安井拓海がバリ島クラマスで行われたJPSA開幕戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房ムラサキプロ」優勝。

優勝した安井拓海と宮坂麻衣子

写真、リポート:山本貞彦 インドネシア、バリ島で開催されているJPSAショートボード第1戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房ムラサキプロ supported by 秀吉内装」は大会5日目。

今日はショートボードの最終日。男子のセミからスタート。その後にバリ・日本親善試合の決勝を行い、男子のファイナルが行われた。

試合結果は下記。

優勝:安井拓海
2位:大橋海人
3位:澤村康生
4位:河谷佐助

 

今日の会場の波はやはり引きすぎで3-4ft。さらに朝から風が強く吹き、面が乱される。このコンディションでチューブは諦め、アクション勝負に。

 

セミのヒート1では僅差の戦いから河谷佐助、澤村康生が抜け出しラウンドアップ。一度、結果がコールされたが、ヒート1の終了直前、和井田理央が演技に入ったが、パドルアウト中の選手と交錯。

 

ジャッジ審議の間に、スタッフもビデオを確認。

 

避けるために和井田は演技を終了し、そのままタイムアップとなった。この妨害行為について、試合を止めてジャッジが審議。パドルアウト中の選手は、同ヒートの河谷佐助、次のヒートの小川幸男、安井拓海の3人が対象。

 

ビデオ判定を繰り返し、結果、ジャッジ5人のうち、2人が妨害を取り、3人が取らなかったため妨害は否決。よって、当初の結果通り、河谷佐助、澤村康生が決勝へ進んだ。

 

ヒート2は安井拓海がぶっちぎりで一抜け。それを大橋海人が追いかける形で決勝へ。

 

安井拓海
大橋海人

ファイナルは、スタートから安井と大橋が高得点をマークして一歩リード。エクセレントの8.00をスコアした安井が僅差でトップに躍り出る。残り時間10分を切り再び安井がファイナル2本目となるエクセレントの8.00をスコア。好調な大橋も安井を止めることはできず。安井拓海が開幕戦で勝利をつかんだ。

 

「危ないヒートもあったんですけど、良い波を待ってスコアを出せて。なんとか勝ち上がれて優勝できて本当に嬉しいです。」と安井がコメント。

安井拓海
このコンディションで、しっかり当て込むことができるのは、体幹がしっかりしているから。恵まれた体格にパワーもあって、スピードもあるから演技がブレない。やすたくの真骨頂を見せてもらいました。優勝おめでとう!

大橋海人
バリエーションある演技ができるのは、経験豊富だから。波へのアプローチもクリエィティブで新鮮。安井に優勝を譲ったが、あと1本時間内に決めてたら結果は逆だったかも。進化した大橋のこれからに期待。

澤村康生
初のファイナル進出。今大会はチューブ、リップとも素晴らし出来。ただ、決勝では波選びに悩んだか、決勝ではツメが甘かった。でも、これで自信がついたはず。次に繋げてステップアップだ。

河谷佐助
やはり優勝経験が選手を強くする。去年からの成長は見違えるほど。今年もこれでトップ争いに入ってくるだろう。

和井田理央
このコンディションが苦手なのか、らしくない演技。一発はいいが、続かない。
試合終了直前の逆転を狙う波もアクシデントで不発。残念ながらセミで敗退、今大会は7位という結果。次の試合は一宮のQS 6000ではなく、同じインドネシアで開催されるQS3000のKURI PROに出場する。

高橋健人
本人はこの結果に悔しいはずだが、一ヶ月前にあばらを骨折してのこの結果は立派。その強い気持ちだけでもコンペティターの鑑だ。次戦は万全の戦いで優勝だ。

 

バリ・日本親善試合の結果。

優勝:Dedi Santoso
2位:Mega Artana

3位:Agus Frimanto
4位:田中英義

 

優勝:Dedi Santoso
2位:Mega Artana
3位:Agus Frimanto
4位:田中英義

 

今大会のコンテストディレクター(ショートボード)の河野正和と田中樹。お疲れ様でした!
河谷佐助と石井乃亜、関口真央、小林直海
仲村 拓久未はセミファイナルで惜しくも敗退。
小川 幸男もセミファイナルで惜しくも敗退。
女子優勝の宮坂麻衣子

優勝:宮坂麻衣子
2位:都築虹帆
3位:庵原美穂
4位:丸山千朝

 

 

ロングボードがトライアルからスタート。

 

ショートボードの大会が終了し、続いてロングボードの大会がスタート。まずは男子のプロトライアルを行い、その後、本戦男子R-1→本戦女子のR-1まで。ただ、潮とセットが長くなったことで女子のH-1までで今日は終了。

梶原裕太

本日、公認プロ資格を獲得したのは、15.83ポイントを出した梶原裕太。埼玉出身でサーフィン歴は5年。尾頭信弘プロのとこでリペアをやっているそうです。

尾頭信弘
なんでR-1からなのか聞いたら、レイトエントリーだったそうです。
このラウンドでは格の違いを見せて明日へつないだ。

ユージン・ティール
一年のブランクで、JPSAコンペに復活。 試合勘が心配だったが、乗れば何の問題もない。

 

明日も会場のクラマスに7時集合。
公認プロ資格獲得を狙うアマチュア選手に、トッププロが迎え撃つ。
明日もお楽しみに。

 

 

 

 

– 大会スケジュール –

4月19日〜23日:ショートボード

4月23日〜25日:ロングボード

※ロング・ショートともにプロトライアル開催

サーフメディアは今シーズンも現地から最新情報をお伝えします。お楽しみに!

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ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/