現地時間2023年7月1日土曜日 南アフリカのバリート、ウィラード・ビーチでCS第3戦開催を前に開催されていた、男女プロジュニア「O’Neill SMTHシェイプス・ルーキー・リッパーズ」が終了。女子ファイナルで日本の松岡亜音が、アメリカの新星アリッサ・スペンサーを下して優勝した。
女子ファイナルでは、アリッサ・スペンサーがスタート直後から、2つの美しいターンで7.33をスコアし、松岡亜音にプレッシャーをかける。松岡は6.90で応戦し、勝負は始まった。スペンサーは2つの力強いターンをリップに叩き込み、8.33を叩き出した。
それに対し松岡は最高の波にテイクオフ、3つのパワフルなターンでパーフェクトに近い9.17を叩き出し、トータル16.07でトップに立った。スペンサーは最後のチャンスを得たが、波に恵まれず、松岡が勝利を手にした。
「アリッサ・スペンサーは大好きなサーファーの一人なので、彼女と一緒にサーフィンができて本当に嬉しいです」と松岡は答えた。「次はチャレンジャーシリーズなので、今日はリラックスして明日に備えたい。バリートは大好きだし、初めて来たけど、波もいいし、食べ物もおいしいし、人もいいし、本当に楽しんで過ごしています」。
松岡亜音は、6月に中旬にインドネシアで行われたQS5000で優勝。プロジュニアでも準優勝するという素晴らしい活躍を見せ、一旦日本に帰国して、その直後にこのプロジュニアとCSに参戦するために南アフリカに渡航。ハードなスケジューにも関わらず、疲れを感じさせない圧倒的なパワーサーフィンで最後まで戦い抜いた。
ファイナルヒートでは、強豪スペンサーを相手に9.17というパーフェクトに近いエクセレントスコアをマーク。バックアップも6.90という高得点で16.07というトータルスコアで圧勝した。
今回のプロジュニアはアジアリージョンの試合ではないため、アジアランキングには反映されないものの、明日から開幕するチャレンジャーシリーズにおいて、素晴らしいアドバンテージを彼女に与えたに違いない。
松岡はチャレンジャーシリーズのラウンド1でヒート1にクレジットされ、ジュニア世界チャンプのフランシスカ・ヴェセルコ、ジェシー・ヴァン・ニーケルク、アナスタシア・ヴェンターといった強豪と対戦。
CSでも更なる活躍を期待している。素晴らしい得意のバックハンドサーフィンとアノン・スマイルで勝ち上がれ!
男子はブラジルのライアン・カイナロが南アフリカのダニエル・エムズリーを下し優勝している。
オフィシャルサイト:
O’Neill SMTH Shapes Rookie Rippers