JPSA第3戦「第26回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」が開幕。佐藤利希がでトータル11.20で男子の最高点。

佐藤利希

JPSAショートボード第3戦「第26回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」は、9/6から3日間の予定で茨城県大洗町の磯場ポイントで開催。本日は男女ともR-1からR-2まで行って今日のスケジュールは終了した。

会場のコンデイション。朝は霧で無風、その後、曇りからの快晴。それに伴いサイドオンからオンショアにチェンジ。波はモモ、セットでコシという感じ。

 

この磯場ポイントは、所々に岩があって、引いているとそれが見える。しかし、今回は砂がついているために、今までよりも目立たない。なので、セットも急に掘れ上がるので、それをつかめればベスト。

 

それと潮周りが若潮で朝一の引きいっぱいから午後に向け、上げる一方。引いている時はまだ良いけれど、上げてくるとダラダラのブレイク。トップが割れるだけなので、走り過ぎは禁物。今日は潮の状況を読んで、セットを待てたものが勝ち上がった。

 

藤沼佳太郎

 

まずはAMシードについて。今大会はR-3を勝ち上がえば、公認プロ資格がもらえる。または、ラウンドに関係無く、1ウェイブで7点、もしくはベスト2で11点以上を出せば、その場で獲得できる。

 

松永健新

 

今回は男子が小松凛輝、松永健新、大住唯斗、三佐川武瑠、藤沼佳太郎、篠崎倫太朗の6人に、ISUローカルシードで伊藤 匠汰で7人。

 

女子は清水ひなの、澤田七奈緒、清水心春の3人にISUローカルシードで谷川琴音で4人。合計11人がプロに挑戦した。

 

澤田七奈緒

 

男子は小松凛輝、大住唯斗、三佐川武瑠、藤沼佳太郎、篠崎倫太朗にローカルシードの伊藤 匠汰の6人がR -2で終了。また、女子もR -2まで進んだのは清水ひなの、澤田七奈緒の2人だったが、善戦虚しくここで姿を消した。明日のR-3に進出したのは男子の松永健新のみとなった。

 

男子シングルハイエストは和氣匠太朗の6.10ポイント
「良い波が来ると思ってなかったんで本数乗りました。この手の波は嫌いじゃない。負けが続いているので、やってやろうって気持ちでした。」と佐藤利希
トータルハイエスト11.20ポイントを叩き出した佐藤利希

 

今日のハイエスト。シングルは男子が和氣匠太朗の6.10ポイント。トータルハイエストは佐藤利希の5.35、5.85でトータル11.20ポイントが男子の最高点。

 

大村奈央
清水ひなの

 

女子は清水ひなのがR-1で出した6.00ポイント。トータルはやはりR-1の清水ひなので9.50(6.00+3.50)、同じくR-2で大村奈央が同じく9.50(5.00+4.50)ポイントがハイエストとなった。

 

 

飛田剛
フライボーイという愛称で、漁師も生業とするプロサーファー。この茨城の大会だけは欠かさずエントリーしていたものの、このプロ20年を機に選手引退を決意。第1ヒートに登場し、若手を相手にキレのあるサーフィンを魅せるものの、勝負はここまで。これで長かった競技生活は終了となる。本当にお疲れ様でした!

 

「家族や仲間、スポンサーも見に来てくれていたんで、恩返しではないですけど、できれば1つでも多く勝ちたかったんですが、ちょっと勝てなかったです。今までも皆さんの声援が力になったし、感謝の気持ちでいっぱいです。

「ここ数年、震災以降はサーキットは回っていなかったんですが、地元の大会だけでも盛り上げたいなと思って、この試合だけは参戦していたんです。地元の大会がある限り、ここで皆さんの前で有終の美は飾りたかった。最後は勝てなかったけど、みんなの前で今までありがとうございましたという形で、終わりにしたいなって思っていました。

 

 

「フリーサーフィンしていてもサーフィンのレベルが落ちてきているのは感じているし、プロとして大洗の試合に参加して負けている姿をここ数年見せてきたので、プロとしてカッコ悪いなというのが引退を決意した一番の理由でしたね。

 

シニアツアーとかもありますけど、今のところ出場する予定はないんですが、本業である漁師の仕事と、YouTubeやSNSを使ってサーフィンの楽しさを広めていきたいと思っています。今後も飛田剛フライボーイをチェックしてほしいと思います。

 

プロとしては20年やってきたんですが、今回で選手としては退くこととなりました。これまでも多くのスポンサーの方がのおかげで、ここまでやってこれたと思います。そして僕のサーフィンの師匠である坂本清克さんに感謝したいと思います。これからもサーフィンを楽しんでやっていきたいと思っておりますので、ありがとうございました。」と飛田剛が言葉を詰まらせながら最後のインタビューに答えた。

 

石崎孝行
今回の地元の茨城勢は飛田剛、高梨直人、石崎孝行の3人。飛田、高梨は残念ながらR-1で敗退したものの、石崎はローカルナレッジで完勝の1位通過。波数が少なくなった中、待つことを選んだ石崎の読み勝ちでした。

 

「いつも茨城の地元では不発で勝ててなかったので、今回先輩(飛田剛)が引退ということで。できれば本人に勝ち上がって欲しかったんですけど、茨城から出ている選手がいなくなっちゃうと、せっかく応援しに来てくれている人に申し訳ないなというのもあって。

でも、良い波見つけ1位で上がれて、こうやってインタビューするのも初めてなんですけど。地元のみんなの応援がパワーになって良かったかなって思います。

地元って言われるんですけど、自分はここでは普段サーフィンしないんですよ。凄く変則的な波でめちゃくちゃ難しいので、最近岩のところに砂がついたりして、前より少し良くなっているのかなとは感じているんですが、試合前から練習していて、あそこのライトが形良いが入ってきていて、波数は少ないんですが入ってきていて、ポテンシャルのある波が来てるなと思っていたんで、それに乗れたんで良かったです。」

 

伊藤匠汰
カリフォルニアの小林桂のところで修行してきた茨城ローカルの高校一年生。R-1を突破し、R-2で同ヒートの先輩の石崎孝行に続きたかったものの、波取りが後手に回って敗退。でも、試合での経験は上手くなるチャンスです。次に繋げましょう!

波崎の髙梨 直人はラウンド2で惜しくも敗退。
髙梨 直人
ISUシードで出場の谷川琴音
谷川琴音

 

 

運営だけでなく、選手もこのシステムに慣れたことで、検温、検査も時間はかからず。抗原検査ではコロナ陽性、陰性だけでなく、抗体を持っているかどうかもチェックできるようになった。
もうこの2人無しでは、サーフィンの大会は語れない。今大会ではAbemaのMCのnicoさんと水野亜彩子プロ。

 

明日は6:30AMに集合で、7:00AMスタート予定。
男子R-3→女子R-3→男子R-4→女子R-4まで進める。

 

 

加藤嵐
「今年は岩の上に砂が乗っているので、例年と地形が少し違っているんですが、自分的にはいつもより乗りやすい感覚があります。今回は普通の日本の波様というかPUのボードを使っています。少し短めです。波が小さいのとポケットがあるんですけど、そのポケットも小さいのでそこにハマりやすい小さいボードを使っています。

須田喬士郎
「右のライトで点数が出ることがわかったんですが、1本目で転けてしまって、プライオリティを持っている選手が右に来てしまったので、良い波来ても乗れないと思って左にいたらたまたま良い波来たので、本当に転けずに乗りこなしたって感じでした。

去年、怪我をしていて、今年試合を再開して海外を見てきたりして、攻めつつ転けないということが一番大事だなと思ったので、その辺りを意識して海外でも練習をしてきたのでそれが少しでも生かされたのかなと思いました。

松本カイ
「上から見るから波が胸ぐらいあるように見えるんだけど、海に入るとモモぐらいしかないかなって感じで。ウネリもワンポイントに入ってこないんで、すごく動く波で見つけるのが凄く難しいです。

優勝したときもそうだけど、毎回毎回ヒートごとに波が変わるんです。今回のインサイドにバンクがついたみたいで、波の割れかたが変わったのかなって思っていて、前は岩が出てくるイメージだったんだけど、砂がついた変わる波です。

矢作 紋乃丞
「ずっと右側に良いレギュラーが来ているのに誰も行かなかったので、乗ったら良くないのかなって不安に思っていたんですけど、味しめてずっとあっちでやってました。新島のときはPUを使っていて、朝の練習でPUを使ってみたんですけど、板の進みが良くなかったので、EPSにかえたら調子が良かったので、あってて良かったなって思いました。

終了間際の大逆転勝利を決めた野呂海利
「来るのは分かっていたんで、最後に来なかったらしょうがないなって思って、最後まで悔いなく待ち切ろうかなって思ったんで、来ても来なくても自分のやりたい様に出来たんで、どうなっても悔いはなかったですね。

トータル9.40で丸山千朝がラウンド2を1位通過
大洗は待ったらダメだと思ってたくさん乗ったという須田那月は1位でR3へ
浅いターンではなく1発の深いターンを狙ったという佐藤李は連続で1位通過しR3へ

 

ヒート表

 

■9/6 (火) ショートボード Day1
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■9/7 (水) ショートボード Day2
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■9/8 (木) ショートボード Day3
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■9/9 (金) 大会予備日

 

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/

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※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。

 

9月7日(水)DAY2
6:30
   全選手集合・検温チェックイン(~8:30)

7:00
   競技スタート予定

MENS  R3 H1~H12
WOMENS R3 H1~H4
MENS  R4 H1~H6
WOMENS R4 H1~H2

 

9月8日(木)DAY3
  6:30
   全選手集合・検温チェックイン(~8:00)

7:00
   競技スタート予定

MENS  R5 H1~H4
MENS  QF H1~H4
WOMENS SF H1~H2
MENS  SF H1~H2
WOMENS FAINAL
MENS  FAINAL