バリ島、インドネシア、2018年7月19日木曜日:インドネシアで最も歴史があり、名声あるサーフ・コンテストと言われる、バリ島のパダン・パダンで開催される究極のチューブライド・コンテスト「リップカール・カップ・パダン・パダン」が終了。
ウエスタン・オーストラリアのジャック・ロビンソン(AUS)がファイナルでパーフェクト10と9.90という素晴らしいスコアをたたき出して優勝した。昨年はコンディションが整わず、開催に至らなかった「リップカール・カップ・パダン・パダン」。
今年はその借りを返すかのように7月15日日曜日にパダンが覚醒。6-8フィートのバレル・コンディションでラウンド1&2を終了。ベスト8が決定して、今年最大のスウェルが予想された19日木曜日を待つことを選び、期待されたスウェルが到着してセミファイナルからコンテストは再開した。
20才のバレル・マエストロであるジャック・ロビンソンは、15才の時からリップ・カール・カップに招待されてきたが、2018年までファイナル・デイに辿り着けなかった。しかし今年は3つの9ポイント・ライドとパーフェクトな10を記録。19.90というロビンソンのファイナルでのヒートスコアは、イベント・ハイエストとなり、他の選手をコンビネーション・シチュエーションに追い込んでの、ヤング・キャリアで最も感動的な勝利となった。
「このスウェルを待つ価値があった」と、ヤング・ウェスタン・オーストラリアンのロビンソンは言った。「これは今年の最高のコンテストの一つであり、間違いなく自分のトップ3の1つに入るものです。QSやCTではないかもしれませんが、最高の波の中でベスト・サーファーと戦った試合でした」
今回のロビンソンが見せたダブルバレルは、2009年にジェイミー・オブライエンがリップ・カール・カップで優勝した時のことを思い出すようなライディングであった。
「これは2009年にジェイミ・オブライエンが優勝したとき以来、パダンで見た最高の波だった」と、リップ・カール・カップ・シーズンの間にバリへ常に足を運んできたロビンソンは言った。「それを見たときは子供だったんですが、その日からあの波に乗って優勝したいとずっと思っていました。ジェイミーは僕に大きな影響を与えたんです。
今回ファイナルを戦ったサーファーは友達なんです。バリと自分の住んでいる西オーストラリアは3時間。同じ海でサーフィンしているようなものです。僕は子供の頃からパダンでサーフィンしてきました。このようなパダンで彼らとサーフィン出来て最高です。これ以上はないですね。」
神童と呼ばれてきたジャックも既に20歳。素晴らしいパフォーマンス・ポテンシャルを持っているサーファーであることは間違いないが、様々なコンディションで行われるQSイベントで一貫した結果を残せず、CTクオリファイへの道を歩き続けている。ただ今年はチリで行われた1500で優勝するなど、今までにない気迫を感じさせるジャック。ランキングも56位と後半戦の踏ん張りに期待したい。
https://www.ripcurl.asia/en/events/international/rip-curl-cup-padang-padang/home.html
ファイナル
優勝:ジャック・ロビンソン(AUS)19.90
2位:アグス“Blacky”セティアワン( IND)17.15
3位:マデ・アディ・プトラ( IND)15.75
4位:メガ・セマディ( IND)11.00
セミファイナル1
1位:アグス“Blacky”セティアワン( IND)19.85
2位:マデ・アディ・プトラ( IND)19.05
3位:ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)18.15
4位:ブルーノ・サントス(BRA)13.10
セミファイナル2
1位:ジャック・ロビンソン(AUS)18.60
2位:メガ・セマディ( IND)17.85
3位:ジョシュ・カー(AUS)15.40
4位:ガル・ウィディアルタ( IND)14.65