安室丈がR1をトップ通過。仲村拓久未はR2で惜しくも敗退。QS10000「バリート・プロ 」

高得点で1位通過を果たした安室丈PHOTO: © WSL / Cestari

 

現地時間2018年6月25日月曜日:南アフリカ東海岸のバリートで、  WSL男子QS最高グレードとなる10000イベント「バリート・プロ pres by Billabong」がスタート。本日はラウンド1からラウンド2のH8までが行われた。

 

Day 1 Highlights: The Ballito Pro Presented by Billabong 2018

南アフリカで50年続く世界最長のプロ・サーフィン・イベント
南アフリカで50年続く世界最長のプロ・サーフィン・イベント

 

 

オニー・アンワー PHOTO: © WSL / Cestari
オニー・アンワー PHOTO: © WSL / Cestari

 

インドネシアを代表するサーファーとして活動するオニー・アンワーは、大会初日のハイエスト・シングル・ライド・スコア8.83を含む、最高ヒートトータル16.76をラウンド2でたたき出した。

 

ライアン・カリナン(AUS)PHOTO: © WSL / Cestari
ライアン・カリナン(AUS)PHOTO: © WSL / Cestari

 

先月、日本で開催されたQS6000一宮千葉オープンで優勝して一気にランキングを上げたライアン・カリナン(AUS)。ルーキー・シーズン後にチャンピオンシップ・ツアーから落ちた彼は2019年にビッグリーグに復活を目指し現在QSランク4位という好ポジションをキープ。

 

・グリフィン・コラピント(USA)PHOTO: © WSL / Cestari
・グリフィン・コラピント(USA)PHOTO: © WSL / Cestari

 

ルーキーCTセンセーションのグリフィン・コラピント(USA)も今大会に出場しオープニング・ヒートを僅差ですり抜けた。3位のキロン・ジャボー(HAW)との差は僅か0.03ポイント。

 

高得点で1位通過を果たした安室丈PHOTO: © WSL / Cestari
高得点で1位通過を果たした安室丈PHOTO: © WSL / Cestari

 

今回のハイグレードの試合に、WJC2位の実績からシードを得た日本の安室丈。そんな安室が登場したラウンド1の最終ヒートH8はシーソーバトルとなった。

 

ヒート開始直後にパドルバトルでマイケル・ダンフィーからオープニングライドを奪った安室は4.50をスコア。さらにクローズアウト・セクションで際どいリエントリーを決める安室は5.67をスコアして2位で後半戦へ挑んだ。

 

エクセレント・レンジのスコアをマークした安室丈
エクセレント・レンジのスコアをマークした安室丈

 

バックハンドでシャープなリエントリーを見せるアンディ・クリエールは8.10のエクセレントをスコア。後半にダンフィーが6.50をスコアして2位に浮上。安室も3つの際どいターンのコンビネーションで6.50をスコアして逆転に成功。2位に浮上する。

 

しかし、常にトップの入れ替わる激しいシーソーバトルはそこでは終わらなかった。4位のダンフィーが一気にトップへ駆け上がり、再び3位に転落する安室。

 

だが攻めのサーフィンを続ける安室は残り時間10分を切って、再びセットの波で2つのビッグターンを決めて、エクセレント・レンジの7.33をスコア。一気にトップへ躍り出て、トップ通過でラウンドアップを決めた。

 

仲村拓久未 PHOTO: © WSL / Cestari
仲村拓久未 PHOTO: © WSL / Cestari

 

オートネーのキャンセル待ちだった仲村拓久未は、ラウンド1のH1から出場が決まり、このチャンスをモノにするためスタートから5.00をスコア。優先権を持ってじっくりと波を選び、得意のカーヴィングのコンビネーションで5.50をたたき出して2位で余裕のラウンドアップを果たした。

 

takumi

 

ラウンド1を勝ち上がった仲村拓久未は、トップシードが登場するラウンド2のH3にクレジット。ヒート前半はリズムが合わずにスコアを伸ばせなかったが、後半に入りベスト2をまとめ3位に浮上。最後はエアリバースをメイクするも逆転ならず惜しくも3位で敗退となった。

 

小林桂 PHOTO: © WSL / Cestari
小林桂 PHOTO: © WSL / Cestari

 

昨日のプロジュニアで優勝した、昨年のアジアチャンピオンでシードされた和井田理央、カリフォルニアから出場の小林桂はラウンド1で敗退となった。

 

明日男子の試合が再開されれば、ラウンド2のH16大原洋人、H21五十嵐カノア、H22安室丈、H23新井洋人が登場。女子QS1000が行われれば、松田詩野がラウンド1のH6に出場。頑張れ!日本!

 

ネクストコールは日本時間26日14時00分。

 

世界を目指して戦い続ける彼らにエールを送りたい。頑張れ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2742/ballito-pro-pres-by-billabong

http://theballitopro.com/