シフン、京畿道、韓国(2023年11月18日土曜日)-シフン・ウェイブ・パークは、シフン・コリア・オープン・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)3,000とロングボード・クオリファイング・シリーズ(LQS)1,000の全4ディビジョンでファイナリストを決定する大規模なコンペティション・ディに、再びパーフェクトなウェイブを提供した。
大会2日目は男子LQSのQFから始まり、女子LQSのQF、男子QS3000のRD32、女子QS3000のRD16、男子QS3000のR16までが行われた。
ロングでは男子クオーターファイナルでは秋本祥坪が敗退する番狂わせが発生。森大騎、井上鷹、浜瀬海、塚本将也がセミファイナル進出。
女子ではロングボード・ツアー・ベテランの田岡なつみが不安定なスタートを切ったが、コンディションに順応すると、2022/23アジアLQSリージョナル・チャンピオンの彼女は、タイトなフットワークとクリーンなノーズライドを披露。8.50と7.00をスコアしてセミファイナルへ。井上楓、桜姉妹も勝ち上がった。
ロングボードは韓国のサーフ・コミュニティにとって非常に重要な要素であり、韓国のサーファーの大半を占めている。LQSでは、女子2名、男子2名、計4名の韓国人サーファーがセミファイナルまで勝ち進み、自国に誇りをもたらした。
ジナ・キムは、ホームでWSLヒートに勝利した初の韓国人サーファーとなり、パク・スジン、カノア・パルミアーノ、キム・ドンギュンもファイナル・デーに進出。韓国で最も有名なサーファーの一人であるパクは、アジア・リージョンの最高の選手達を地元に迎えることができ大喜びだった。
「自分の町、韓国で開催されるこの大会に参加できることをとても嬉しく思っています。」とパク・スジンが言った。
「韓国のサーフコミュニティでは、彼らのお気に入りはロングボードです。多くのサーファーがロングボードに転向し、最初はロングボードを楽しんでいましたが、ウェイブパークのおかげでショートボードが楽しめるようになりました。私たちがトレーニングできるようになったことは、韓国のサーファー全員にとって良いことです。ウェイブパークのウェイブプールに感謝し、サーフィン・コミュニティに感謝します」
QSとLQSの両方に出場する6人のサーファーのうちの1人であるカノア・パルミアーノは、他の2人とともに両ディビジョンを勝ち進んだ。この15歳のルースなスタイルは、いつでもサプライズを起こす可能性を感じさせ、彼はQS 3000ラウンドオブ32の最終ウェイブのフィニッシュムーブで、まさにそれをやってのけ、劇的なエアリバースで6.50を獲得し、ラウンドオブ16に進み、彼の若いキャリアで最高のQS結果を手に入れた。
前回の台湾オープン・オブ・サーフィンで早々に敗退した大原洋人(JPN)は、韓国で最高得点をマーク。東京2020オリンピアンは、1ヒートだけでなく、2ヒートで9ポイントライドを記録。最初のヒートで17.00を記録すると、2ヒート目では17.65を記録。27歳の大原は、彼の電光石火のバックハンドが、他のフィールドから明らかに際立っていたおかげで、これまでのイベントで最も高い数字を獲得した。
「みんな同じように波に乗れるから、楽しいですよね」と大原。「特に波が4回ありますから、2つのチャンスがあり、大きく行くチャンスと、普通に行くチャンスが2つあります。これが自分のプランでした、 スコアを出せてうれしいです。」
女子QS3000ラウンドオブ16では、都筑有夢路と脇田紗良の力強いバックハンドアタックと松岡亜音の流れるようなフォアハンドがエクセレントスコアを獲得。しかし中塩佳那が一連の高速でクリティカルなターンで9.00を獲得した。
「この凍えるようなコンディションで9点台を出せて嬉しい」と中塩。「韓国ではとても楽しい時間を過ごしています。食べ物が大好き。寒いけど、また来たいです。次のヒートもがんばります」。
競技は11月19日(日)午前9時30分から女子LQS準決勝から再開予定。
女子のラウンドブ16では、H1で中塩佳那が、難しいエンドセクションのビッグリエントリーをメイクしてイベント最高点9.00 をスコアし、7.60でバックアップ。松岡亜音もパワフルなフォアハンドを炸裂させて2位で勝ち上がった。
H2で現在女子アジア地域QSランキング首位の脇田紗良と都筑有夢路が両者ともエクセレントを叩き出す、激しいデットヒートを演じ、脇田1位都筑2位でQF進出。
H3では、都築虹帆が今日もバックハンドのエアリバースにトライする余裕を見せてトップ通過、松田詩野も最終ライドでエア気味のりエントリーで6.65をスコアして2位でアップした。
H4では野中美波が6ポイント台を2本揃えてリード。スカイ・ブラウンがヒートハイエストの7.25を保持するも、ミスでスコアを伸ばせなかったが最後に6.15をスコアしてトップに返り咲き1位通過。野中も2位でアップ。
男子のラウンドオブ16では、H1で大音凛太がシャープな切れ味のバックハンドで1位通過。ダニー・ウィディアントが2位で、好調な加藤翔平はミスが響き3位敗退。
H2では、大原洋人がラウンドオブ32で叩き出した9.00 と8.00という高得点をさらに上回るスコアを叩き出した。レベルの違うパフォーマンスを披露。9.00、8.65という驚愕のスコアでラウンドアップ。西慶司郎は最後のエアをメイクして2位で勝ち上がった。
H3では、今大会では高得点を連続してスコアして好調なカイヤン・ヤンが8.00と 7.00をスコアして1位通過。2位争いは僅差のデッドヒートとなり、最後に松下諒大が大逆転でラウンドアップ。
H4では、インドネシアのケトゥ・アグス、金沢呂偉が7点台をまとめてラウンドアップ。田中大貴は惜しくも逆転ならず、ここで敗退となった。
男子QS3000クオーターファイナル
H1大音凛太 vs 西 慶司郎
H2ダニー・ウィディアント vs 大原洋人
H3カイヤン・ヤン vs 金沢呂偉
H4松下諒大 vs ケトゥ・アグス
女子QS3000クオーターファイナル
H1中塩佳那 vs 都筑有夢路
H2松岡亜音 vs 脇田紗良
H3都築虹帆 vs 野中美波
H4松田詩野 vs スカイ・ブラウン
男子LQS3000セミファイナル
H1井上鷹、カノア・パルミアーノ、
ダニー・ウィディアント、森 大騎
H2クリサント・ビジャヌエバ、
キム・ドンギュン、浜瀬海、塚本将也
女子LQS3000セミファイナル
H1田岡なつみ、デア・ノビタサリ、
井上 楓、パク・スジン
H2井上 桜、シエラ・メイ・コンヴィクト、
ジナ・キム、デイジー・バルデス
ライブ中継はこちら