドカードを得て出場予定のケリー・スレーター@フィジー WSL/Sloane

 

2024年CTの最後のレギュラー・シーズン・イベントである「コロナ・フィジー・プロ」は、アスリートにとって大きな結果を残し、レクサスWSLファイナルズへの出場権を獲得する最後のチャンスとなる。

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とケイトリン・シマーズ(USA)の2人だけがファイナル5への出場を決めており、男子は13人、女子は8人のサーファーにファイナル5の可能性が残されている。

 

 

2017年、このコンディションのフィジーで準優勝となったコナー・オリアリー PHOTO: © WSL / Cestari

 

クラウドブレイクが帰ってきた。

 

フィジーのタバルア島沖に位置するクラウドブレイクは、2000年代の「ドリームツアー」の原点のひとつだ。クラウドブレイクは、CTの歴史の中で最も記憶に残る瞬間のいくつかを演じた。

 

浅いリーフ上にブレイクする、長く、速く、ホローなレフトハンダーで、サーファーのレパートリーのあらゆる面が試される。4フィートのスナップ、カーヴ、エアから10フィートのバレルまで、この場所にはすべてがある。WSLがこの象徴的なロケーションに戻ってきたことは、コンペティターにもファンにも大いに喜ばれている。

 

今回もクラウドブレイクはこんな姿を見せるのか。  © WSL / Ed Sloane

 


クラウドブレイクは、コンペティターに最高のライディングを提供することもあれば、人生で最も恐ろしいシチュエーションを提供することもある波だ。フィジーの美しいトロピカル・パラダイスを背景にしたこの波は、まさにサーフィン・ワールドの神秘である。

 

 

クラウドブレイクはオリンピックメダリストにヘビーレフトを提供する

 

キャロライン・マークス(USA)© WSL / Ed Sloane

 

コロナ・フィジー・プロは、タヒチのチョープーで開催されたパリ2024オリンピックに続く最初のWSL CTイベントとなる。チョープーはクラウドブレイクの波と多くの共通点があり、どちらのレフトも浅いサンゴ礁の上でブレイクし、地球上で最も大きく、最もクリティカルなバレルを提供する。

 

タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA) © WSL / Matt Dunbar

 

オリンピックの金メダリスト、キャロライン・マークス(USA)は、パリの閉会式の興奮をフィジーに持ち帰り、世界タイトルの連覇を目指す。まずは、フィジーで大成功を収め、レクサスWSLファイナルズへの出場権を獲得しなければならない。彼女はオープニング・ラウンドのH3で、同じグーフィーフッターのタティアナ・ウェストン・ウェブ (BRA) 、 エリン・ブルックス (CAN)と対戦する。

 

 

ブラジルのタティアナ・ウェストン・ウェブは 銀メダル、ガブリエル・メディーナは銅メダルを獲得しており、クラウドブレイクの長くグラインドするチューブで注目される。

 

メディーナはフィジーの優勝者リストに3度目の名前を加えたいと考えており、ウェストン-ウェブは2024年CTシーズン初のファイナル進出を狙う。

 

フランスのジョアン・ディフェイは 、フィジーでのイベント優勝者であり、レフトハンドのリーフブレイクを得意とするCTの名選手のひとりである。今シーズン、印象的なスタートを切ったディフェイだが、ここ数戦のCTでは成績が落ちており、オリンピックでの自信をCT第9戦につなげたいところだ。

 

ジャック・ロビンソン(AUS)© WSL / Ryder

 

オーストラリア銀メダリストのジャック・ロビンソンは 、フィジーでのサーフィンは過去に1度しかないが、バックサイドのバレルに乗るテクニカルな能力から、このイベントでのディープな戦いが予想される。

 

ファイナル5進出をほぼ決め、オリンピックでは2位という結果を残したロビンソンは、2024年の世界タイトルにしっかりと照準を合わせている。

 

ここ数年ナモツ島をホームとしているブリサ・ヘネシー(CRC)は、おそらくクラウドブレイクで最も経験を積んでいるサーファーだ。コスタリカのオリンピック選手である彼女は、この経験を生かし、今年初めにランキング首位に立った時のフォームを取り戻し、ファイナル5圏内に食い込みたいところだ。

 

カノアはH4、コナーはH8に登場。

 

五十嵐カノア  © WSL / Matt Dunbar

 

五十嵐カノア(JPN)は、今大会のオープニングラウンドのH4でジョン・ジョン・フローレンス(HAW) ワイルドカードの テビタ・グキラウ(FIJ)と対戦。現在ランキング16位のカノアは、この時点で今シーズンのファイナル5の可能性は消えた。

今回のオリンピックでは望んでいた結果を残すことは出来なかったが、タヒチと同じレフトハンダーのクラウドブレイクでリベンジを果たして欲しい。

 

 

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コナー・オレアリー(JPN)は、H8でガブリエル・メディーナ(BRA)クロスビー・コラピント(USA) と対戦。現在ランキング17位のコナは、この時点で今シーズンのファイナル5の可能性は消えた。

コナはルーキーイヤー(2017年)にこのフィジーの大会で準優勝した経験がある。コナもオリンピックでは思うような結果を得られなかっただけに、今回のフィジーで爆発したサーフィンを見せて欲しい。

 

2024年コロナ・フィジー・プロ Presented by Bonsoyは、2024年8月20日から29日まで開催される。

詳細はWorldSurLeague.comを参照のこと。

コロナ・フィジー・プロ Presented by Bonsoy 男子オープニング・ラウンドのマッチアップ:

HEAT 1:イタロ・フェレイラ(BRA) vs. ラムジ・ブーキアム(MAR) vs. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
HEAT 2:ジャック・ロビンソン(AUS) vs. ライアン・カリナン(AUS) vs. イマイカラニ・デボルト(HAW)
HEAT 3:グリフィン・コラピント(USA) vs バロン・マミヤ(HAW) vs ケリー・スレーター(USA)
HEAT 4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) vs 五十嵐カノア(JPN) vs テビタ・グキラウ(FIJ)
HEAT 5:イーサン・ユーイング(AUS) vs コール・ハウシュマン(USA) vs セス・モニーツ(HAW)
HEAT 6:ヤゴ・ドラ(BRA) vs ジェイク・マーシャル(USA) vs リアム・オブライエン(AUS)
HEAT 7:ジョーディ・スミス(RSA) vs 和井田リオ(INA) vs マシュー・マクギリブレー(RSA)
HEAT 8:ガブリエル・メディーナ(BRA) vs クロスビー・コラピント(USA) vs コナー・オレアリー(JPN)

コロナ・フィジー・プロ Presented by Bonsoy 女子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
HEAT 1 モリー・ピックラム(AUS) vs. ガブリエラ・ブライアン(HAW) vs. ベティルー・サクラ・ジョンソン
HEAT 2 ケイトリン・シマーズ(USA) vs ソイヤー・リンドブラッド(USA) vs シエラ・カー(AUS)
HEAT 3 キャロライン・マークス(USA) vs タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA) vs エリン・ブルックス(CAN)
HEAT 4:ブリサ・ヘネシー(CRC) vs ジョアン・ディフェイ(FRA) vs タイラー・ライト(AUS)

 

ライブで見る
2024チャンピオンシップ・ツアーの次の開催地は、コロナ・フィジー・プロ Presented by Bonsoyとなる。コロナ・フィジー・プロは、レギュラーシーズン最後のイベントであり、2024年ワールド・チャンピオンシップの優勝をかけた1日限りの戦いであるレクサスWSLファイナルズに出場する男子ファイナル5、女子ファイナル5が決定する。大会の模様はWorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリで生中継される。

 

現在の日本とフィジーとの時差は3時間 ファーストコールは日本時間 2024年8月20日 5:00 AM JST* 

 

 

大会オフィシャルサイト
期間:8月20日ー29日

Corona Fiji Pro

Presented By Bonsoy

Cloudbreak, Fiji