フィリピン、バレアー、サバン・ビーチ(2024年2月6日火曜日)
ワールド・サーフ・リーグ(WSL)アジア・パシフィック(APAC)によるアジア・リージョンのフィリピン・レッグ第2戦となる記念すべき第1回大会となるバレアー・インターナショナル・プロ大会6日目でファイナルデイ。QS3000のセミファイナルからスタートし、男女のチャンピオンが決定した。
女子のファイナルは、セミファイナルで8.40 と8.25という2本のエクセレントを叩き出し、都築虹帆を下したアジアQSランキング1位の脇田紗良と、セミファイナル2で都筑有夢路を下した野中美波が対戦。
セミファイナルの勢いのまま、スタートからリズム良くスコアを重ねる脇田がリード。しかし野中は後半に入り、逆転に成功。脇田は優先権を持たないままニード5.85の波を探し続ける。
残り時間10分を切り、優先権を使って波をつかんだ野中は2つのビッグターンコンボで8.0のエクセレントをマーク。ニードスコアは7.26と広がり、野中は更に駄目押しの7.65をスコア。野中美波がリードを8.50まで広げて今シーズン初優勝を決めた。
「良い波をどんどん乗って行こうと思って、プライオリティがなかったんですけど、8点7点と出せて、それがハマって良かったです。」と満面笑みの野中が言った。
男子のファイナルでは、セミファイナルで大音凛太を下し、絶好調の大原洋人と、8.50と8.00というエクセレント2本でケトゥ・アグスを下した安室丈が対戦。
ヒートはキレのあるバックハンドのコンビネーションサーフィンで9.00をスコアした大原がリード。大原はフォアハンドでエアリバースをメイクするなどボルテージをマックスまで上げる。それに対し安室は、セミファイナルでの勢いがなく、ニード7.51と追い込まれる。
大原はヒート終盤にライトのセットを掴み、クリティカルなビッグターンをメイク。ファイナル2本目のエクセレント8.25をスコアして大会最高得点を17.25をマーク。安室をコンビネーションに追い込んで、完全勝利。ファイナルに自分のピークを合わせた大原が優勝を決めた。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
オフィシャルサイト:Baler International Pro
オフィシャルサイト:Baler International Pro LQS