ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア/USA(2018年8月1日水曜日)ここ数年では最も厳しいスモールコンディションが続いている2018 VANS USオープン・オブ・サーフィン presented by Swatch 。本日はウイメンズのプロ・ジュニアがスタートし、ラウンド1、QF、 SFが行われ4名のファイナリストが決定。
またメンズ・クオリファイング・シリーズ(QS)はラウンド2の残りのヒート17から24までが行われ、これで男女ジュニアが4名、男子QSは48名まで絞られた。
本日は2018CTルーキーのマイケル・ロドリゲス(BRA)、マット・バンティング(AUS)、パトリック・グダスカス(USA)、アレホ・ムニーツ(BRA)などが1位でラウンドアップする中で二度のUSオープン勝者であるブレット・シンプソン(USA)がここで姿を消した。
注目のディフェンディング・イベント・チャンピオンで、このハンティントンビーチで育った五十嵐カノア(JPN)は、再びサウスサイド・ラインナップで支配的な15.64というヒート・トータルをスコア。圧倒的な強さを見せつけた。
カノアの対戦相手は、元CTサーファーのナット・ヤング、アリツ・アランブル、ティモティー・ビッソ。カノアは得意のバックハンドのクイック・マニューバーで対戦相手をコンビネーション・シチュエーションに追い込んで圧勝した。
今年CT3年目のカノアは好調なシーズンを過ごし、前回のJベイでは3位入賞。ヨーロッパで行われたQS 3,000では優勝と現在CTランク17位に付け、USオープン2連覇も夢ではない状況だ。
「このコンテストは僕にとって、とても特別なものです。自分の家の目の前で行われるイベントで、みんなが応援してくれて、今年もUSオープンが始まったって感じてます。」と、五十嵐は言った。
「ヒートの前は、ちょっといつもとは違うヒートだなって思っていたんですが、波打ち際まで行ったら、やっぱり、いつものイベントだなって思いました。初日はチェックマークをゲットできたので、この調子でファイナルデイをメイクしたいですね。」
ラウンド3でカノアはヒート11でアレホ・ムニーツ、ベンジ・ブランド、デイヴィ・キャスルズと対戦。また小林桂はヒート1でキアヌ・アシン、ヤゴ・ドラ、エイドリアーノ・デ・スーザと対戦する。
また、女子のプロジュニアに日本から唯一参戦した松田詩野は、ラウンド1を1位でラウンドアップ。そしてクオーターファイナルで、キラ・ピンカートン、ベサニー・ゼラスコ、ケイラ・カシーノという強豪と対戦した。
ヒートはタフなコンディションの中で、ケイラ・カシーノがスコアリング・ウェイブを探し出して、4.67、5.67のベスト2を揃えてリード。
松田はバックハンドで3.17をスコアしてヒートスコア6.00で2位に付ける。しかしヒート終盤にピンカートンが7.00、ゼラスコが4.47を少して逆転。松田は4位を強いられる。ニード7.16と追い込まれた松田は残り5分を切って2発のバックハンドターンで5.03をスコアして3位に浮上。しかしそこでタイムアップ。松田詩野は惜しくもここで敗退となった。
VANS USオープン・ウイメンズ・プロ・ジュニア・ファイナル組合せ:
サマー・マセード(HAW)、サマンサ・シブリー(USA)、
ゾーイ・マクドゥーガル(HAW)、ケイラ・カシーノ(USA)
世界と戦う彼等の活躍を期待しエールを送りたい。頑張れ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2764/vans-us-open-of-surfing
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wct/2765/vans-us-open-of-surfing
http://www.vansusopenofsurfing.com/2018-surf