フィリピン、バレアー、サバン・ビーチ(2024年2月6日火曜日)
ワールド・サーフ・リーグ(WSL)アジア・パシフィック(APAC)によるアジア・リージョンのフィリピン・レッグ第2戦となる記念すべき第1回大会となるバレアー・インターナショナル・プロ大会6日目でファイナルデイ。
本日はQS3000のセミファイナルからスタートし、男女のチャンピオンが決定。その後に LQSセミファイナルからファイナルまでが行われ、ロングボードのチャンピオンが決定した。
女子のLQS女子のセミファイナルは、先週のラ・ウニオン・インターナショナル・プロと全く同じ顔合わせとなり、田岡なつみと吉川広夏、そして井上楓とデイジー・バルデスが再び対戦。
田岡と吉川の日本の2トップによるヒートは常にトップが入れ替わるシーソーバトルとなり、7.70と7.25を揃えた田岡がファイナルへ。井上楓とデイジーは前半、井上がリードしていたものの、終盤にデイジーが綺麗なハンテンなどを決め7.25と7.10を続けてスコアして逆転勝利でファイナル進出を決め、田岡とデイジーがファイナルへ勝ち上がった。
女子のファイナルでは、田岡がアジアのロングボード女王として、LQSツアーの韓国に続く、2勝目をあげて、アジアランキングでトップを維持。アジア代表として世界のトップが参加するロングボードツアーにクオリファイを決めた。
男子のセミファイナルは、第1ヒートにRJチコ・ロペスとジェイアール・エスキヴェル、第2ヒートに浜瀬海と井上鷹がマッチアップ。ジェイアールは絶対的な安定感とテクニックで、ここでも8.65と8.25のエクセレントヒートで圧勝。
浜瀬海と井上鷹の因縁のマンオンマン対決は今回も白熱。
ヒート開始直後の両者プライオリティを持たない時に二人が同じ波を掴み接触。ライトの波と判断した浜瀬は右奥からパドル。手前にいた井上はレフト方向にパドルし、二人がテイクオフしクロスする形となった。ジャッジは井上のインターフェアとした。
この妨害で井上のセカンドウェイブは半分となり、それが最後まで響き敗退。浜瀬はラウニオンと同じジェイアールとのファイナルへ挑むこととなった。
そのファイナルではジェイアールが2本のエクセレントでヒートをリード。浜瀬も素晴らしいソウルアーチを披露して、8.10をマーク。しかしもう1本が掴めずにタイムアップ。ラウニオンに続き2試合連続の準優勝となった。
またアジアLQS最終ランキングにおいて、今回優勝したジェイアールに次いで2位となった浜瀬海は、世界のトップ選手のみが参加できるロングボードツアーにアジアの代表としてクオリファイが確定した。おめでとう!
「みなさんの応援のおかげで世界に行くことが出来ました。クオリファイすることができました。世界をこれから回って、どこまで自分が出来るかやってみます。応援よろしくお願いします。」と念願のクオリファイを決めた浜瀬海が意気込みを語った。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
オフィシャルサイト:Baler International Pro
オフィシャルサイト:Baler International Pro LQS