男子U18渡邉壱孔、女子U16石井有沙、 女子U18松野杏莉の3名がメインラウンド4進出。ISAジュニア4日

渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Jimenez

サーフ・シティ・エルサルバドル – 2024年5月7日

2024年ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ(WJSC)が開催されるサーフシティ・エルサルバドルは、4日連続でビッグスウェルがヒットし、パンピング・サーフコンディション。クリーンな4~6フィートのスウェルに時折ビッグセットも入り、自身とチームの金メダルを目指す世界最高峰のジュニア・サーファーたちによる素晴らしい戦いが繰り広げられた。

 

メインイベントのラウンド2とラウンド3が各ディビジョンで終了し、トップエンドのドローが大幅に絞られた。一方、リパチャージの最初の数ヒートが始まり、イベント初のイリミネーションが行われた。

 

Highlights – Competition Day 4 – 2024 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship

 


メインイベントが進むにつれ、54のナショナルチームのうち21チームが、少なくとも1人のサーファーをメインラウンド4に出場させている。その中で最も多くのサーファーが残っているのはオーストラリアとペルーの2カ国で、それぞれ6人のサーファーがドローのトップエンドに残っている。

 

 

 

ペルーは2011年にチーム優勝に輝いたが、オーストラリアは2006年から2010年まで5大会連続を含む7つのチーム金メダルを獲得している。にもかかわらず、オーストラリアは2013年以来優勝していないが、その間、2016年と2022年の銀メダルを含め、2019年を除いて毎年チームメダルをスコアしているサーフィン大国。

 

フッレチャー・ケレハー Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

デーン・ヘンリーは20分間のヒートで3本の8ポイントライドを決め、オーストラリア勢のトップに立った。またエデン・ハッソン、チャー・ケレハー、ジギー・マッケンジー、マーヴェリック・ウィルソンは、今回もそれぞれヒート勝利を決め、オーシャン・ランカスターはソリッドな演技を披露した。

 

この2つのナショナルチームから一歩遅れて、2023年のチーム優勝国であるブラジルが、ここサーフシティ・エルサルバドルで2022年の優勝国であるハワイを含む6チームと互角の戦いを続けている。

 

ルーカス・スキナー(ENG) Credit: ISA / Sean Evans

 

一方で、2023年ボーイズU/16銀メダリストのルーカス・スキナー(ENG)が、9.23を記録し、彼のディビジョンのシングルウェイブスコアとしては、これまでのイベントで最も高いスコアとなり、ボーイズとしては今日最も高いヒートトータル、16.90を記録し、イベントで2度目のエクセレントなヒートトータルを記録し、トップの栄誉に輝いた。

 

16歳のスムースでダイナミックなサーフィンは、ラ・ボカナのシフトするピークに驚くほど良く適応し、スマッシュ&フローティングでジャイアント・スコアを叩き出した。

 

 

 

大会4日目の波乗りジャパンは、ラ・ボカナで、

男子U16 のメインラウンド2 H11に足立海世、H12に岡野漣が登場。足立はヒート終盤に2位まで順位を上げるが、3位の選手が一気にトップに躍り出て足立は3位となり、そのまま敗者復活戦のリパチャージ2H11へ。

岡野はビッグセットを掴むもミスが続き、スコアを伸ばせずに4位でリパチャージ2H12に回った。

 

足立海世 Credit: ISA / Pablo Jimenez
足立海世 Credit: ISA / Sean Evans
岡野漣 Credit: ISA / Sean Evans
渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Jimenez
渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Jimenez
渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Jimenez
渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Franco

 

男子U18のメインラウンド3ではH5に渡邉壱孔が登場。ライトに的を絞った渡邉は、ファーストライドからオフザリップで5.67をスコア。後半に入り、ストレートアップのビッグリエントリーで大きなスプレーを上げてエクセレントの8.27をスコア。トップを独走する。最後も7.50をスコアし、バックアップを上げて1位でラウンドアップを決めた。

 

「アイム・ソー・ベリー・ハッピー・アハー! 応援ありがとうございます。今のヒートで調子も上がってきたので、次のヒートからはキャプテンとしてのサーフィンを見せていきたいと思います。アハー!」と渡邉がコメントした。

 

髙井汰朗 Credit: ISA / Sean Evans

 

男子U16 のメインラウンド3ではH4に髙井汰朗が登場。高井はスタートから2本連続でワイプアウトしスコアのチャンスを逃す。後半にライディングを重ねるも、前半のミスが響き、その差を縮めることはできず3位となり、リパチャージ4H4に回った。

 

松野杏莉 Credit: ISA / Jersson Barboza

 

エル・スンザルでは、女子U18 のメインラウンド2のH10に清水ひなの、H11に松野杏莉が登場。

松野はしっかりと数少ないセットの波で高得点をマーク。5.17にラストライドで6.73をスコア。トップに躍り出るも最後にブザービーターを食らい2位でラウンドアップ。

清水のヒートは、中国のスーチー・ヤンが2本7ポイントを揃えて圧倒。清水はラストライドで4.10をスコア、バックアップ3.27で3位となり敗者復活のリパチャージ2H10に回った。

 

石井有沙 Credit: ISA / Jersson Barboza
石井有沙 Credit: ISA / Jersson Barboza
石井有沙 Credit: ISA / Jersson Barboza

 

女子U16 のメインラウンド3ではH5に石井有沙が登場して、6.17を5.00でバックアップして1位通過。ラウンド4H3へ勝ち進んだ。

 

セット数の少ないエルスンザルで女子U18 のメインラウンド3のH1に池田美来、H6に松野杏莉が登場。池田はスコア・ポテンシャルのある波を掴めず、自分のサーフィンを見せることなく4位でリパチャージ4H2に回った。

 

池田美来 Credit: ISA / Pablo Franco
池田美来 Credit: ISA / Pablo Franco

 

H6の松野のヒートはスーチー・ヤンが7.50と4.90をスコアして圧勝する中、松野も4.17と3.67をスコアして2位となり、見事ラウンド4H2に勝ち進んだ。

 

 

明日の大会5日目は、ラ・ボカナは男子リパチャージデイ。
男子U18のリパチャージ1が10ヒート、男子U16 のリパチャージ1が16ヒート、男子U18のリパチャージ2が10ヒートまで行われる。

男子U18リパチャージ2のH2に小野里弦が登場。

 

男子U18リパチャージ2のH11長沢侑磨、
男子U16リパチャージ2のH11足立海世、H12岡野漣、
男子U16リパチャージ4のH4髙井汰朗、
男子U18のメインラウンド4のH3に渡邉壱孔、
は明日は行われない。

 

エル・スンザルは、女子のリパチャージデイ。

女子U18 リパチャージ1が8ヒート、女子U16 のリパチャージ1が2ヒート。女子U18 リパチャージ2が12ヒート、女子U16 のリパチャージ2が14ヒート行われる。

女子U18リパチャージ2H10に清水ひなの、
女子U16リパチャージ2H6に森舞果、H12高橋花音が出場。

 

女子U16メインラウンド4のH3石井有沙、
女子U18メインラウンド4のH2
松野杏莉、
女子U18リパチャージ4のH2池田美来は明日は行われない。

 

 

ISAワールド・ジュニア・チャンピオンシップ日本代表出場選手12名

U18男子
長沢侑磨、小野里弦、渡邉壱孔

U16男子
髙井汰朗、岡野漣、足立海世

U18 女子
松野杏莉、池田美来、清水ひなの

U16 女子
石井有沙、森舞果、高橋花音

 

●大会名称 2024 ISA World Junior Surfing Championship
●開催期間 2024年5月3日(金)~12日(日)

●開 催 地 Surf City El Salvador El Sunzal/La Bocana

●主 催 International Surfing Association

 

大会スケジュール

5月2日 – 記者会見
5月3日 – 開会式
5月4日~12日:競技日
5月12日 決勝終了後、閉会式

 

大会期間中は下記にて随時経過や結果が更新されます。