笑顔いっぱい! 湘南・辻堂で今年で6回目となる女性サーファーの大会「alohagirl cup 2018」が開催された!

10月14日(日)、辻堂海岸に女性サーファーたちが続々と集まって来た。湘南辻堂で行われる毎年恒例の女性サーファーの大会「alohagirl cup 2018」が1週間延期となり、この日開催されたのだ。1週間前の日曜日は台風通過後の風の影響で、ビギナーや子供たちも参加するために良くないコンディションとの判断で延期となっていた。

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しかしながら延期したこの日、会場についてみると、波はスネ~膝ぐらいで潮も上げていてなかなか割れない状況。大会は開催できるのだろうかと不安に思うも、辻堂で入っているスタッフのプロサーファーが「辻堂は地形がいいので、たぶんこれからできるはず」との楽観的な言葉を。

 

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潮の動き、うねりが入って来たことによってこのような波がお目見え

 

なるほど、見てると割れそうなバンクが3カ所あり、毎回3バンクでヒートは進行するのだが、ちょうどよい。そしてさすがプロサーファーやプロボディボーダーが中心スタッフとなって開催されている大会、ヒートの進行の順番を変え、まずはうねりから立てるロングボードのスペシャルクラスからスタートをした。

 

ロングボードスペシャルクラス優勝の河合妃富美さん
ロングボードスペシャルクラス優勝の河合妃富美さん

 

スペシャルクラスということもあって、厳しそうに見えた波に選手たちは果敢に挑み、見事に乗って見せ、これなら大会が無事できそうだという安堵をもたらしてくれた。

 

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「alohagirl cup 2018」は今年で6回目になる。今年は総勢110名が全国からエントリー。年々若い世代のエントリーも増えてきて、またママさんサーファーたちも復活して参戦するという、まさに子供からママさんまでが一同に集って楽しめるほのぼのとした大会だ。

 

それそれが海辺の休日を楽しむ1日
それそれが海辺の休日を楽しむ1日

 

しかしながらヒートは熱い戦いが繰り広げられ、パパさんや友人などの男性応援団もビデオやカメラ係になり、砂浜で手で合図を送ったり、激を飛ばし、声援を必死に送る。

 

ベストライディング賞はショートボードオープン優勝の登坂祐妃ちゃんに
ベストライディング賞はショートボードオープン優勝の登坂祐妃ちゃんに
ボディボードスペシャルクラス優勝の下地ケイトさん
ボディボードスペシャルクラス優勝の下地ケイトさん

 

日頃は多くの男性たちの中で海に入り、なかなか波を取れなかったりする女性サーファーたち。この日は女性たちで海が貸し切りになり、女性たちが海の主役。そして「alohagirl cup 2018」が毎年恒例のファミリー行事、また女性サーファーたちのクラス会みたいになって来ているように感じる。

 

 

大会とはいえ、それぞれのスタイルで家族、仲間たちと海での1日を楽しむ和やかな雰囲気が、毎年多くの人が全国から集う理由にも思える。

 

ゼッケン係を担当した森本直波プロと浅野こなみプロ
ゼッケン係を担当した森本直波プロと浅野こなみプロ
田岡なつみプロ、宮坂麻衣子プロもスポンサーブースでお手伝い
田岡なつみプロ、宮坂麻衣子プロもスポンサーブースでお手伝い

 

そんな雰囲気を作り出しているのは女性たちの心がわかる女性たちが中心となって開催しているからということもあるだろう。またさらに「alohagirl cup 2018」は、今まで参戦して来たサーファーの中からプロサーファーも誕生し、女性コンペディターの登竜門の一つともなっているとも言えるだろう。

 

ライブペイントの絵の前で友達と撮影会
ライブペイントの絵の前で友達と撮影会

 

“女性サーファーたちを盛り上げよう”とこのような大会を立ち上げ、進めて来た辻堂在住の塩谷あずさプロを筆頭にスタッフの努力と熱意には脱帽だ。各スタッフが自分の役割をしっかり果たしながら、大会はスムーズに進行していった。

 

alohagirl代表の塩谷あずさプロ
alohagirl代表の塩谷あずさプロ

 

そして塩谷プロがMCを担当して会場やヒートの選手たちを盛り上げるのだが、その熱いMCに波も反応するように、うねりも少し入り出し、潮の引きから上げへと動く時間に波が割れ出した。

 

かわいいハワイアンダンサーたちが踊りを披露
かわいいハワイアンダンサーたちが踊りを披露

 

そして、参加者の女性たちを応援するかのように小雨の降る寒い曇り空から一転、一気に暑い夏のような日射しが降り注いで来た。集ったみんなの熱意が通じたと思えてならなかった。サーフィンの大会は雨でも危険がない限りは決行するが、女性サーファーの大会の「alohagirl cup 」は晴れが似合う。

 

女性向けブースの出展も
女性向けブースの出展も

 

会場には今年も女性サーファー向けのブースが並び、舞台では可愛い子供たちのフラダンス、その横ではライブペイントも行われ、大会に花を添えて素敵な時間が流れた。
ボディボード、ショートボード、ロングボードの各種目でママさんクラス、ビギナークラス、 オープンクラス、スペシャルクラスの4つのクラスのヒートが行われ、無事に各種目の各クラスのファイナルまで波はもち、むしろどんどん波が良くなり、ファイナルにふさわしい舞台が整った。

白熱したヒートを終えたショートスペシャルクラスのファイナリスト
白熱したヒートを終えたショートスペシャルクラスのファイナリスト
ショートスペシャルクラス優勝の清永亜希子さん
ショートスペシャルクラス優勝の清永亜希子さん

 

ショートボードスペシャルクラスは、NSAの各大会で活躍する清永亜紀子さんが形のよい波をとらえてインサイドまでアクションをいれながら乗りつなぎ、見事優勝。白熱した各ファイナルが終了し、表彰式で結果を待つ頃にはだいぶ日も落ちて来た。

 

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選手たちは記念Tシャツに着替えて表彰式の舞台前に集合。表彰式後に毎年お楽しみの全員参加のジャンケン大会も待っているので、各種目各クラスのファイナリストが順番にステージに上がり次々と結果発表が行われた。プレゼンターのプロによるハンズアップの優勝者発表は毎回ドキドキで、みんなの歓声が上がる瞬間だ。

 

alohagirl cupのために作られた“波乗りにゃんこぱん”が入賞者に
alohagirl cupのために作られた“波乗りにゃんこぱん”が入賞者に
ハンドメイドの木彫りのメダルが入賞者に贈られた
ハンドメイドの木彫りのメダルが入賞者に贈られた

 

ドキドキの順位発表が終わると、ファイナリストには順位メダルと“波乗りにゃんこぱん”、豪華賞品が各プロから贈呈され、みんな笑顔で記念撮影を。すべての表彰が終わった後は夕暮れに染まる海を背に全員でジャンケン大会がスタート。

 

スタッフも含めて参加者全員でお楽しみのジャンケン大会
スタッフも含めて参加者全員でお楽しみのジャンケン大会

 

旅行券、自転車のほかスポンサーから今年は更に豪華な景品がたくさん並び、選手、応援団、スタッフみんなが一緒になって盛り上がった。ちょうど日が沈む頃にすべてが終了、また来年会おうと挨拶をしながら、各自が家路についた。今年もまた辻堂で多くの笑顔に出会い、素敵な思い出が刻まれた「alohagirl cup 2018」。来年もさらに楽しみだ。

 

【オフィシャルサイト】
alohagirl
 http://alohagirl.azusa-shiotani.com/

撮影、リポート:Sirena Magazine 米地 有理子 
http://digital.sirena-magazine.com

 

【大会結果】

mama-bbママ&大人の女性クラス ボディーボード
1位 我孫子 牧美 
2位 石田 智美 
3位 大澤 瑞穂
 4位 日平 めぐみ

mama-longママ&大人の女性クラス ロングボード
1位   重久 絵奈
 2位 荒川 光子 
3位 麻 裕子
 4位 板倉 輝美

mama-shortママ&大人の女性クラス ショートボード 
1位 馬場 愛 
2位 山下 めぐみ
 3位 岡田 美幸 
4位 川田 千代子

bg-bbビギナークラス  ボディボード
1位 小西 晃代
 2位 最首 裕子

bg-longビギナークラス  ロングボード
1位 吉崎 明香 
2位 吉田 尚香
 3位 小山 麻容子 
4位 岡野 三晴

bg-shortビギナークラス  ショートボード
1位 池田 真央
 2位 金 道子
 3位 遠藤 麻紗 
4位 藤本 彩

op-bbオープンクラス ボディボード
1位 鵜澤 百亜菜 
2位 西澤 琴野
 3位 宮崎 佳織

op-longオープンクラス ロングボード
1位 成川 明子 
2位 中村 純子 
3位 菅原 渚 
4位 大橋 千明

op-shortオープンクラス ショートボード
1位 登坂 祐妃 
2位 由元 カイナ 
3位 池田 美来
 4位 井関 花佳

sp-bbスペシャルクラス ボディボード
1位 下地 ケイト 
2位 今井 かおり
 3位 佐藤 幸枝

sp-longスペシャルクラス ロングボード
1位 河合 妃富美 
2位 叶多 和子 
3位 小林 理砂 
4位 斉藤 エリー

sp-shortスペシャルクラス ショートボード
1位 清永 亜希子 
2位 小沢 美良乃
 3位 菅谷 帆那 
4位 中泉 亜紀