五十嵐カノアがコロナ・オープンJ-ベイでイベント最高得点で準々決勝進出。男子ベスト8決定

カノア五十嵐(JPN)は、イベントのハイエスト・ヒート・トータル18.04をマークし、QF進出。PHOTO: © WSL / Cestari

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2018年7月4日水曜日)-メンズ・コロナ・オープンJ-ベイは今日、ラウンド3と4を完了。世界屈指のロングライトハンダーであるスーパー チューブスの4~6フィートという素晴らしいコンディションでベスト8が決定した。

コナー・コフィン PHOTO: © WSL / Cestari
コナー・コフィン PHOTO: © WSL / Cestari

 

ラウンド4のオープニングは、ジョーディ・スミス(ZAF)、コナー・コフィン(USA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)というオールスター・ヒートとなり、クォーターファイナル進出をかけた激しいシーソーバトルとなった。3人のサーファーは、すべてのセットでパワフルなターンを爆発させ高速バレルをメイクした。

 

ジョーディ・スミス(ZAF)PHOTO: © WSL / Cestari
ジョーディ・スミス(ZAF)PHOTO: © WSL / Cestari

 

ヒート前半をリードしたのはパーキンソン。しかしスミスもキープ・ビジーで激しく攻め続け、3名がエクセレント・レンジのスコアを連発。最後の最後に勝利の女神が微笑んだのはコフィンだった。「こんな素晴らしいコンディションのJ-ベイで、このような最高のサーファー達と戦えたことを誇りに思います。」と、コフィンは言った。「僕は、常にJ-ベイとの素晴らしい関係を感じてきたんです。だからこの勢いをもう少し続けたいと思っています。」

 

ジョエル・パーキンソン PHOTO: © WSL / Cestari
ジョエル・パーキンソン PHOTO: © WSL / Cestari

 

Jベイで2度優勝しているパーキンソンは、チャンピオンシップ・ツアーからの引退を今週始めアナウンスした。その1999年に彼のキャリアをスタートさせた思い出深い場所での最後の試合は9位でフィニッシュとなった。「現代のJ-ベイ・サーファー達との最高に楽しいヒートだった。」と、パーキンソンが言った。

 

「それが敗退なのは分かっているものの勝ったような気分。ビーチにいるすべての家族にとても感謝しています。ここでのキャリアは、自分自身を誇りに思っています。最初から僕をここで支えたくれた、みんなに感謝したい。ありがとう」

 

オーウェン・ライト(AUS)は、ひどい風邪のために棄権。ラウンド3ヒート9でのライトの対戦相手であったセバスチャン・ジーツは不戦勝でラウンドアップした。

 

ラウンド3のヒート10で五十嵐カノアは、パワーハウスであるルーキーのウィリアン・カルドゾと対戦。コンビネーションで圧勝。 PHOTO: © WSL / Tostee
ラウンド3のヒート10で五十嵐カノアは、パワーハウスであるルーキーのウィリアン・カルドゾと対戦。コンビネーションで圧勝。 PHOTO: © WSL / Tostee
大好きなJベイで最高のパフォーマンスを見せて高得点を叩き出したカノアPHOTO: © WSL / Cestari
大好きなJベイで最高のパフォーマンスを見せて高得点を叩き出したカノアPHOTO: © WSL / Cestari

 

カノア五十嵐(JPN)は、ラウンド4で2014WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)とルーキーながら大躍進を続けるグリフィン・コラピント(USA)と対戦。日本を代表する五十嵐は、アグレッシブ・アプローチを爆発させパーフェクトに近い 9.67をスコア。ここまでのイベント・ハイエスト・ヒート・トータルとなる18.04を叩き出し、今シーズン初の準々決勝へラウンドアップを決めた。※詳細はこちら

 

クオーターファイナルではハワイのセバスチャン・ジーツと対戦するカノア。この勢いでCT初優勝を目指せ!がんばれ!カノア!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mct/2747/corona-open-j-bay-mens

 

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ガブリエル・メディーナ(BRA)はクォーターファイナル進出。
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去年のJベイで優勝したフィリーペ・トレード(BRA)。今年もそのパワーを炸裂させてイベント・タイトル防衛を目指す。
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現在ランキング1位のジュリアン・ウィルソン(AUS)は、13.66のコンバイン・スコアでQF進出。

 

メンズ・コロナ・オープンJ-ベイ・クォーターファイナル組合せ:
QF 1:コナー・コフィン(USA)対ウェイド・カーマイケル(AUS)
QF 2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ジョーディ・スミス(ZAF)
QF 3:フィリーペ・トレード(BRA)対ガブリエル・メディーナ(BRA)
QF 4:カノア五十嵐(JPN)対セバスチャン・ジーツ(HAW)

 

メンズ・コロナ・オープンJ-ベイ・ラウンド3(H5-12)結果:
ヒート5:ウェイド・カーマイケル(AUS)16.77 def.ジェレミー・フローレス(FRA)11.70
ヒート6:ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.80 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)12.23
ヒート7:フィリーペ・トレード(BRA)16.60 def.ヤゴ・ドラ(BRA)7.94
ヒート8:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.77 def.マイケル・ロドリゲス(BRA)10.84
ヒート9:セバスチャン・ジーツ(HAW)def.オーウェン・ライト(AUS)INJ(不戦勝)
ヒート10:カノア五十嵐(JPN)15.83 def.ウィリアン・カルドゾ(BRA)7.67
ヒート11:グリフィン・コラピント(USA)17.70 def.マイキー・ライト(AUS)11.67
ヒート12:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.63 def.コナー・オリアリー(AUS)14.20


メンズ・コロナ・オープンJ-ベイ:ラウンド4の結果
ヒート1:コナー・コフィン(USA)16.03、ジョーディ・スミス(ZAF)15.56、ジョエル・パーキンソン(AUS)14.20
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.66、ウェード・カーマイケル(AUS)13.00、フレデリコ・モライス(PRT)12.90
ヒート3:フィリーペ・トレード(BRA)17.23、セバスチャン・ジーツ(HAW)16.13、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.23
ヒート4:カノア五十嵐(JPN)18.04、ガブリエル・メディーナ(BRA)16.50、グリフィン・コラピント(USA)9.50