ホームタウン・ヒーローのコートニー・コンローグと五十嵐カノアがVANS USオープンで優勝

優勝したコートニー・コンローグ(USA)とカノア五十嵐(JPN)© WSL / Morris

ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア/USA(2018年8月5日日曜日)-ホームタウン・ヒーローのコートニー・コンローグ(USA)とカノア五十嵐(JPN)が「2018 VANS USオープン・オブ・サーフィン presented by Swatch」で優勝して素晴らしいエンディングとなった。

 

現在のジープ・ランキングのリーダー・ステファニー・ギルモア(AUS)をファイナルで破ったコートニー・コンローグ(USA)にとって、USオープン・タイトル獲得は夢であった。また今シーズン、足の怪我で前半を棒に振ったコンローグにとって勝利は格別なものとなった。

 

 

優勝は怪我からの復活の狼煙を上げたコートニー・コンローグ (USA) © WSL / Rowland
優勝は怪我からの復活の狼煙を上げたコートニー・コンローグ (USA) © WSL / Rowland

 

「怪我から復活することは簡単ではなかったです。でも全てを克服し、いま表彰台の上に立っている。信じられない気分です。」と、コンローグは言った。

 

「多くの素晴らしい人たちにサポートしてもらいました。全てに感謝して、サーフィンを愛しています。清々しい気分です。でも、このような最高のファイナルをステフ(ギルモア)と共有できたことが、本当に素晴らしかった。彼女のサーフィンに畏れを感じていました。自分のホームのギャラリーの前でパフォーマンスするのが大好きです。家族や友達のサポートに勝るものはありません。最高な1週間でした。」

 

コンローグの勝利の後、同じホームタウン・ヒーローである五十嵐カノアは、観客からの声援を力に変えて、グリフィン・コラピント(USA)とのファイナル対決に挑んだ。

 

ラストウェイブで大逆転を決めたカノア© WSL / Morris
ラストウェイブで大逆転を決めたカノア© WSL / Morris

 

今回の五十嵐のUSオープン2連覇は、ハンティントンビーチで最も尊敬されたサーファーであるブレット・シンプソン(USA)が2008年と2009年に連続優勝して以来の快挙である。

 

 

 

「去年は自分を支えてくれるファミリーと友達のために、このイベントで勝ちたかった。でも今年はハンティントンビーチでサポートしてくれる皆さんのために優勝したくて、燃えていたんです。」と、五十嵐は言った。

 

ビッグエアを決めて大喜びのカノア © WSL / Morris
ビッグエアを決めて大喜びのカノア © WSL / Morris

 

あの最後のライディングは、ほとんど覚えていないんですが、何かが自分に降りて来たようで、その波で何をしようとしても、成功したんだと思っています。あの波にテイクオフすると直ぐにスコアを手に入れた感じがありました。それは、僕がこれまでに感じたものの中でのベスト・フィーリングでした。試合の中で僕は常にファイナルについて考えていました。

 

 

親友でもあるコラピントとカノア © WSL / Morris
親友でもあるコラピントとカノア © WSL / Morris

 

今回、僕はコンテストを通して自分自身のペースを考えて、あの最後のヒートにすべてを出したんです。本当にハードなファイナルでしたが、僕は ハンティントンが自分に波を与えてくれると信じていたんです。」

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2764/vans-us-open-of-surfing

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wct/2765/vans-us-open-of-surfing

http://www.vansusopenofsurfing.com/2018-surf

 

VANS USオープン・ウイメンズのCTファイナル結果:
優勝:コートニー・コンローグ(USA)13.83  10,000ポイント
2位:ステファニー・ギルモア(AUS)11.86 8,000ポイント

 

VANS USオープン・ウイメンズのCTセミファイナル結果:
SF 1:ステファニー・ギルモア(AUS)11.77 def.カリッサ・ムーア(HAW)11.36
SF 2:コートニー・コンローグ(USA)15.27 def.キャロライン・マークス(USA)11.26

 

VANS USオープン・ウイメンズCTクォーターファイナル結果:
QF 1:ステファニー・ギルモア(AUS)13.83 def.ジョアン・ディフェイ(FRA)13.33
QF 2:カリッサ・ムーア(HAW)12.70 def.ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)10.93
QF 3:キャロライン・マークス(USA)14.60 def.サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.60
QF 4:コートニー・コンローグ(USA)12.97 def.レイキー・ピーターソン(USA)12.64

 

2018ウイメンズWSL CTジープ・リーダーボード(VANS USオープン後)
1-ステファニー・ギルモア(AUS)53,375pt
2-レイキー・ピーターソン(USA)48,175pt
3-タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)38,330pt
4-ジョアン・ディフェイ(FRA)31,795
5-カリッサ・ムーア(HAW)31,235

 

VANS USオープン・メンズQSファイナル結果:
優勝:カノア五十嵐(JPN)15.77  10,000ポイント
2位:グリフィン・コラピント(USA)15.00  8,000ポイント

 

VANS USオープン・メンズQSセミファイナル結果:
SF 1:グリフィン・コラピント(USA)15.56 def.ジョーガン・クズネット(FRA)14.67
SF 2:カノア五十嵐(JPN)13.83 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)13.67

 

VANS USオープン・メンズQSクォーターファイナル結果:
QF 1:グリフィン・コラピント(USA)15.27 def.コロへ・アンディーノ(USA)12.23
QF 2:ジョーガン・クズネット(FRA)11.80 def.ディオン・アトキンソン(AUS)11.43
QF 3:ジャドソン・アンドレ(BRA)対イタロ・フェレイラ(BRA)(不戦勝)
QF 4:カノア五十嵐(JPN)14.87 def.。セス・モニーツ(HAW)11.10

 

2018のメンズQSシリーズ(VANS USオープン後)
1-セス・モニーツ(HAW)17,550pt
2-ピーターソン・クリサント(BRA)17,420pt
3-五十嵐カノア(JPN)17,150
4-グリフィン・コラピント(USA)14,950
5-ジャドソン・アンドレ(BRA)14,110pt