写真、リポート:山本貞彦 JPSAロングボード第1戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房ムラサキプロ supported by 秀吉内装」はインドネシア、バリ島で開催。大会第6日目。
今日の会場も晴れ。朝の波のサイズは今日も3-4ft。上げ込みにかけて上がるはずの波は、思ったほどサイズアップはせず。昼前から吹く風も吹かず、面はクリーンなコンディションが続いた。
よって、干潮時は男子のラウンド2の8ヒートを消化し、その後、上げ込みで女子をR-1からスタート。明日は若干、サイズが上がる予報のため、女子をファイナルまで行うとコールされた。
順調に試合が進む中、セミファイナルがスタート。しかし、ヒート2が始まると同時に、風が吹き、面はガタガタのバンピー。さらに潮が引いてきて、乗る波がない。
よって、運営サイドは行うとしていたファイナルを明日へ順延と発表。選手ファーストの素晴らしい決断だった。
本日のアマチュア選手の結果。規定のラウンド(今大会はR-2)を勝ち上がったことで、公認プロ資格を獲得。
男子:鳩貝俊嗣
女子:平田夏帆
鳩貝俊嗣
同ヒートで他の選手がインターフェアを犯し、繰り上がりのラウンドアップ。僅差の戦いで敗退確定だっただけに、嬉しい結果となった。
平田夏帆
宮崎がホームのショートボードのプロ。ロングは一年前に始めたばかりで、今回がプロトライアルに初挑戦。「まだウォーキングができないんで、マニューバー勝負です!」と試合に臨めば、ショート特有の板の取り回しで波を料理。また一人ショート&ロングのプロの誕生となった。
ユージン・ティール
昨日はどうした?と問えば、「波が見えてなかった。」とこぼす。試合勘は試合で取り戻すしかないからね。なので、今日は積極的に攻めて1位通過。
尾頭信弘
波のサイズがあるとよりサーフィンのキレが増す。クラマスでのサーフィンの仕方を熟知しているのも強み。
梶原裕太
昨日、公認プロ資格を獲得し、今日もプロ3人相手に堂々渡り合ってラウンドアップ。マニューバーもいけるけど、ノーズコントロールできる。頼もしい新人の誕生だ。
植村未来
昨年のディフェンディングチャンプ。試合前には「緊張するー」と言いながら、R-2、R-3を勝ち上がる。波に合わせたボードコントロールは未来ちゃんの真骨頂。しかし、セミではコンディション急変に対応ができず、後手後手に。残念ながら5位という結果で大会終了。
田岡なつみ
強くなったなー。ヒートでは攻めに攻めた。ノーズも安定しているし、技のバリエーションも増えた。ワイプアウトが減ったのも良し。
小山みなみ
波の状況に合わせ、試合中に演技を修正。セミではバンピーな波でも、タイミングを計りノーズの演技を入れる。昨年に比べてもテクニックが向上した証。
橋本梨花
久しぶりにツアー復帰した橋本梨花。3年ぶりのバリに緊張もあったが、R1を1位通過。R2も勝ち上がりトップシードのR3進出。しかし惜しくもここで敗退となった。昨年は戸惑いながら新たなライフスタイルをスタートさせた橋本。今シーズンは心機一転、更なる活躍に期待。
細川哲夫理事長と石塚晃コンテストディレクター。
女子のファイナルは田岡なつみ、小髙恵子、小山みなみ、菅谷裕美の4名。
明日は大会最終日。
会場のクラマスに選手は7時集合。
男子はR-3からファイナルまで。
女子もファイナルを残すのみとなった。
シーズン初戦の栄冠は誰の手に。
明日もお楽しみに。
– 大会スケジュール –
4月19日〜23日:ショートボード
4月23日〜25日:ロングボード
※ロング・ショートともにプロトライアル開催
サーフメディアは今シーズンも現地から最新情報をお伝えします。お楽しみに!
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