ラグンドリ・ベイ、ニアス/インドネシア(2024年6月13日木曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000イベント「ニアス・プロ」は、大会6日目。昨日よりもサイズダウンする中で、男女QSのファイナルデイを行った。
女子のクオーターファイナルでは、佐藤李が昨年の優勝者であるベテランのフィリッパ・アンダーソンと対戦。フィリッパ・アンダーソンはスタートからビッグセットを掴み、バレルをメイクし、得点を重ねていく。
佐藤も素晴らしいターンのコンビネーションで応戦するもスコアが伸びず。アンダーソンは2本のチューブライドを決めて、ラウンドアップ。
佐藤はここで敗退となり5位でフィニッシュした。
この結果は今大会の日本女子最上位。佐藤は2022年のQS5000クルイプロでも5位になっており、自身の持つベストリザルトのタイ記録となった。そして、今回の結果でアジアQSランキング3位にアップした。
伊東李安琉がQS5000で3位
男子のセミファイナルH2では、イケメンの長身オージーサーファーの新星ウインター・ヴィンセントと日本の伊東李安琉が対戦。
前回のクルイでも5位と調子を上げているヴィンセントがスタートからディープなロングバレルをメイク。9.67をスコアしてヒートを開始。ヴィンセントは続けて7.83をスコア。アッと言う間に17.50をスコアする。
その直後に入ったビッグセットに伊東がテイクオフ。深いポジションからボトムを舐めるのようにターンしながらバレルにプルイン。深く長いバレルからスピッツアウトした伊東のスーパーライドにヒートベストとなる9.70がついた。
ワンライドの伊東はバックアップを待ち続けたが、セットが入ったのはスタート時のみ。昨日の最終ヒートを思い出すようにセットはピタッと止まった。
伊東は30分間波を待ったがノーライド。インコンシスタントなコンディションに『波来い!頼みます!』と海の神様にお願いしたはずの伊東の元に今回ばかりは波は来ず。勝ち目のあった相手だっただけに、なんとも悔しい敗退となった。
それでも今大会3位でフィニッシュ。伊東にとって、ここまでのキャリア最高のベストリザルトを獲得した。伊東は昨年、クルイとニアスの両イベントで5位。今回はそれを上回る好成績を収めて、7月1にちから南アフリカで行われるチャレンジャー・シリーズ第3戦に弾みをつけた。
今大会QS5000ニアス・プロが終了してWSLアジアQSランキングでトップを行くのが伊東李安琉。2位に加藤翔平。女子は池田美来がトップ、2位に松田詩野。3位に佐藤李と続く。がんばれ!日本!
男子アジアQSランキング
女子アジアQSランキング
本日は男女QSファイナルを行った後に男子プロジュニアのラウンドオブ32が8ヒート行われる予定。
オフィシャルサイト:
ニアス・プロは 開催。
Nias Pro Nias, Lagundri Bay, Indonesia