現地時間2018年6月24日日曜日 南アフリカのポート・エリザベスで開催されていたWSL−QSイベント「フォルクスワーゲンSAオープン・オブ・サーフィン pres. by Hurley 」が男女とも終了。ハワイのブリーサ・ヘネシーがファイナルで、エクアドルのドミニク・バロナをワンサイドゲームで下して優勝した。
「本当に挑戦的な年でした」と、ヘネシーはファイナルのあとに言った。「QSはハードです。ここで優勝できて最高に嬉しいです。ファイナルは久しぶりでドミニクと戦えた素晴らしいヒートでした。」
ファイナルでは、6本の波を捉えたヘネシー。早くから2つのグッド・レンジ(6.0 – 7.9)のスコアを記録。最終的にエクセレントの8.17を加えて勝負を決めた。今回の勝利でヘネシーはQSランキング10位にジャンプアップした。
前日に終了していた男子では、オーストラリアのジャクソン・ベイカーとなローカルのアディン・マセンキャンプがファイナルで対決。フル・タイドで波が割れないファイナルは両者とも10分間波に乗らずリスタート。
ライトハンダーを掴んだベイカーは、アウトサイドからショアブレイクまでパワー・ムーブを繰り出してエクセレント・レンジの8.00を記録。5.33でバックアップして今シーズン3度目の勝利を掴んだ。
「最高に嬉しいです。ここまでで最大の勝利だと感じています。次のQS10000が行われるバリートへ向けた大きな自信となりす。2年前に亡くなった母が、この勝利を誇りに感じてくれていたら嬉しいです。勝利の波は母が送ってくれたんだと思っています。」
日本人選手として唯一ラウンド2へ勝ち上がった松田詩野は、ラウンド2でパチャ・ライト、エラ・ウィリアムス、ジュスティーン・デュポンと対戦。ヒートはスローなスタートで各選手とも決め手となるスコアを見つけられず。ヒート中盤にデュポンが7.17をスコアしてトップを独走。
残り10分を切って松田は4位を強いられていたが、ニード4.54で優先権を使ってレフトのセットをキャッチ。クローズセクションでフォアハンドのリエントリーもメイクして5.67をスコア。逆転の成功して2位に浮上する。しかし、終了間際に4位だったライトがフォアハンドで4.63をスコアして逆転。松田は3位で惜しくもここで敗退となった。
松田詩野は、このあと続けてバリートで行われる女子QS1000「Ballito Pro pres by Billabong」にもエントリー。サーフィンの調子は良いようなので気持ちを切り替えて次の試合でも頑張って欲しい。ファーストコールは日本時間26日14時15分。
また男子では、6月25日-7月1日まで、 WSL男子QSの最高グレードとなる10000イベント「Ballito Pro pres by Billabong」が南アフリカのクワズール・ナタール州バリートで開催。多くのCTサーファーが参戦するハイレベルなコンテストとなる。
今年1月に行われたWJCで2位になってシード権を得た安室丈はラウンド1から出場で H8にクレジット、ラウンド2からは大原洋人がH16 、 五十嵐カノアがH21、新井洋人がH23にクレジットされている。男子のファーストコールは日本時間25日14時15分。
世界を目指して戦い続ける彼女たちにエールを送りたい。頑張れ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wjun/2736/volkswagen-sa-open-of-surfing
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wqs/2733/volkswagen-sa-open-of-surfing-pres-by-hurley
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2735/volkswagen-sa-open-of-surfing-pres-by-hurley